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プレゼン資料レビューAI「Presen AI」を作った。

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はじめに

私はプレゼンが苦手です。散々スライド資料作成に時間をかけたあげく、論理構造が破綻していて、聞き手の目線も意識できていないスライドが出来上がります。スライド資料に自信が持てないため、いざプレゼンが始まると、頭が真っ白になり、早口になります。最悪です。

今回はこんな私のような悩みを抱える方に向けて、AIがプレゼンの目的に合わせたレビューチームを編成し、資料を徹底レビューしてくれる。そんなAIエージェントを作りました。

特徴

  1. マルチエージェント: 論理構成、聴衆の視点、質疑応答など、異なる専門性を持つAIエージェントが協調してレビューしてくれます。
  2. AIレビューチーム編成: ユーザーが入力したプレゼンの目的に合わせて、レビューするエージェントの性格を決定し、自動編成します。

構成

使い方

Step1. 資料と目的の入力

  • プレゼン資料をアップロード
  • プレゼンの「目的」と「どんな人たちを対象にプレゼンするか」を入力

Step2. AIレビューチーム編成

  • レビュー方針を自由にカスタマイズ
  • AIによる「おまかせ編成」も可能

Step3. レビュー結果の確認

  • スライド全体に対する総合評価を確認
  • スライドごとの指摘も確認
  • 想定問答も確認

紹介動画

https://youtu.be/-vrKzNgdZQ0

技術スタック

フロントエンド

  • Streamlit
    • 開発速度を重視

バックエンド

  • Agent Development Kit
    • Google製のAIエージェント開発フレームワーク

インフラ

  • Cloud Run
  • Vertex AI Gemini API(Gemini 2.5 Pro)
  • Cloud Storage

今後の展望

  • エージェントっぽいUI/UXを実現
    • 今回は開発期間が短かったため、フロントエンドはStramlitを使い、最低限の機能に留まっています。今後はフロントエンドをReactに移植し、よりリッチなUI、エージェントらいくなUXを目指したいと思います。
  • 外部から情報を自動で取得できる機能の搭載
    • 今回のAIレビューチーム編成機能では、性格の選択はできますが、前提知識は設定できません。今後は前提知識をユーザーが設定できるようにしたり、外部からAIが知識を取得し、設定できる機能を作りたいです。

まとめ

今回は開発期間が短く、エージェントの開発経験も少ないため、完成するか不安でした。
ですが、何とか完成に持っていくことができて、Agent Development Kitの使いやすさを体感できました。今後もAgent Development Kitを使って色々なAIエージェントを作って行きたいです。
この記事が、マルチエージェントシステムやADKに使う誰かのヒントになれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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