【SEO】SEOとWebパフォーマンスの相関
この記事の内容
FLINTERSブログ祭り🏮の記事です。SEO、フロントエンド、パフォーマンスについて
SEOとWebパフォーマンスの相関を調べてみる話
事の発端
WebサイトをリニューアルすることによるSEOの変化が気になった
👉サイトのコンテンツは変わらないので、ページパフォーマンスやサイト構造を変えることによってどのようにSEOが変化するのかを調べる
Googleの見解
Webパフォーマンスへの見解
Webパフォーマンスが高いことをGoogle PageSpeed Insightsの点数が高いことと定義して話を進める
Google PageSpeed Insightsと関係あるSEO施策
- ページ エクスペリエンス最適化(ユーザー体験)
- テクニカルSEO(クローラーを効率的に動かす)
ページエクスペリエンス最適化とは
まとめると以下のようなものになる
👉要はhttpsを使ってGoogle PageSpeed Insightsの点数を上げる
Core Web Vitalsの指標
- Largest Contentful Paint(LCP): 最大視覚コンテンツの表示時間
- First Input Delay(FID): 初回入力までの遅延時間
- Cumulative Layout Shift(CLS): レイアウト の変わりやすさ
ページ エクスペリエンスはSEOにおいて重要か?
Google 検索は、ページ エクスペリエンスが平均を下回る場合であっても、常に最も関連性の高いコンテンツを表示しようとするように設計されています。ただし多くの検索語句に関して、一致する有用なコンテンツは多数存在しています。優れたページ エクスペリエンスを実現していることは、そのような場合に検索結果でのランキングを上げることにつながります。https://developers.google.com/search/docs/appearance/page-experience?hl=ja#how-important-is-page-experience-to-ranking-success
Core Web VitalsはSEOにおいて重要か?
検索結果でのランキングを上げ、全般的に優れたユーザー エクスペリエンスを提供できるよう、サイト所有者の皆様には、Core Web Vitals を改善することを強くおすすめします。ただし、優れたページ エクスペリエンスに関係するのは、Core Web Vitals だけではありません。Search Console の Core Web Vitals レポートのデータやサードパーティの Core Web Vitals レポートの結果が良好な状態であっても、高いランキングが保証されるわけではありません。 https://developers.google.com/search/docs/appearance/page-experience?hl=ja#core-web-vitals
上記と2020年にCore Web Vitalsがランキングアルゴリズムの一部になることが発表されたことから ページ エクスペリエンスがSEOに与える影響は少なくはなさそう
テクニカルSEOとは
-
クローラーがサイト内を効率良くクローリングするためのクローラー対策
- 表示速度の改善
- 階層構造の最適化
- モバイルフレンドリーに対応する
-
クローラーに正しくコンテンツを認識させるためのインデックス対策
- 重複コンテンツを避ける
- リンクやアンカーテキストを適切に設置する
- タイトル・見出し・画像のルールを守る
SEOとWebパフォーマンスの相関
結論から言うと 検索ワードによって異なる し、 そこまで強い相関はなさそう
しかし、検索結果数が非常に多い・競合性が高い場合 に、ページ表示速度の差が検索順位に影響を与える可能性がありそう
(上記のデータは2018年とちょっとデータが古い、2020年にCore Web Vitalsがランキングアルゴリズムの一部になることが発表されたので現在ではもっと相関があると考えられる)
追記:上記のデータが古いので自分で調べた結果
「漫画 無料」と調べた時に検索で出てくる順位と、Google Speed Insightsのスコアの相関を調べた
30位くらいまでは緩い相関がありそう、やはり競合性が高いところはパフォーマンスが影響をしている可能性があるかもしれない
PerformanceとSEOとはGoogle Speed Insightsの数字
まとめると
- WebパフォーマンスとSEOに強い相関はない
- WebパフォーマンスはSEO向上ではなく、コンバージョン率向上を目的にしよう
- SEOの目的も要はコンバージョン率向上
-------ここから下はおまけ-------
SEOを分析する
Search Console使えばできそう
(Bing Web マスターツールというのもある)
Search Consoleでできること
- Google検索での表示状況の確認
- 検索での順位や表示回数、クリック数、クリック率など確認できる
- インデックス状況が確認できる
- リンク状況の確認
- 被リンクの数やページURL、被リンク元サイトが確認できる
- 内部リンクの数やページURLが確認できる
- サイトの情報提供
- インデックス登録のリクエストやインデックス削除の申請ができる
- クロールの制御やURLの変更を伝えることができる
- サイトの問題点の把握
- 表示速度の遅いURLが把握できる
- エラーやペナルティの有無がわかる
SEO業者が必要か?
