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スクラム開発で身についたスキル

2020/10/15に公開

以前、私はスクラム開発の現場にいました。
今はスクラムでない別の開発現場にいますが、スクラム開発の現場で身についたスキルが活きているなと感じる瞬間がありました。
そのため備忘録として残しておきます。

自主性

例えば、Git の運用ルールが明確に決まっていない、という問題点に気付いたとします。
ここで元々チームにいた人とかがまとめてくれるのを待つのではなく、自分からすぐにドキュメントに起こして、まず自分の認識しているルールをまとめます。
そして、ドキュメントを共有して誰でも編集できる状態にしておき、認識が違っていたら別途追記してもらうようにします。
スクラムでは誰かに依存するのではなく、各々が自律的に動くことを求められますので、それが自然と身についていることに気づきました。

CI/CD などの自動化

スクラム開発、もといアジャイル開発では 1 スプリントの中で要件定義からリリースまでを終える必要があります。
当然ながら時間がないので、自動化を進めていかないと到底終わりません。
そのため CI/CD 環境の構築、テストの自動化などについて関心が高まり、色々調べるようになりました。
もともと Jenkins といったツールの存在は知っていたものの重要性は理解できておらず、実際に導入それらのツールの重要性を理解できました。

レビュー力

チームメンバー間でレビューをし合うというのを毎日のように行っていました。
嫌でも数が積み重なるので、レビューのスピードや精度が上がりました。

ペアプロ・モブプロ、ペア設計・モブ設計

ペアプロ・モブプロというのも初めて知りました。
複数人で進めることにより、別の視点を得ることができ、色々と勉強になりました。
常にレビューしてもらいながら進めるので、不安なく進めることができました。
また、プログラミングだけでなく設計もMiroCacooなどを使って複数人で進めていました。

様々なツールの知見

効率化をするために、CI/CD などの自動化だけでなく様々なツールを試しました。
その中で使用したツールを挙げておきます。

振り返り

毎スプリントの振り返りには KPT、YWT、Fun/Done/Learn といった手法で振り返りを行っていました。
どれもスクラム開発を通して初めて知りました。
振り返りをすることで良かったことや悪かったことを明らかにし、次スプリントはどうしていくかの方向性を定めることができました。
振り返りの素晴らしさを実感し、今では実生活においても振り返りをするようになりました。

まとめ

スクラム開発は開発手法として素晴らしいです。
スクラムの進め方や様々な概念(PBL、SBL、ストーリーポイントなど)を知ることができるだけでなく、上述したようなスキルも得られます。
正直得られるスキルが多すぎて、もうスクラム開発しかやりたくなくなるレベルです。
ただし、きちんとスクラムのやり方に則っていることが前提の話なので注意してください。

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