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ChatGPT × CodeXだけでローカル通知アプリを作ってみた

に公開

🧭 はじめに

今回、「ChatGPT × CodeX」だけでローカル通知アプリを完成させる というチャレンジをしてみました。

実際に使ったツールはこの2つだけです👇

  • ChatGPT(GPT-5):要件定義・設計・プロンプト作成・タスク分割を担当
  • CodeX:ChatGPTで生成した指示文をもとに実際のFlutterコードを自動生成・実装

この記事では、
「作業の流れ」・「感じたこと」
あたりを中心にまとめています。


🧩 プロジェクト概要

アプリ名:notifyapp
目的:設定した日時にメモをローカル通知でお知らせするだけのミニマルなアプリ

実装機能(v1.0)

  • 通知作成画面(日時+メッセージ)
  • 通知一覧画面(登録済み通知の一覧)
  • 通知の削除
  • ローカル通知の発火(iOS/Android両対応)
  • シンプルな白ベースUI(ダークモード対応)

使用技術

  • Flutter 3.x
  • flutter_local_notifications
  • drift(SQLite)
  • CodeX + ChatGPTでのAI駆動開発

⚙️ 作業の流れ

開発は以下のようなステップで進めました。

① 要件定義(ChatGPT)

まずChatGPTに「ローカル通知だけのシンプルなアプリを作りたい」と伝え、
以下のような出力を得ました。

  • 要件定義書(機能・UI・MVP範囲・非機能要件)

https://github.com/kmkm92/notifyapp/blob/develop/doc/要件定義書.md

  • 20個の開発タスク分割
  • CodeXに渡すためのタスクプロンプト一覧
  • 並列で進められるタスク順序表(conflict防止付き)

https://chatgpt.com/share/68fa4785-e278-800d-9c54-8dd934812f24

これが非常に便利で、いきなり手を動かす前に設計が自動で整うのを実感しました。


② コーディング(CodeX)

CodeXでは、ChatGPTが生成した指示文を「そのまま」ペーストするだけで、
FlutterのコードをAIが生成してくれます。

https://github.com/kmkm92/notifyapp/pulls?q=is%3Apr+is%3Aclosed

また、プロジェクト全体を分割して進めることで、
並列開発→マージ まで可能な構成をChatGPTが組んでくれたため、
スムーズに開発を進めることができた気がします。


③ デバッグと調整

実際に動かしてみると、
ちょいちょいエラーが発生することもありましたが
エラー文をコピペしてChatGPTに投げるorコードを読み修正箇所やあたりがついていれば
その部分の修正指示をCodeXに投げることで特に難なくエラー修正することが出来ました。

また、並行で実装タスクを進めていることからPR1の修正中にPR2をレビュー、デバック的なことができ、とても時間の無駄なく開発が進められた気がします。


④ 成果物

ある程度CodeXでの実装を進め、こんなアプリができました。

💭 CodeXを触ってみた感想

✅ 良かった点

  • AIペアプロ感が強い:思考→実装→確認のサイクルが速い
  • Flutterとの相性が良い:Widget単位での開発指示が通りやすい
    • 上記のように書きましたがよくよく考えるとFlutterでしか試したことがないので断言はできないかも。ワンチャンWeb開発の方が相性いい(デバック的な面で)
  • ChatGPTとの連携が自然:ChatGPTが書いた指示文がそのまま動く
  • 学習コストが低い:指示するだけ、エディタとかは一応ない(CLIとかだと別かも)
  • パソコンがなくても開発が進む:ChatGPTのモバイルアプリからもCodeXへの指示ができるため、出先でスマホで指示を投げ、家に帰り、PCでPR確認→動確・マージみたいなことが可能(モバイルgithubあればPR確認もPCいらないか?)

⚠️ 気になった点

  • conflictが起きた場合、CodeXに追加指示では解決できなかった
    • CodeXが作成したPRに自分で修正をPushするとその修正をCodeXが読んでくれない?(多分)
    • なのでPRをcloseして新しく指示しなおした
  • Importや依存パッケージのバージョンが古いことがあり、適宜最新版に修正する必要があった
  • Flutter(モバイルアプリ開発)特有のビルドエラー対応は人間の補助が必要
    • Web開発ならCodeXが内部でデバックとか行い完全にエラーが出ないタイミングでPRと出してくれるんだろうけどモバイルアプリ開発ではiOSやAndroidのシュミレーターでデバックする必要があり、CodeX自身で十分にデバックできないのではないかと思う(多分)

🚀 やってみて

今回の開発で見えたのは、
「ChatGPT × CodeX」である程度初学者でもそれなりのものが完成できる時代になったということ。

「ChatGPTが要件と設計、CodeXが実装」という分業構成は、
まさにAIエンジニアチームの原型だと感じました。


📝 まとめ

項目 感想
開発速度 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️(設計含めて数日でMVP完成)
学習コスト ⭐️⭐️⭐️⭐️(ChatGPTユーザーなら即使える)
実用性 ⭐️⭐️⭐️⭐️(小規模アプリは十分実用レベル)
今後の可能性 🚀(AIだけでのアプリ開発が現実的)

「AIと一緒に開発する」という感覚が、
もう未来ではなくの話になってきました。


🧠 おわりに

CodeXを使ってみて思ったのは、
「AIが開発を奪う」のではなく、「AIが開発を加速させる」 ということ。

これからは「コードを書く」よりも、
「AIに正しく伝える力(プロンプト設計力)」 が鍵になってくるのかなと思いました。

そして、この記事すらもAIにより執筆されているのかも、、しれませんね、、、

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