スカシエンジニアをやめました
こんばんは。これはただのツイートです。
スカすのはやめて意欲的に技術を吸収しよう、コードを書こう、という自分への警鐘を鳴らしています。この気持ちを忘れないために記事として残します。
はじめに
私という人間は2種類います。
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スカさないエンジニア
- コード書くの大好き!
- 技術勉強するのめっちゃ楽しい!
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スカシエンジニア
- プログラミング好きとかいったらモテなさそう...
- コード書いてるばっかだったらコミュ力落ちそう...
その時々の感情によって左右されるのですが、基本的に後者であるときの方が多かったりします。
結論、後者はダサいです。エンジニアである以上、一生勉強してなんぼやし、コード書くのは楽しくて当然なので、そんな素晴らしいことに対してブレーキをかけるような危険思想を持つ「スカシエンジニア」は排除すべきです。
今回はそんなスカシエンジニアである自分を成仏させるために、スカし過程とスカさないようにしようと思った過程までを書き殴ります。
学生時代
私は昨年エンジニアとして新卒で入社し、仕事としてソフトウェアの開発に携わって飯を食うようになりました。小学生のころからなんとなくエンジニアになりたいなーとは思っていたけど、そのときからコードをバリバリ書くわけではなく小中高は運動部に所属して割と体を動かすタイプの学生でした。
大学は情報系の学部に所属し、授業で初めてプログラミングを学び、そのときにコードを書くのは楽しいなと思いました。そしてサークルにも入り、サークル活動で友達とはっちゃけたり飲み会に行ったりして学生生活を謳歌していました。
就活
大学3年生くらいになると周りの友達が就活を始めだしたので、自分もそろそろしないとなーと思って何社か短期のサマーインターンに応募しました。受かった会社のサマーインターンは、5日間でC#のWebアプリ開発の課題をこなしていくというものであり、まだコロナ明けすぐだった時期だったのでオンラインで参加しました。そこではメンターの方にサポートしてもらいつつ課題を解くのが楽しいと思い、やはりプログラミングは楽しいなと思いました。
そして秋冬くらいになると早い会社は早期選考が始まり、手当たり次第Webエンジニアの新卒採用を行っている会社に応募していきました。しかし現実はそんなに甘いものではなく、書類で落ちたり一次面接で落ちたりすることばかりでした。そうこうしているうちに大学4年の3月になり、本選考解禁の時期となりました。
友人との差異
大学で最も関わりがあったのはやはりサークルの友人でした。就活の時期もたまに飲みに行って進捗を共有しあったりしていました。5月くらいになるとチラホラ内定が出たという話を聞くことが多くありました。1社も内定をもらっていなかった私はもちろん焦り、このまま内定がでなかったらどうしようかなと考えるようになりました。
前提として、サークルの友人は文系で総合職志望の人が多く、エンジニア志望の私とは志望職種がまったく異なっていました。なので、エンジニアと総合職では当然就活の進め方や対策の仕方は異なっていて当然です。友人たちの内定の報告を真に受けた私は、6月頃の面接を最後に就活を一旦休止し、休学という選択を取りました。
休学と就活再開
休学した私はとりあえずエンジニアとして実務経験的なものを積もうと思い、企業の長期インターンに参加しようと思いました。参加するためにはアピールできるものが必要なので、自分で簡単なWebアプリケーションを作りました。運良く3ヶ月の長期インターンシップに参加させてもらい、バックエンドの開発業務に携わらせてもらいました。そのときのメンターの先輩社員がすごく丁寧に分からないことを教えてくれたり、シニアエンジニアが手厚い技術的なフィードバックをしてくれたりして、初めてチーム開発に携わった私としては非常に貴重な経験でした。このインターンを経て、やはりエンジニアとして働くのは楽しいんだなと思い、また就活を再開しました。
考えの甘い私は「インターン経験があれば内定もらえるだろう」という傲慢な思いを持ちながら選考に挑みました。選考は通過するようにはなったのですが、じゃあ結局何のために休学をしてまで就活をやり直したのか?って聞かれると何も答えられないのです。自分がしたいことを言語化できず、なんとなく知名度のある会社でエンジニアとして働きたい、というすごく浅はかな考えのまま休学時期を終えてしまったのです。