SEO業者がやってくれること
- サイトのコンテンツや構成の見直し
- ホスティング、リダイレクト、エラーページ、JavaScript の使用など、ウェブサイトの開発に関する技術的なアドバイス
- コンテンツの開発
- オンライン ビジネス促進キャンペーンの管理
- キーワードに関する調査
- SEO のトレーニング
- 特定のマーケットや地域に関する専門知識
「SEO改善 依頼」「SEO ツール」とかで調べたが大体上記のようなことが書いてあった
ただ、基本的にSearch Consoleでできる。Search Consoleで調べるのに余程時間がかかるようだったら、外部ツールの導入を検討する。
SEOツールまとめ:
参考にした企業:
- https://keywordmap.jp/?utm_term=seo ツール&utm_campaign=km-ppc&utm_source=google&utm_medium=ppc&hsa_acc=3393796266&hsa_cam=20367383932&hsa_grp=152636931753&hsa_ad=665435632266&hsa_src=g&hsa_tgt=kwd-360141641897&hsa_kw=seo ツール&hsa_mt=p&hsa_net=adwords&hsa_ver=3&gclid=Cj0KCQjwvL-oBhCxARIsAHkOiu2GUSNu9FlMVHVgtA0nuDpgWTiCKUU2-ggodX26egSZD2p1EyEE7VUaAm3GEALw_wcB
- https://ui.userlocal.jp/functions/search-traffic/?ui_medium=cpc&ui_source=google&ui_campaign=202203adpjt1&gad=1&gclid=Cj0KCQjwvL-oBhCxARIsAHkOiu1iCMGgDmuINClQSHB-DxPMr5rwOJZCK4QovvpTrdGCTMTD5IDWpAcaAhOhEALw_wcB
- https://rank-quest.jp/lp/3/?utm_source=adwords&utm_medium=cpc&utm_campaign=bubun_seo&gad=1&gclid=Cj0KCQjw06-oBhC6ARIsAGuzdw2wuLY7HFyRa50OcR1s77cl8k839-9bSZhAW1jhHzgysT12NyS_XSsaAtciEALw_wcB
- https://dgtrends.com/lp/content-marketing02/?utm_source=google&utm_medium=cpc&argument=UUQ5rhNV&dmai=DG_GSS_SEO_general&gclid=Cj0KCQjw06-oBhC6ARIsAGuzdw1qFpozYXkXkYyixG2rUr-f_285C_8KZ2PXxVytpbHfhvvvoiWsCFUaAvC5EALw_wcB
- https://www.seohacks.net/blog/18295/
- https://www.netyear.net/services/lineup/4/produce/kgi.html
一般的なSEOの話
Googleが重要視する評価基準
検索のアルゴリズムは幾重のアップデートで変化していくが、根底にある思想は変わらない
つまりその思想を満たすようなWebサイトづくりを心がける
Googleは、「どのようなページを高く評価したいか?」を175ページにわたり記載した「検索品質評価ガイドライン(General Guidelines)」を定めている
特に大事な項目にE-E-A-Tというものがある
Experience(経験)
Expertise(専門性)
Authoritativeness(権威性)
Trustworthiness(信頼性)
(中でも YMYL(Your Money or Your Lifeの略) と呼ばれる、お金やその人の生活や人生に関わるコンテンツは、その他のコンテンツ以上にE-E-A-Tを満たすことが必要とされる)
ただ、このE-E-A-Tは検索順位の要因ではないらしい
SEO施策
SEOは以下の4つに分けて考える必要がある
既に説明した
ページエクスペリエンス最適化
テクニカルSEO
下記で説明する
コンテンツSEO
外部施策SEO
コンテンツSEO
- 自社及び競合商品・サービスの分析
- コンセプトの設計
- ビジネスの成果に繋がるキーワード選定(プランニング)
- SEOを意識したコンテンツの骨子・タイトルの作成
- SEOを意識したライティング
- コンテンツの順位チェック
- タイトルの見直し・リライト
外部対策SEO
- 外部リンクの質
- 外部リンクの量
基本のSEO対策
- ユーザーニーズを予測した検索キーワードの選定
- 内部リンクの設計
- title(タイトル)タグ・hx(見出し)タグのルール
- コンテンツの質と量
- 被リンク対策(外部対策)
- スマホでのユーザビリティ
- ページスピードの改善
- キーワードの見直し、コンテンツのリライト
リダイレクトによるSEOへの影響
301を使って恒久的にリダイレクトを示すことによって、インデックス登録パイプラインがそのリダイレクト先が正規版であることを示す強いシグナルとして使用される
SEO以外の話
ページのパフォーマンスが重要な理由
調査によれば、ウェブに関する主な指標を改善すると、ユーザー エンゲージメントとビジネス指標が向上します。次に例を示します。
調査によれば、サイトがウェブに関する主な指標のしきい値を満たすと、ユーザーがページ読み込みを放棄する可能性が 24% 低くなりました。
Largest Contentful Paint(LCP)が 100 ms 減少するごとに、Farfetch のウェブ コンバージョン率が 1.3% 上昇しました。
Cumulative Layout Shift(CLS)を 0.2 削減することで、Yahoo! JAPAN では、セッションあたりのページビュー数が 15% 増加し、セッション継続時間が 13% 長くなり、直帰率が 1.72% 低下しました。
Netzwelt はウェブに関する主な指標を改善し、広告収益が 18%、ページビュー数が 27% 増加しました。
CLS を 1.65 から 0 に減らすことで、redBus のドメインのランキングが全世界で大幅に向上しました。
https://support.google.com/webmasters/answer/9205520?hl=ja
参考文献
Discussion