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AWS Summit 2024 参加レポート

2024/09/04に公開

KIYOラーニングの技術広報チームです。
2024年6月20、21日に行われた「AWS Summit Japan 2024」に現地参加してきました。
この記事では会場の様子や、参加にあたり事前に知っておくと良いことなどをまとめています。

まだ現地参加をしたことがない方に、この記事が参考になれば幸いです。

参加した理由

当社では外部の技術系イベントへの参加を奨励しており、業務としてイベントに参加することができます。
特にAWS Summitは毎年参加しており、今年も最新技術の動向を学ぶため現地参加しました。

AWS Summitとは

国内最大級の「AWSを学ぶ」ことをテーマにしたテックカンファレンス
AWSにおける最新のアップデート情報やベストプラクティスの共有、活用事例などの情報交換が行われます。

https://aws.amazon.com/jp/summits/japan/

会場の様子

会場は幕張メッセ展示ホールでの開催でした。
2日間にかけて、来場者は3万人を超えていたようです。

セッションエリア

事前に予約していたセッションを受講するエリアです。
2日間合わせて150を超えるセッションが実施されていました。

AWS Villageエリア

AWSのサービスを扱う90以上の展示と50以上のお客様事例展示が一堂に会した展示エリアです。
生成AIなど、テーマごとに4つのエリアに分かれていました。

Partner Solution Expoエリア

115社以上のAWSパートナーによる、最新サービスと顧客事例、展示ブースのデモンストレーションなど、さまざまなコンテンツを体感できるエリアです。

落書きスペース

来場者が自由に落書きできるコーナーです。
当社のサービスもしっかり書き記しました。

1日目 2日目

事前に知っておくと良いこと

先着で座布団&お弁当引換券がもらえます

セッションを聞く際の椅子が思っていたより硬かったので、快適に過ごすためにも座布団があったほうが良いと思います。当日9時頃に現地到着しましたが、無事に引き換えることができました。

入場証について

受付時にWeb上のQRコードを見せると、現地で印刷してもらえました。そのため、事前に入場証を印刷する必要はなさそうです(今年だけかもしれません)。
また、入場の際に本人確認として名刺が求められるため、準備しておくとスムーズかと思います。

認定者ラウンジについて

AWS認定資格保有者専用のラウンジです。特典が欲しい方は早めに行くことをおすすめしますが、午前中はかなり混雑していました。また、今年からラウンジ内での食事は禁止となっていました。

セッションについて

セッションに参加するには事前にWeb上で予約する必要があります。ただし、Web予約で満席になっているセッションでも、当日参加可能なものもありました。
後日、各セッションはオンデマンド配信され、登壇資料も公式サイトから閲覧可能です。

セッションの感想

現地で視聴したセッションの感想を一部共有します。
セッション概要は下記を引用しています。

https://aws.amazon.com/jp/summits/japan-2024/agenda/?aws-summit-japan-2024-cards.sort-by=item.additionalFields.sortOrder&aws-summit-japan-2024-cards.sort-order=asc&awsf.session-category=*all&awsf.use-case=*all&awsf.company-category=*all&awsf.industry=*all

「プロンプトエンジニアリング入門」

  • セッション概要

    このセッションでは、基盤モデルの基本とプロンプトエンジニアリングの主要な概念について学びます。
    また、プロンプトを設計するためのベストプラクティスと、ゼロショット、フィューショット、Chain of Thoughtプロンプティングなどのいくつかのプロンプティング手法について、例を通して学びます。

プロンプトエンジニアリングのガイドラインや、Claudeに特化したプロンプトの事例が紹介されていました。
特に、思考過程を出力するプロンプトなど「効果的なプロンプトを設計するためのベストプラクティス」に関する内容は勉強になりました。

「ElasticsearchRAGとAmazon Bedrock との連携がもたらす AI ソリューションとは?」

  • セッション概要

    企業内⽂書検索や顧客サポート効率化などを中⼼に、RAG(検索拡張⽣成)は機密情報を⽣成AIで使うための⼿段として⽋かすことはできません。
    ⼀⽅、⽣成AIを活⽤した各種取組みが実施される中、⼗分な効果を出すことなく事業や技術開発にアラインできずに終わってしまうケースが多く⾒られます。
    本講演では Amazon BedrockとElasticsearchのリファレンスアーキテクチャを⽤いて、
    ⼗分な効果を出せる⽣成 AI 活⽤⽅法を解説するほか、検索結果の重要性やRAGの検証を実⽤レベルにするための⽅法・事例などについてもお伝えしていきます。

Amazon Bedrockを活用してRAGを開発した事例が紹介されていました。
RAGの検証はLLMモデルの精度よりも検索結果を検証することや、継続的な検索精度の監視の重要性など、RAG開発を進めていく上での検証のつまづきや、問題点などの事例が勉強になりました。

「OpenSearch のベクトル機能による検索の改善」

  • セッション概要

    昨今の生成 AI の普及によりベクトル検索への注目が高まっています。
    ベクトル検索を活用することで、従来のテキストマッチングによる検索ではカバーしきれなかった、パーソナライズされたアイテム推薦や
    RAG (検索拡張生成)、問い合わせ内容の文脈を考慮したセマンティック検索などのユースケースに対応できるようになります。
    本セッションでは、OpenSearchのベクトル機能にフォーカスをあてて解説していきます。

ベクトル検索に関する基礎的な解説や、AWSのベクトルエンジンであるOpenSearchとLLMの連携によるRAGのデモが紹介されていました。
ベクトル検索が求められるようになった背景やメリットなど、全文検索と比較する形で解説されていてわかりやすかったです。改めてベクトル検索の理解を深めることができました。

おわりに

生成AIを中心に普段の開発に役立ちそうな内容を聞くことができたり、実際に試してみたいと思うサービスを知れたりと学びが多かったです。
また、現地に足を運んだことで来場者の多さや会場の熱気を感じ、多くの刺激をもらえました。
今後も、積極的にイベントに参加して、知識とスキルを磨いていきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
まだ現地参加をしたことがない方に、この記事が参考になれば幸いです。

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