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tmuxの使い方

2024/07/16に公開
tmux
tech

はじめに

自分の備忘録も兼ねて、tmuxの基本的なコマンドの使い方等をまとめています。

tmuxとは

  • 端末多重化ソフトウェア（Terminal Multiplexer）の略
  • 仮想端末がセッションで管理されているため接続端末と通信が切れても作業を復旧可能、ターミナルを終了してもセッションは維持される
    • 外部からssh接続して時間がかかる処理を回しても接続を維持する必要がない
  • セッション、ウィンドウ、ペインから成る
    • ひとつのターミナルは1つ以上のセッションから成る
    • ひとつのセッションは1つ以上のウィンドウから成る
    • ひとつのウィンドウは1つ以上のペインから成る

基本的なコマンド操作

tmuxではプレフィックスキーと特定のキーを順に押下する操作があります。プレフィックスキーはデフォルトで Ctrl+b です。以下ではプレフィックスキーを "PK" と書きます。

セッション操作

セッションを起動する

tmux

名前付きでセッションを起動する

tmux new -s <name>

セッションを一覧表示する

tmux ls
tmux list-sessions

または PK + s

一覧からそれぞれのセッションに移動できます。

セッションから離れる（Detach）

PK + d

特定のセッションに再接続する（Attach）

tmux a -t <name>

セッションを終了する

exit

特定のセッションを終了する

tmux kill-session -t <name>

ウィンドウ操作

ウィンドウを作成する（Create）

PK + c

次のウィンドウに移動する（Next）

PK + n

前のウィンドウに移動する（Previous）

PK + p

数字で指定したウィンドウに移動する

PK + 数字

ウィンドウを一覧表示する（Window）

PK + w

一覧からそれぞれのセッションやウィンドウに移動できます。

ウィンドウを終了する（確認メッセージあり）

PK + &

ウィンドウを終了する

exit

ペイン操作

ペインを左右に分割する

tmux splitw -h

または PK + %

ペインを上下に分割する

tmux splitw -v

または PK + "

ペインを上下左右に移動する

tmux selectp -U
tmux selectp -D
tmux selectp -L
tmux selectp -R

または PK + 矢印

selectp は select-pane でも可能です。

次のペインに移動する

PK + o

前のペインに移動する

PK + ;

時刻を表示する

PK + t

Esc や q で終了できます。

ペインを終了する（確認メッセージあり）

PK + x

ペインを終了する

exit

コピー&ペースト

viモードで使用するのが様々な場所で推奨されているため、その方法を記載しています。viモードの設定方法はカスタマイズの章で紹介しています。

  1. コピーモードに移る：PK + [
    • コピーモードを終了する：q
  2. コピーする先頭の位置にカーソルを移動する
  3. コピーを開始する：v
    • 選択の解除：Esc
  4. コピーする末尾の位置にカーソルを移動する
  5. コピーをしてコピーモードを終了する：Enter
  6. コピーしたものを貼り付ける：PK + ]

V で行選択も可能です。

カスタマイズ

~/.tmux.confファイルで設定のカスタマイズが可能です。以下に基本的な設定を示します。

.tmux.conf
# プレフィックスキーを Ctrl+b から Ctrl+aに変更する
set -g prefix C-a
unbind C-b

# マウス操作をオンにする
set-option -g mouse on

# コピーモードのキー操作をviのようにする
set-window-option -g mode-keys vi
bind -T copy-mode-vi v send-keys -X begin-selection
bind -T copy-mode-vi Enter send-keys -X copy-pipe-and-cancel
bind -T copy-mode-vi V send-keys -X select-line

参考

GitHubで編集を提案

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