SendGridから届いたメールに返信してCloudflare Email Routingで受信する
Cloudflare Email Routingがオープンベータになって簡単に試せるようになりました。独自ドメイン宛てのメールをGmailなど他のメールアドレスに転送できるので、無償版G Suiteの終了に伴って注目されています。
私個人としてはCloudflare Email Routingを使うことでSendGridで送信したメールへの返信を簡単に受信できるのが嬉しいです。SendGridでもメールの受信はできますが、Parse Webhookによってメールの内容がPOSTで飛んでくるため、受信用のWebアプリケーションが必要です。Cloudflare Email RoutingによってWebアプリを用意する手間がなくなります。
Cloudflare Email Routing
設定手順をまとめます。
Webサイトの追加
メニューの「Webサイト」から「サイトを追加」を押します。
メールを受信する独自ドメインを入力します。
Freeプランを選択します。
続いてDNSレコードの確認を求められるので、ここではそのまま「続行」を選びます。
続いてネームサーバを変更します。kikutaro.siteはお名前.comで取得したドメインなのでネームサーバをお名前.comからCloudflareに変更します。
お名前.comでは以下のような画面でネームサーバを変更できます。
Email Routingの設定
メニューの「メールアドレス」から「始める」を選びます。
「カスタムアドレス」で受信したい独自ドメインのメールアドレスを指定して、「宛先アドレス」には実際のメール届け先(Gmailのものなど)を指定します。
宛先アドレスに以下のメールが届くので「メールアドレスを確認」を押します。
以下の画面が表示されたら完了です。
DNSレコードの自動登録
メールDNSレコードの「レコードを自動的に登録する」を押します。
しばらく待つと設定が完了します。
これで準備OKです。あとはカスタムアドレスにメールを送ると宛先アドレスで受信できます。
SendGridのDomain Authentication/Link Branding
せっかくなのでSendGridのDomain Authentication/Link Branding設定も載せておきます。こちらも参考にしてください。
受信設定したドメインkikutaro.siteを登録します。
CNAMEレコードが出力されます。
CloudflareのDNSにCNAMEレコードを設定します。5行全てです。
Domain Authenticationの画面に戻ってVerifyボタンで検証完了になったらOKです。
これでSendGridからFromを「kikuta@kikutaro.site」にして送信して、返信されたらCloudflare Email Routingで設定した宛先アドレスにメールが届く仕組みができました。お手軽〜。
Discussion