【無料】増えすぎたChrome/EdgeのブックマークをGemini 2.5 Proで自動整理する【Windows初心者向け】
💡 はじめに:ブックマーク整理の悩みとAIによる解決策
ウェブサイトの閲覧や情報収集を日々行っていると、気づけばChromeやEdgeのブックマークが数百、数千件と増えてしまい、「いつか整理しよう」と思いながらも、その膨大な量に圧倒されて手つかずになっている…という経験はありませんか?
手動でのブックマーク整理は非常に時間がかかり、非効率的です。また、市販のブックマーク整理ツールの中には、機能が限定的だったり、高額な有料サービスだったりするものも少なくありません。しかし、ご安心ください。本記事では、Googleの強力なAIモデル「Gemini 2.5 Pro」と無料ツールを組み合わせることで、この面倒なブックマーク整理を半自動化し、誰でも簡単に再現できる効率的なワークフローを構築する手順を、初心者の方にも分かりやすく解説します。
この記事で学べること
- 大量のブックマークをAI(Gemini 2.5 Pro)で自動的にカテゴリ分類する具体的な方法
- AIに最適なデータを渡すための「正規表現」を使った前処理のノウハウ
-
Google AI Studio
を活用したプロンプトエンジニアリングの実践例 - 手作業を大幅に削減し、自分好みの整理されたブックマークを効率的に手に入れる方法
必要なツールと全体の流れ
本記事で紹介する手法は、すべて無料のツールで実践可能です。基本的な流れは、ブラウザからエクスポートしたブックマークのHTMLファイルをAIが処理しやすいように整形し、Gemini 2.5 Proに分類と再構築を依頼するというものです。
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ブラウザ拡張機能:
Bookmarks clean up
(重複リンクやリンク切れの削除に利用) -
テキストエディタ:
サクラエディタ
または正規表現に対応した任意のテキストエディタ -
AIモデル:
Gemini 2.5 Pro
(Google AI Studio経由で利用)
それでは、早速ブックマーク整理の旅に出発しましょう!
🛡️ Step 1: 作業前のバックアップは最重要!
ブックマークの整理作業を始める前に、必ず現在のブックマークのバックアップを取りましょう。これは、万が一のデータ消失や、意図しない変更が起こった場合に、元の状態に戻せるようにするための非常に重要なステップです。この一手間が、後々の安心に繋がります。
1-1. ローカルPCへのバックアップ(必須)
最も基本的なバックアップ方法です。ブラウザの機能を使って、現在のブックマークをHTMLファイルとしてPCに保存します。
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ブックマークマネージャを開く:
- Chromeの場合: キーボードで
Ctrl
+Shift
+O
を同時に押すか、ブラウザの右上にある3点メニュー(⋮)から「ブックマーク」→「ブックマークマネージャ」を選択します。 - Edgeの場合: キーボードで
Ctrl
+Shift
+O
を同時に押すか、ブラウザの右上にある3点メニュー(…)から「お気に入り」→「お気に入りマネージャーを開く」を選択します。
- Chromeの場合: キーボードで
-
ブックマークをエクスポートする:
ブックマークマネージャの画面右上に表示されている3点アイコン(⋮)をクリックし、メニューから「ブックマークをエクスポート」(Edgeの場合は「お気に入りをエクスポート」)を選択します。 -
ファイルを保存する:
任意の場所に、分かりやすいファイル名(例:bookmarks_backup_20250727.html
など、日付を含めると良いでしょう)でHTMLファイルを保存します。このファイルは、あなたの現在のブックマークの完全なコピーとなります。
1-2. クラウドサービスへのバックアップ(任意だが推奨)
ブラウザの同期機能を利用して、ブックマークをクラウドにバックアップすることも強く推奨します。これにより、PCが故障した場合でも、別のデバイスからブックマークを復元することが可能になります。
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ブラウザの同期設定を確認する:
- Chromeの場合: ブラウザの右上にあるプロフィールアイコンをクリックし、「同期はオンです」または「同期を有効にする」を選択します。設定画面で「同期する内容を管理」を選択し、「ブックマーク」の同期が有効になっていることを確認します。
- Edgeの場合: ブラウザの右上にあるプロフィールアイコンをクリックし、「プロファイル設定」→「同期」を選択します。「ブックマーク」の同期が有効になっていることを確認します。
