Raspberry Pi Connectがリリースされたので試してみた
先日Raspberry Pi Connectというサービスがリリースされました。
これを使うことで、それまでRaspberry Piで使えてたVNCのように同一のネットワーク上じゃなくてもブラウザ上で簡単にリモートデスクトップに接続することができるそうです。
というわけで早速セットアップして動かしてみます。
動作環境
- Raspberry Pi OS Bookworm 64bit
- Raspberry Pi 4 Model B
Raspberry Pi IDの取得
まずは接続にあたって必要なRaspberry Pi IDを取得します。
以下のURLからRaspberry Pi IDのアカウントを取得します。
URLにアクセスするとアカウント作成画面が表示されるので、必要事項を記入します。
記入後、回答したメールアドレスに確認メールが送られるので、メール内のリンクをクリックして登録したメールアドレス、パスワードを入力してログインできたら、認証は完了です。ちなみにアイコンは Gravatar.com から取得されるようです。
Raspberry Pi Connectの設定
続けてRaspberry Pi Connectをインストールします。
インストールは以下のコマンドで行います。
sudo apt install rpi-connect
インストールが完了したら、再起動します。
sudo reboot
再起動後、メニューバーの右上にあるグレーの円形のアイコンをクリックして、「Sign In」をクリックします。
その後、ブラウザが開くので、先ほど取得したRaspberry Pi IDでログインします。
すでにログインしている場合は、以下の画面でログイン中のユーザーが表示されるので接続したいユーザーを選択します。
ユーザーを選択すると、接続したいデバイスのデバイス名を設定します。設定したら「Create device and sign in」をクリックします。
これでRaspberry Pi Connectの設定は完了です。
先ほどのグレーのアイコンが青とオレンジに変わったら接続設定が正常に完了しています。
ブラウザで接続
それでは、早速接続してみます。
接続したいPC、またはスマホのブラウザで https://connect.raspberrypi.com/devices にアクセス、ログインします。
その後、接続したいデバイスの「Connect」ボタンをクリックします。
別タブが開き、Raspberry Piのデスクトップが表示されれば接続成功です。
接続していると右上のアイコンが紫色に変わります。
ブラウザ上で開くので、以下のようにスマホからもRaspberry Piのデスクトップに接続できます。
まとめ
今回は新たにリリースされたRaspberry Pi Connectでリモートデスクトップ接続する方法を紹介しました。
セットアップが簡単でVNCを使わなくても簡単にリモートデスクトップ接続できるうえ、思ってたよりもカクつきが少ないので、手軽に遠隔操作するための選択肢として有効だと思いました!
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