🧠 Lambda式・関数型インターフェース・メソッド参照まとめ

🧠 Lambda式・関数型インターフェース・メソッド参照まとめ

🔸 関数型インターフェース (Functional Interface)

✅ 定義

• 単一抽象メソッド (SAM, Single Abstract Method) のみを持つインターフェース。
• ラムダ式またはメソッド参照を格納するための型ベースの役割。

✅ 特徴

• 抽象メソッドは必ず1つだけ。
• default, static メソッドは追加で定義可能。
• @FunctionalInterface アノテーションの使用は任意。

@FunctionalInterface
interface Calculator {
    int operate(int a, int b);
}

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🔸 ラムダ式 (Lambda Expression)

✅ 定義

• 名前のない匿名関数を簡潔な文法で表現したもの。
• 関数型インターフェースの実装方法の一つ。

✅ 特徴

• 関数型インターフェースの抽象メソッドを実装。
• 匿名クラスより簡潔。
• 実行時に invokeDynamic を通して実体が生成される。

✅ 基本文法

(引数) -> { 実行文 }

✅ 使用例

Calculator add = (a, b) -> a + b;

✅ 文法バリエーション（表）

形式	文法	説明
引数1つ	x -> x + 1	括弧省略可
引数0個または2個以上	() -> System.out.println("hi")	括弧必須
実行文1個	x -> System.out.println(x)	中括弧省略可
式のみ（return不要）	x -> x * x	returnなしでOK
引数型明示	(int x, int y) -> x + y	明示可能（推論されることも）

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🔸 メソッド参照 (Method Reference)

✅ 定義

• 既存メソッドをラムダ式の代わりに簡潔に参照する構文。
• :: 演算子を使用。

✅ 使用条件

• ラムダ式が単一メソッド呼び出しである場合。
• 関数型インターフェースのメソッドシグニチャと参照先メソッドのシグニチャ（引数＋戻り値）が一致する必要がある。

✅ 使用例

Printer p1 = (msg) -> System.out.println(msg); // Lambda式
Printer p2 = System.out::println;              // メソッド参照

✅ 種類別一覧

種類	文法	内部変換	説明
① 静的メソッド参照	ClassName::staticMethod	x -> ClassName.staticMethod(x)	静的メソッドを直接参照
② 特定インスタンスのメソッド参照	instance::method	x -> instance.method(x)	生成済みインスタンスのメソッド
③ クラスのインスタンスメソッド参照	ClassName::method	(obj, arg1...) -> obj.method(arg1...)	呼び出し対象が第一引数になる
④ コンストラクタ参照	ClassName::new	() -> new ClassName()	コンストラクタを関数のように表現

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