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AWS CLIのインストール、設定方法

2022/12/17に公開

AWSの構築をマネジメントコンソールからの構築ではなく、AWS CLI(AWS Command Line Interface)での構築ができるようにインストールと設定までの手順を説明していきます。

アジェンダ

1.AWS CLIとは
2.事前準備
3.インストール
4.設定方法
5.動作確認

AWS CLIとは

AWS CLI は、AWS をターミナルなどコマンドラインから操作できるツールです。
AWS マネジメントコンソールの操作はすべて AWS CLI から行うことができます。

AWS CLIを使用するメリット

AWS CLIを利用するメリットは、なんといっても繰り返せることだと思います。
100台のインスタンスをマネジメントコンソールから作成するとなると途方もなく感じますが、
AWS CLIを使用すれば、何度も繰り返す操作をスクリプトとしてまとめることができます。
スクリプトとしてまとめ自動化することで作業の効率化や、手作業による人的ミスを減らすことにつながります。

事前準備

AWS CLIの使用には、IAMユーザーが作成されていることと、AWSアクセスキーが必要です。
AWSのドキュメントに沿ってIAMユーザーと、アクセスキーを作成します。
作成したアクセスキーIDとシークレットアクセスキーは、テキストエディタなどにメモするか、
または、CSVファイルとしてダウンロードしておきましょう。
シークレットアクセスキーは、以後確認することはできないため、確実に記録してください。
(忘れてしまった場合は、作り直しが必要です)

インストール

AWS CLIのインストール手順からOSに合う方法でインストールします。
今回はMacOS用にインストールしていきます。

まず、curlコマンドを使用して、ファイルをダウンロードします。
-oオプションをつけることで、ダウンロードしたパッケージを書き込むファイル名を指定することができます。

$ curl "https://awscli.amazonaws.com/AWSCLIV2.pkg" -o "AWSCLIV2.pkg"
 % Total    % Received % Xferd  Average Speed   Time    Time     Time  Current
                                 Dload  Upload   Total   Spent    Left  Speed
100 28.6M  100 28.6M    0     0  38.7M      0 --:--:-- --:--:-- --:--:-- 39.8M

次に下記コマンドを実行し、ダウンロードした.pkgファイルをソースとして指定して、標準の macOSinstallerプログラムを実行します。

$ sudo installer -pkg ./AWSCLIV2.pkg -target /
Password:
installer: Package name is AWS Command Line Interface
installer: Upgrading at base path /
installer: The upgrade was successful.

Passward:の箇所はご自身のPCのパスワードを入力してください。
私の環境には既にインストール済みなので、少し見た目が異なるかもしれませんが、上記のように表示されればインストール完了です!
(初めてインストールした場合は、installer: The install was successful.と表示されます)

インストールを確認します。

$ which aws
/usr/local/bin/aws

$ aws --version
aws-cli/2.7.33 Python/3.9.11 Darwin/21.6.0 exe/x86_64 prompt/off

設定方法

インストールしただけではAWS CLIの使用はできません。
利用のためには先ほど作成したIAMユーザーのアクセスキーIDとシークレットアクセスキーの設定が必要です。

ターミナルに下記の通り入力していきます。

$ aws configure
AWS Access Key ID [None]: 作成済みのアクセスキーID
AWS Secret Access Key [None]: 作成済みのシークレットアクセスキー
Default region name [None]: ap-northeast-1
Default output format [None]: json

設定が完了すると ~/.aws/credentials と ~/.aws/config が作成されます。

~/.aws/credentials

aws_access_key_id=****************
aws_secret_access_key=*************************

~/.aws/config

region=ap-northeast-1
output=json

動作確認

最後に、aws configure list で全ての設定データを一覧表示できれば完了です!

aws configure list
      Name                    Value             Type    Location
      ----                    -----             ----    --------
   profile                <not set>             None    None
access_key     ******************* shared-credentials-file    
secret_key     ******************* shared-credentials-file    
    region           ap-northeast-1      config-file    ~/.aws/config

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