つまり、休学してたときから「スカシ」は始まっていたのです。周りの友達が総合職で大企業の内定を持っているということを真に受けて焦り、自分も大企業に受からないと恥ずかしい、だけど今のままじゃ厳しそうだから、内定式の9月くらいまでは選考をやっているところなんてザラにあるのに、そのときの精神状態にかまけて最後までやりきらなかったのですこの人間は。「敢えて休学して勉強する」みたいなのがかっこいいとでも思っていたんでしょうね。それは最後までやりきってそれでもダメだったら取るべき手段なのに、すぐそっちを選んじゃったのですね。
休学を決めてすぐくらいに同期や後輩を含めて何人かで飲みに行ったときにふと一人の後輩に聞かれたのですが、「なんでまだ時期があるのに休学したのですか?」と聞かれたときはドキッとしました。そのときも「まあ今年は無理なんだよ」的な感じでここでもスカしてました。休学して吹っ切れている感じでは振る舞っていましたが、どこかにずっと負い目は感じていたんでしょうね。
新卒入社
大学5年(休学明けてのもう1年)の夏にアプリ開発の会社の内定をもらいました。実はここでもスカシが。まだ選考途中の会社だったり複数社の企業と一斉に話せるみたいな貴重なイベントがあったにも関わらず、内定を貰ったからと以降の就活は辞退。エージェント経由だったので辞退は必須だったのですが、黙って続けとけばよかったのにと思ったこともありました。
そんなこんなで大学を卒業し、内定を貰った会社に入社。インターンのときに働いた会社の環境とはまるで異なっており、働いているエンジニアのスキルやモチベーション、開発環境は最悪でした。それを知れたのはインターンに参加したからだということもあり、それは本当に参加しておいてよかったなという感じです。ストレスを溜めながら1年働き、別の会社に転職しました。
スカさない転職
転職活動は新卒時代のスカシ就活とは違って、まっすぐに自分のやりたいことが主張できるようになっていました。社会人エンジニアとして働くようになったことでどういうことをやりたいのか、やりたくないのかが明確になったからです。面接のときもはっきりと自信をもって主張できるようになり、コミュニケーションの取り方も我ながら良かった気がします。ちなみにそのときだけMBTIは無敵のENTJでした。
面接にはほとんど落ちることなく、就活を進めることができ、内定を貰った会社で今も働いているのですが、非常によい環境でエンジニアとして働かせていただいているという感じです。
転職後、最後のスカシ
転職して働いているうちにも、大学時代の友人は新卒入社からずっと同じ会社で働いている人なら3年目の立派な社会人になっているわけです。そんな友人の現状を見るや否や、ここでも私のクソザコスカシ脳が働くわけです。エンジニアでずっとコンピュータに向かっているだけでなく、自分も対外的にコミュニケーションを取れる仕事をしたいな、と思うわけです。
休学してまで勝ち取った「エンジニア」という職を自ら手放すような思想が浮かんでいるわけなんです。これは非常に由々しき事態です。だから次に転職するとしたらコードを書くのはもういいやみたいなことを思っているわけです。これがスカシエンジニアです。
ただ、最近仕事ではわりと自分の手で設計から実装までさせてもらって、コードを書く機会が少し前より触れました。ここでもやはりコードを書くのは楽しいなと。結局技術好きだしコード書くのも好きやんけ、という感じですよね。その時々の感情に左右されてスカすのはやめよう、休日にコードを書いてもいいんだぜ、というかそれが醍醐味だろというまでありますよね。私は今のこういう素晴らしいマインドを形として残しておきたくてこの記事を書いているのです!
スカシ終了、これから
「スカさないエンジニア」である自分の気持ちはこれから先できればずっと持ち続けていきたいものです。これからは特にやることがないときは技術に向き合おうと思います。
仕事で知った技術を詳しく調べたり、最新技術を触ってみたり、自分でアーキテクチャを考えてWebアプリを作ってみたり...などなど。いくらでもやることはあるわけです。そこで得た知見を仕事に生かすことも、何かのイベントで登壇して発表することもできますし、逆にスカさない方がいいことばかりですね。もっと自由に生きようと思います。
まとめ
私はエンジニアなので新しい技術を学ぶことは大好きだし、コードを書くのも大好き。
その気持ちに歯止めをかける理由など全くなかったのでした。
スカシエンジニアはたった今成仏されました!
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