テストのメールドメインはexamle.comのほかにもある(RFC 2606)
テスト時に使用するメールドメインについてexample.com
を使用していますが、メールドメインで制御しているコードを検証したい時にほかにも安全に使えるドメインがないかを調べたときのメモ。
すでに飽和している情報ですが自分のメモのために残します。
テストで使えるトップレベルドメイン
RFC 2606
RFC 2606で定義されているものは次の4つです。
- .test
- .example
- .invalid
- .localhost
使い分けについては、RFC 2606で提案されています。
IANA(ICANN)
ICANN(国際的な非営利法人)にて管理しているトップレベルドメインがあります。
- テスト
- 测试
- 測試
- испытание
- परीक्षा
- δοκιμή
- 테스트
- பரிட்சை
等々。ほかに3つありますが、アラビア語等の右横書き言語(RTL言語)でのマークダウンの書き方が分からなかったので、知りたい方はIANAのページを調べてください。
IANAとICANNについて
IANA(Internet Assigned Numbers Authority)が管理していたものを、ICANNが管理するようになりました。現在では、IANAという名称自体は、ICANNの機能名のひとつとなっています。
テストで使えるセカンドレベルレベルドメイン
RFC 2606
RFC 2606で定義されているものは次の3つです。
- example.com
- example.net
- example.org
どうしてもそれ以外が使いたい時
どうしてもそれ以外のメールドメインが使用したい場合、DNS Lookupで確認してください。応答がなければ、おそらくそのコマンドを実行している段階では存在しないDNSでしょう。
$ nslookup example.com
Server: XXX.XXX.XXX.XXX
Address: XXX.XXX.XXX.XXX#53
Non-authoritative answer:
Name: example.com
Address: 93.184.216.34
Name: example.com
Address: 2606:2800:220:1:248:1893:25c8:1946
$ nslookup example.com2
Server: XXX.XXX.XXX.XXX
Address: XXX.XXX.XXX.XXX#53
** server can't find example.com2: NXDOMAIN
備考
ドメインは右から解釈するので、トップレベルドメインさえ例示したものにすれば問題ないです。
aaa.bbb.example
等々。
終わりに
難しいことは考えずにexample.com
かexample.net
を使用すればよいです。ただ、co.jp
については国際的な予約済みドメインではないので、注意しましょう。
なお、例示可能なドメインとしてJPRSで定義しているので、example.co.jp
を使用しても問題はありません。
参考情報
- https://datatracker.ietf.org/doc/html/rfc2606
- https://datatracker.ietf.org/doc/html/rfc6761
- https://www.nic.ad.jp/ja/basics/terms/iana.html
- https://www.iana.org/
- https://jprs.jp/faq/use/#q3
備考
お読みいただきありがとうございます。
役に立った、と思われましたら、ブックマーク・シェア・フォローをしていただければうれしいです。
また、当記事は自分のブログからの転載です。
最新記事は自分のブログに載せていく予定ですのでよろしければ自分のブログもフォローしてください。
Discussion