これらのバックアップ手順を完了することで、安心して次のステップに進むことができます。
🧹 Step 2: 拡張機能によるノイズ除去(推奨)
AIに処理させるデータの品質は、最終的な出力の品質に直結します。これは「Garbage In, Garbage Out(ゴミを入れればゴミが出る)」というITの基本的な原則です。AIにブックマークを分類させる前に、まずは不要なブックマーク(重複やリンク切れなど)を機械的に削除し、データの「ノイズ」を取り除きましょう。これにより、AIの処理効率が上がり、より正確な分類結果が期待できます。
ここでは、Chrome/Edgeで利用できる無料の拡張機能「Bookmarks clean up」を使用します。
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「Bookmarks clean up」のインストール:
ChromeまたはEdgeのウェブストアから「Bookmarks clean up」をインストールします。以下のリンクから直接アクセスできます。 -
重複ブックマークの削除:
拡張機能をインストールしたら、ブラウザの拡張機能アイコン(パズルのピースのようなアイコン)をクリックし、「Bookmarks clean up」を選択して起動します。画面に表示されるメニューから「Find duplicated bookmarks
」を選択し、重複しているブックマークを検出・削除します。これにより、同じURLが複数登録されている無駄を省きます。 -
リンク切れの削除(強く推奨):
次に、「Check for 404 links
」を選択して、リンク切れ(アクセスできないURL)のブックマークを検出・削除します。これは非常に重要なステップです。リンク切れのブックマークは、AIが分類しようとしても意味がなく、無駄な処理を発生させるだけでなく、整理後のブックマークリストを開いた際にエラーになる原因にもなります。この機能は時間がかかる場合がありますが、必ず実行することをお勧めします。
これらのクリーンアップ作業を行うことで、AIに渡すデータがより洗練され、後の分類作業がスムーズに進みます。AIは魔法ではありません。良質なデータを与えることで、その真価を発揮します。
📤 Step 3: クリーンアップ後のHTMLを出力
Step 2で不要なブックマークを削除し、データがクリーンになったところで、この最新の状態のブックマークをAIへの入力ファイルとして再度HTML形式でエクスポートします。このファイルが、AIが分析・分類する対象となります。
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ブックマークマネージャを開く:
Step 1-1と同様に、ChromeまたはEdgeのブックマークマネージャを開きます。 -
ブックマークをエクスポートする:
画面右上の3点アイコン(⋮)をクリックし、メニューから「ブックマークをエクスポート」(Edgeの場合は「お気に入りをエクスポート」)を選択します。 -
新しいファイル名で保存する:
Step 1で保存したバックアップファイルとは異なる、分かりやすいファイル名(例:bookmarks_cleaned_20250727.html
など)でHTMLファイルを保存してください。これにより、元のバックアップファイルと混同することなく、クリーンアップ済みの最新データをAIに渡すことができます。
このHTMLファイルには、ウェブサイトのタイトル、URL、そしてブラウザが自動で付与するADD_DATE
やICON
といったメタデータが含まれています。次のステップでは、AIがより効率的に処理できるように、これらの不要なメタデータを取り除きます。
✂️ Step 4: データ整形(正規表現によるメタデータ削除)
ブラウザがエクスポートするブックマークのHTMLファイルには、ADD_DATE
(追加日時)や ICON
(ファビコンのパス)といったメタデータが含まれています。これらは人間が見る分には便利ですが、AIがブックマークを分類する際には不要な情報であり、むしろ「ノイズ」となってしまいます。また、これらのメタデータはAIの「トークン数」を無駄に消費し、処理コストを上げてしまう原因にもなります。
そこで、正規表現を使ってこれらの不要なメタデータを一括で削除し、AIが処理しやすいシンプルなテキストリンクの形式に整形します。ここでは、無料のテキストエディタ「サクラエディタ」を使用しますが、正規表現に対応していれば他のエディタ(例: Visual Studio Code, Sublime Textなど)でも同様の操作が可能です。
4-1. サクラエディタの準備
サクラエディタは、高機能な日本語対応テキストエディタで、正規表現による検索・置換機能が非常に強力です。インストール不要のポータブル版が提供されており、手軽に利用できます。
