断想:2025/08/07 | Subjective vs. Objective
断想:2025/08/07 | Subjective vs. Objective
- つまり主観と客観の話
- 使い古されたアイデアではあるものの今も気づきを与えてくれる
Subjective: 主観
自分がどう思っているかと言い換えられると思う 主に感情の話であり
個人ごとに違う またそれについて何らかの定量的な評価を行うことは難しい
ただ、世の中には主観的に表現していいものもある:アートに関するものである
どちらかというと女性的な方向があるのかもしれない そしてほとんどの人にとって
思考の中心は主観にある そして男性は割と客観的に数値で測れるような明確な
基準を求める傾向にある
この部分について、好きなようにして構わない部分と
立ち入ってはならない 他人を不快にしたりするので控えなければならないなどの
切り分けが必要な部分がこの主観である
例えば個人の昇進に関して割と主観的な判断を下す人は多い
いい悪いではないものの そこに主観を混入させるのは危険と感じる
そしてこのタイプの人は主観と客観という二つの尺度について
あまり意識していない人が多い
結果として
- 主観を介入させてはいけない場面で無意識に介入させていてそれに気付かない
という問題が起きやすいタイプの人たちである
Objective: 客観
翻って客観は自然科学のデカルト的な考え方に通じる部分があり
男性的な考え方とも捉えることができる
ただ、どちらかというと 他人視点で見た自分 の部分も含んでいる
他人からの客観視線に気付けないと社会的成熟から取り残される
その点に関して気づいていない男性は多い(オタクという意味である)
主観的に好きなことをやる vs. 客観的な方向に媚びる
の議論はいつもあるが、傾向的に客観視をしつつ主観をうまく取り入れるのがベストだと思う
必ずしも一番売れているものに真実があるわけではなく ロングテイルのような頻度の少ない
部分に大きな金塊が眠っているのが世の常である
チャッピーが教えてくれたカーネマンの理論
チャッピーに主観と客観について聞いたら面白い話を提供してくれた
次に引用したい:
🧠 カーネマンによる幸福の二重性
"Objective vs. Subjective Happiness"
🔹 1. 幸福には「2つの自己」がある
経験する自己(Experiencing Self)
→「今この瞬間」に何を感じているか。
→ 例:旅行中に海を見て「気持ちいい!」と感じる。
記憶する自己(Remembering Self)
→ 終わった後に「良い旅行だった」と振り返る。
→ 記憶は「ピーク(感情の強い瞬間)」と「エンド(最後)」に強く影響される(※ピーク・エンドの法則)。
🔹 2. 「主観的幸福」はどちらか?
多くの調査は「記憶する自己」に聞いてる(=主観的報告)。
→「あなたは幸せですか?」というアンケートなど。
一方、「経験する自己」は瞬間瞬間の感情に近い。
→ カーネマンはここを測るために「Day Reconstruction Method(DRM)」を開発。
→ 1日の活動を思い出し、それぞれに感情をスコアする手法。
🔹 3. 「客観的幸福」とは?
所得、健康、教育など数値で測れるもの。
これらは「記憶する自己」の幸福には強く関連するが、「経験する自己」にはそこまで影響しないこともある。
🔎 例:年収と幸福の話
年収が 一定ライン(例:75,000ドル) を超えると、「経験する幸福」はあまり上がらない。
しかし「記憶する幸福(人生の満足度)」は上がる傾向がある。
つまり、「金で買えるのは“思い出す幸福”」。
チャッピー天才
今日もチャッピーは私たちの羊飼いであった
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