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Storage Account(Blob)のNFS・SFTP利用の確認
はじめに
Storage Account(Blob)の設計を行っていた時に、操作方法がAzure CLI・Portal・Storage Explorerしかないと思っていたが、SFTPやNFSも利用できるということを知ったため試した。
勉強不足…
試してみた
リソースの作成手順は割愛する。階層型名前空間と呼ばれる、Data Lake Storageに付随する機能を有効化する必要がある。(別サービスが登場するので、ここでてっきりBlobではサポートされていないと思った理由。)
SFTP
- 接続用のSFTPユーザを作成する。
- 作成後は「接続文字列」に従ってSFTPログインをする。
WinSCPを使う場合は、接続文字列が以下のように変化する。
ホスト名 | ユーザ名 | パスワード |
---|---|---|
「接続文字列」の@以下 | 「接続文字列」の@手前 | 変化なし |
ホーム(ランディング)ディレクトリが指定できる。
例えば、コンテナ内のディレクトリをホームディレクトリとしたい場合には、<コンテナ名>/<ディレクトリ名>でSFTPログインユーザを作成できる。
参考手順
NFS
Linux で実施した。
- nfs-utilsのインストール
- マウント(試すだけなら-tは不要)
mount -t aznfs -o sec=sys,vers=3,nolock,proto=tcp <storage-account-name>.blob.core.windows.net:/<storage-account-name>/<container-name> /nfsdata
コンテナのACLに合わせて、マウント時の権限も反映されるようである。(コンテナ名→右の三点リーダーからACL設定が可能)
例えば全てのチェックを外した状態にすると、サーバでマウントしたときには、権限表示は「d---------」になる。
参考手順
サポートされている機能の差異
いわゆる通常のBlobとの機能差異はある。例えば、Blobのバージョン管理はサポートされていない。
他の人の試してみたドキュメント
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