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Azureで証明書を扱うときに気をつけること

2024/04/05に公開

はじめに

証明書を扱うときに気を付けることがあるためまとめる。

証明書の種類

  • App Service証明書
  • マネージド証明書
  • 無料証明書
    • 自己署名証明書(これはAzureの世界というよりは自作)
    • Let's Encrypt(無料だがちゃんとCAの認証を得た証明書)

マネージド証明書とは

  • 特定のサービスに閉じて利用できる無料の証明書である。
  • 利用上の制約が複数存在する。例えば、App Serviceの場合はエクスポートができない、ワイルドカードは利用できないといった制約。

Key Vaultへの証明書格納

  • KeyVaultの中の設定で自己署名証明書を作成できる。

Application Gatewayでの証明書の扱い

  • 自己署名証明書は利用できる。ただし、バックエンドプールがVMなど、自己署名証明書を利用できることが前提である。
  • そのため、後述のApp Serviceがバックエンドにある場合は利用できない。(≒Application Gatewayとしての仕様で利用不可ではない)
  • SSL終端を使い場合に、リスナーにアップロードする証明書リーフ証明書だけではNG
  • AppGW向けに自己署名証明を作成する手順は公式ドキュメントを参照

App Serviceでの証明書の扱い

  • 自己署名証明書は利用できない。Windowsが信頼対象としている認証局による署名が必要である。
  • マネージド証明書を利用する場合は、DNSサーバにてCNAME(<app-name>.azurewebsites.net)の変更が必要になる。
  • 証明書を独自に準備するときには要件に従う必要がある。
    • 例えば、pfxの形式・中間証明書およびルート証明書が含まれていること

API Managementでの証明書の扱い

  • API Managementでもカスタムドメインのマネージド証明書が利用できる
  • ただし執筆時点ではプレビュー機能である。

TIPS

  • 整理の中でApplication Gateway→App Serviceの連携についてタメになる記事があったので残しておく

https://jpaztech.github.io/blog/network/appgw-appservice-redirectissue/

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