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UbuntuでAndroid向けにコードをビルドするためのガイド
背景
この記事では、Ubuntu環境でAndroid向けにコードをビルドするために必要なツールのインストールと、ANDROID_NDK
環境変数の設定方法について説明します。使いたいANDROID APIやNDKのバージョンに応じて適宜数字を置き換えてください。以下では下記バージョンを使用しています。
- Java Development Kit (JDK) 17
- Android 13 (API level 33)
- NDK 26b
必要なツールのインストール
1. Java Development Kit (JDK)のインストール
AndroidのビルドにはJDKが必要です。以下のコマンドでインストールします。
sudo apt update
sudo apt install openjdk-17-jdk
2. Android SDKのインストール
Android SDKをインストールします。まず、Android Command Line Toolsをダウンロードして配置します。
mkdir -p ~/Android/Sdk/cmdline-tools
cd ~/Android/Sdk/cmdline-tools
wget https://dl.google.com/android/repository/commandlinetools-linux-11076708_latest.zip -O commandlinetools.zip
unzip commandlinetools.zip
mv cmdline-tools latest
3. SDKマネージャの設定と必要なパッケージのインストール
以下のコマンドを実行して、SDKマネージャを使って必要なパッケージをインストールします。
~/Android/Sdk/cmdline-tools/latest/bin/sdkmanager --sdk_root=~/Android/Sdk "platform-tools" "platforms;android-33" "build-tools;33.0.2"
ANDROID_NDK環境変数の設定
1. NDKのインストール
SDKマネージャを使ってNDKをインストールします。
~/Android/Sdk/cmdline-tools/latest/bin/sdkmanager --sdk_root=~/Android/Sdk "ndk;26.1.10909125"
2. 環境変数の設定
.bashrc または .zshrc ファイルに以下の環境変数設定を追加します。
export ANDROID_SDK_ROOT=~/Android/Sdk
export ANDROID_NDK_HOME=~/Android/Sdk/ndk/26.1.10909125
export PATH=$PATH:$ANDROID_SDK_ROOT/platform-tools
追加した後、ファイルを再読み込みします。
source ~/.bashrc # または source ~/.zshrc
まとめ
これで、UbuntuでAndroid向けにコードをビルドするための環境が整いました。必要なツールをインストールし、環境変数を設定することで、Androidプロジェクトをスムーズにビルドできるようになります。
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