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サクラエディタのダウンロード:
以下の公式サイトから、最新版のポータブル版(Win32-Release-Exe.zip
など)をダウンロードします。 -
解凍と起動:
ダウンロードしたZIPファイルを解凍し、解凍されたフォルダ内のsakura.exe
をダブルクリックして起動します。
4-2. 正規表現によるメタデータの一括削除
サクラエディタを起動したら、Step 3で出力したクリーンアップ済みのHTMLファイルを開き、以下の手順でメタデータを削除します。
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HTMLファイルを開く:
サクラエディタのメニューから「ファイル」→「開く」を選択し、bookmarks_cleaned_20250727.html
(Step 3で保存したファイル)を開きます。 -
置換ダイアログを開く:
キーボードでCtrl
+R
を同時に押すか、メニューから「検索」→「置換」を選択して、置換ダイアログを開きます。 -
置換設定の入力:
置換ダイアログで、以下の設定を行います。-
置換前(検索文字列):
(ADD_DATE=")[^"]*(" ICON=")[^"]*(")
- 重要: この文字列の先頭には半角スペースが1つ入ります。コピー&ペーストする際はご注意ください。
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置換後: (空欄)
- 何も入力せず、空欄のままにします。これにより、マッチした文字列が削除されます。
- オプション: 「正規表現」にチェックを入れます。
図:サクラエディタの置換ダイアログ設定例(置換前) -
置換前(検索文字列):
-
「すべて置換」を実行:
設定が完了したら、「すべて置換」ボタンをクリックします。これにより、ファイル内のすべてのADD_DATE
とICON
のメタデータが削除され、シンプルなテキストリンクの形式になります。
図:メタデータ削除後のHTMLファイル(シンプルなテキストリンク形式) -
編集後のファイルを保存する:
このステップを終えることで、AIが処理しやすい、クリーンで効率的なブックマークデータが準備できました。次のステップでは、いよいよこのデータをGemini 2.5 Proに渡し、自動分類を行います。
🤖 Step 5: AI処理(Gemini 2.5 Proによる分類とHTML再生成)
データ整形が完了し、AIが処理しやすい状態になったブックマークリストを、いよいよGoogleの強力なAIモデル「Gemini 2.5 Pro」に渡します。このステップでは、Gemini 2.5 Proがブックマークの内容を分析し、適切なカテゴリに分類した上で、ChromeやEdgeにインポート可能なHTML形式で再生成します。
5-1. なぜGemini 2.5 Proなのか?その圧倒的な能力
数あるAIモデルの中で、なぜGemini 2.5 Proがブックマーク整理に最適なのでしょうか。その理由は、主に以下の2つの圧倒的な能力にあります。
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巨大なコンテキストウィンドウ (100万トークン):
Gemini 2.5 Proは、一度に処理できる情報量(コンテキストウィンドウ)が非常に大きく、最大100万トークンまで対応しています。これは、数千件から数万件にも及ぶブックマークリスト全体を、分割することなく一度にAIに読み込ませることができることを意味します。ブックマークを分割して処理する必要がないため、全体的な整合性が保たれ、より正確な分類が期待できます。 -
長大な出力能力 (6.5万トークン):
入力だけでなく、出力できる情報量も非常に大きいです。最大6.5万トークンもの長大なテキストを出力できるため、整理後の巨大なHTMLコード全体を、途切れることなく一気に出力させることが可能です。これにより、手動での結合作業が不要となり、作業効率が大幅に向上します。
これらの能力により、Gemini 2.5 Proは大量のブックマーク整理というタスクにおいて、他の多くのAIモデルを凌駕するパフォーマンスを発揮します。
5-2. なぜGoogle AI Studioで実行するのか?AIの挙動を厳密に制御
通常のWeb UI版のGemini(例: Google検索のGemini機能など)でもAIを利用できますが、ブックマーク整理のような厳密な指示が必要なタスクでは、Google AI Studio
の利用を強く推奨します。その理由は以下の通りです。
