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UbuntuでAndroid向けにコードをビルドするためのガイド

2024/07/30に公開

背景

この記事では、Ubuntu環境でAndroid向けにコードをビルドするために必要なツールのインストールと、ANDROID_NDK環境変数の設定方法について説明します。使いたいANDROID APIやNDKのバージョンに応じて適宜数字を置き換えてください。以下では下記バージョンを使用しています。

  • Java Development Kit (JDK) 17
  • Android 13 (API level 33)
  • NDK 26b

必要なツールのインストール

1. Java Development Kit (JDK)のインストール

AndroidのビルドにはJDKが必要です。以下のコマンドでインストールします。

sudo apt update
sudo apt install openjdk-17-jdk

2. Android SDKのインストール

Android SDKをインストールします。まず、Android Command Line Toolsをダウンロードして配置します。

mkdir -p ~/Android/Sdk/cmdline-tools
cd ~/Android/Sdk/cmdline-tools
wget https://dl.google.com/android/repository/commandlinetools-linux-11076708_latest.zip -O commandlinetools.zip
unzip commandlinetools.zip
mv cmdline-tools latest

3. SDKマネージャの設定と必要なパッケージのインストール

以下のコマンドを実行して、SDKマネージャを使って必要なパッケージをインストールします。

~/Android/Sdk/cmdline-tools/latest/bin/sdkmanager --sdk_root=~/Android/Sdk "platform-tools" "platforms;android-33" "build-tools;33.0.2"

ANDROID_NDK環境変数の設定

1. NDKのインストール

SDKマネージャを使ってNDKをインストールします。

~/Android/Sdk/cmdline-tools/latest/bin/sdkmanager --sdk_root=~/Android/Sdk "ndk;26.1.10909125"

2. 環境変数の設定

.bashrc または .zshrc ファイルに以下の環境変数設定を追加します。

export ANDROID_SDK_ROOT=~/Android/Sdk
export ANDROID_NDK_HOME=~/Android/Sdk/ndk/26.1.10909125
export PATH=$PATH:$ANDROID_SDK_ROOT/platform-tools

追加した後、ファイルを再読み込みします。

source ~/.bashrc  # または source ~/.zshrc

まとめ

これで、UbuntuでAndroid向けにコードをビルドするための環境が整いました。必要なツールをインストールし、環境変数を設定することで、Androidプロジェクトをスムーズにビルドできるようになります。

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