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パラメータ調整による制御:
Google AI Studio
では、AIの挙動を制御するための様々なパラメータ(例:Temperature
)を細かく調整できます。これにより、AIが「良かれと思って」指示を逸脱したり、リンクを勝手に統合・削除したりする(いわゆる「ハルシネーション」)リスクを低減し、より指示に忠実で再現性の高い出力を得ることができます。 - ファイル添付機能: 大量のテキストを直接プロンプトに貼り付けるのではなく、ファイルとして添付できるため、入力の手間が省け、トークン数の上限を気にすることなく大量のデータを扱えます。
5-3. Google AI Studioでの実行手順
それでは、実際にGoogle AI Studioを使ってブックマークを分類・再生成する手順を見ていきましょう。
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Google AI Studioにアクセス:
ウェブブラウザで以下のURLにアクセスします。 -
モデルの設定:
画面左側のサイドバー、または上部のドロップダウンメニューから、使用するモデルを「Gemini 2.5 Pro
」に設定します。もし表示されない場合は、Googleアカウントでログインしているか、またはGemini 2.5 Proが利用可能な地域にいるかを確認してください。 -
Temperature
パラメータの設定:
画面右側の設定パネル(通常は「Run settings」や「Parameters」といったセクション)で、「Temperature
」の値を「0.2
」に設定します。-
Temperature
は、AIの出力のランダム性(創造性)を制御するパラメータです。値を低くするほど、AIは指示に忠実で、より予測可能で安定した出力を生成します。ブックマーク整理のように「正確性」と「指示への忠実性」が求められるタスクでは、低い値に設定することが重要です。
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HTMLファイルの添付:
プロンプト入力欄の右側にあるファイルアイコン(クリップのようなアイコン)をクリックし、Step 4の最後に保存したHTMLファイル(例:bookmarks_cleaned_processed_20250727.html
)を添付します。 -
プロンプトの入力と実行:
以下のプロンプトをプロンプト入力欄にコピー&ペーストし、実行ボタン(紙飛行機のようなアイコン)をクリックします。
# 命令
あなたはプロのWebサイトキュレーターです。
添付したブックマークHTMLのリストを分析し、私のために整理してください。
# 実行ルール
1. **カテゴリ分類**: 全てのブックマークを、内容に基づいて10~15個の適切なカテゴリに分類してください。
2. **フォルダ名**: カテゴリ名は「📊 仕事・ビジネス」「📚 学習・教育」「🎮 趣味・エンタメ」「📰 ニュース・情報」「🔧 ツール・ソフト」など、日本のユーザーに適した分かりやすい名前にし、内容に合った絵文字を付けてください。
3. **階層**: フォルダの階層は1階層のみとし、深くしないでください。
4. **完全保持**: 元のブックマークは一つも削除・統合せず、すべてを分類してください。同じURLが複数ある場合も、すべて保持してください。これは最も重要なルールです。
5. **出力形式**: 最終的なアウトプットは、ChromeやEdgeにインポート可能な「Netscape Bookmark File Format」の完全なHTML形式で生成してください。ヘッダーからフッターまで、完全なファイルとして出力してください。
6. **日本語対応**: すべてのフォルダ名とコメントは日本語で記述してください。
AIが処理を開始し、数分から数十分(ブックマークの量によります)で、整理されたHTMLコードが出力されます。出力されたコードは、次のステップで検証し、ブラウザに反映させます。
✅ Step 6: AIの出力を検証し、ブラウザに反映
AIは非常に強力なツールですが、確率的なモデルであるため、常に完璧な出力を保証するものではありません。特に、指示の解釈や、稀に発生する「ハルシネーション」(事実に基づかない情報を生成すること)によって、意図しない結果が出力される可能性もゼロではありません。そのため、AIが生成した結果は必ず手動で検証し、最終的な品質を確認することが重要です。
6-1. AIの出力結果を検証する
Google AI Studioで生成されたHTMLコードを、テキストエディタ(サクラエディタなど)にコピー&ペーストして開き、以下の観点でレビューします。
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分類の妥当性:
いくつかのカテゴリフォルダをランダムにピックアップし、その中に含まれるブックマークが適切に分類されているかを確認します。もし、特定のブックマークが意図しないカテゴリに分類されている場合は、この段階で手動でテキストを切り貼りして修正するのが最も効率的です。AIが完璧でなくても、手動での微調整を加えることで、最終的な満足度を高めることができます。 -
データの完全性:
AIは稀に指示を無視してリンクを統合・削除してしまうことがあります(これがハルシネーションの一種です)。絶対に失いたくない重要なブックマークが、整理後のHTMLファイルにすべて含まれているか、Ctrl+F
(検索機能)を使って確認しましょう。特に、普段よく使うブックマークや、重要な情報源となるブックマークは念入りにチェックしてください。 -
HTML構文の確認:
ほとんどの場合、Gemini 2.5 Proは正しいHTML構文で出力しますが、念のため、<DL><p>
と</DL><p>
の対応が取れているかなど、基本的なHTMLのタグ構造が崩れていないかを軽く確認します。もし構文が大きく崩れている場合は、プロンプトの指示が不明確だったか、AIの出力に問題があった可能性があります。その場合は、プロンプトを修正して再度AIに処理を依頼することを検討してください。
これらの検証を行い、問題がなければ、このHTMLファイルを最終版として保存します。分かりやすいファイル名(例: bookmarks_final_sorted_20250727.html
)を付けて保存しましょう。
6-2. 整理済みブックマークをブラウザにインポートする
検証が完了し、最終版のHTMLファイルが準備できたら、いよいよ整理されたブックマークをChromeまたはEdgeに反映させます。既存のブックマークと混ざるのを防ぐため、一度現在のブックマークをすべて削除してからインポートすることをお勧めします。Step 1でバックアップを取っているので、安心してこの作業を進められます。
-
現在のブックマークを全削除する:
- Chromeの場合: ブックマークマネージャ (
Ctrl
+Shift
+O
) を開きます。左サイドバーの「ブックマークバー」(または「その他ブックマーク」など、整理したい対象のフォルダ)をクリックし、Ctrl+A
でそのフォルダ内のすべてのブックマークを選択します。その後、Delete
キーを押して削除します。 - Edgeの場合:
edge://favorites/
にアクセスします。左サイドバーの「お気に入りバー」(または「その他のお気に入り」など)をクリックし、Ctrl+A
で全選択後、Delete
キーで削除します。
- Chromeの場合: ブックマークマネージャ (
-
整理済みHTMLファイルをインポートする:
ブックマークマネージャ(またはお気に入りマネージャー)の画面右上にある3点アイコン(⋮)をクリックし、メニューから「ブックマークをインポート」(Edgeの場合は「お気に入りをインポート」)を選択します。 -
ファイルを選択してインポート完了:
先ほど保存した最終版のHTMLファイル(例:bookmarks_final_sorted_20250727.html
)を選択し、「開く」をクリックします。これで、整理されたブックマークがブラウザにインポートされます。 -
最終チェック:
ブラウザ上で、新しく整理されたブックマークの分類や、各リンクが正しく動作するかを最終的に確認します。サイトのアイコン(ファビコン)は、一度アクセスすると自動的に読み込まれるため、最初は表示されない場合がありますが、心配ありません。
🚀 おわりに:AIと人間の協調で情報整理を効率化
本記事では、AI(Gemini 2.5 Pro)を活用して、増えすぎたChrome/Edgeのブックマークを効率的に整理する具体的なワークフローを紹介しました。
この手法の最大のポイントは、時間のかかる面倒な分類作業を無料ツールと無料AIに任せ、人間は最終的なレビューと意思決定に集中するという点にあります。AIの強力な処理能力と、人間の判断力・微調整能力を組み合わせることで、手作業だけでは実現が難しかった情報整理の効率化が、誰にでも可能になります。
デジタル情報が溢れる現代において、情報をいかに効率的に管理し、必要な時に素早くアクセスできるかは、私たちの生産性に直結します。本記事で紹介したブックマーク整理術が、皆さんの情報整理の一助となり、より快適なデジタルライフを送るための一歩となれば幸いです。
ぜひ、このAIを活用した新しい情報整理術を試してみてください。あなたのデジタルワークフローが、よりスムーズで生産的なものになることを願っています。
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