AWS What's New 2025年8月01日 Lambdaのレスポンスストリーミング知らなかった
はじめに
AWSの基礎力をつけるためにAWS What's Newを毎日目を通す事を始めました。
最初は日本語訳されたものを見ていたのですが、1週間ほど遅れて訳されるようなので、英語の情報を訳して整理することにしました。
本情報が役立つ人もいるかなと思い公開します。
個人的な理解なので、実際の情報は原典をあたってください。
ElastiCache for Redisのv4およびv5に延長サポートが追加
投稿日
2025-07-31
What's New
何ができるようになったのか
Amazon ElastiCacheが、Redis OSSのバージョン4および5に対して延長サポートを提供するようになりました。
標準サポートは2026年1月31日に終了しますが、その後最大3年間、重要なワークロードをこれらのバージョンで維持できます。
何が嬉しいのか
アプリケーションの依存関係や大規模なデプロイの複雑さにより、すぐにアップグレードできない顧客にとって、計画と実行のための追加時間が確保できます。
延長サポート期間中も、ElastiCacheは重大なセキュリティアップデート(CVE)や欠陥修正を提供し続けるため、安心して利用を継続できます。
これまでとどう変わるのか
これまでは、標準サポートが終了すると、サポートされているバージョンへのアップグレードが必須でした。
今後は、2026年1月31日の標準サポート終了後、アップグレードされていないクラスターは自動的に延長サポートに登録され、追加料金でサポートが継続されます。
具体的なユースケース
- レガシーアプリケーションの維持: すぐに新しいRedisバージョンに対応できない古いアプリケーションを実行している企業。
- 大規模環境の段階的移行: 多数のElastiCacheクラスターを運用しており、一度にすべてをアップグレードするのが困難な大規模組織。
- コンプライアンス要件への対応: 規制の厳しい業界で、アプリケーションの再テストや再認定に時間が必要な場合。
Amazon RDS Data API for Auroraが欧州(スペイン)リージョンで利用可能に
投稿日
2025-07-29
What's New
何ができるようになったのか
Amazon RDS Data APIが、Aurora Serverless v2およびAuroraプロビジョニング済み(PostgreSQL/MySQL互換)クラスター向けに、欧州(スペイン)リージョンで利用可能になりました。
何が嬉しいのか
- 接続管理の簡素化: データベースドライバーや接続管理が不要になり、安全なHTTPSエンドポイント経由でAuroraクラスターにアクセスできます。
- スケーラビリティ向上: Data APIがデータベース接続を自動的にプーリングして共有するため、アプリケーションのスケーラビリティが向上します。
- 多様なアクセス方法: AWS SDKやCLI、AWS AppSync GraphQL API経由でAuroraデータベースにアクセスできます。
これまでとどう変わるのか
これまで利用できなかった欧州(スペイン)リージョンでも、RDS Data APIの便利な機能が使えるようになりました。
具体的なユースケース
- サーバーレスアプリケーション連携: AWS Lambdaなどのサーバーレスアプリケーションから、簡単かつ効率的にデータベース操作を行いたい場合。
- 接続管理のオフロード: データベースのコネクションプーリングなどをAWSに任せ、アプリケーション開発に集中したい場合。
- GraphQL APIでのデータアクセス: AWS AppSyncを活用し、GraphQL API経由でモダンなデータアクセスを実現したい場合。
Database InsightsがRDS for Oracleのオンデマンド分析を提供
投稿日
2025-07-31
What's New
何ができるようになったのか
Amazon CloudWatch Database Insightsのオンデマンド分析機能が、RDS for Oracleで利用可能になりました。
何が嬉しいのか
- 迅速な問題特定: 機械学習モデルを利用して、指定した期間のパフォーマンスボトルネックを特定し、改善策のアドバイスを得られます。
- 診断時間の短縮: これまで数時間かかっていたデータベースのパフォーマンス問題の診断を、数分に短縮できます。
- 分かりやすい可視化: シンプルなグラフと説明により、パフォーマンス問題の主な原因を直感的に理解できます。
これまでとどう変わるのか
これまで他のデータベースエンジンで提供されていたDatabase Insightsの強力なオンデマンド分析機能が、RDS for Oracleでも利用できるようになりました。
具体的なユースケース
- パフォーマンスチューニング: Oracleデータベースで性能問題が発生した際に、原因を迅速に特定し、チューニングを行いたい場合。
- 障害対応: データベースの応答が遅いといった問題に対し、専門家でなくても根本原因を素早く突き止めたい場合。
- 予防的な監視: 定期的にパフォーマンス分析を行い、将来的な問題の発生を未然に防ぎたい場合。
AWS Lambdaのレスポンスストリーミングが200MBのペイロードをサポート
投稿日
2025-07-31
What's New
何ができるようになったのか
AWS Lambdaのレスポンスストリーミング機能で、最大200MBのレスポンスペイロードがサポートされるようになりました。これは、従来の10倍のサイズです。
何が嬉しいのか
- パフォーマンス向上: 最初の1バイトがクライアントに届くまでの時間(TTFB)が短縮され、リアルタイムAIチャットなど、遅延に敏感なアプリケーションの体感速度が向上します。
- 開発の簡素化: これまで20MBを超えるレスポンスを返すには、ペイロードを圧縮したり、Amazon S3を介したりする手間が必要でしたが、これが不要になります。
- 大規模コンテンツの直接処理: 大規模なデータセット、画像が多いPDF、音楽ファイルといった大きなコンテンツを、Lambda内で直接処理してストリーミングできるようになります。
これまでとどう変わるのか
レスポンスストリーミングのペイロード上限が、従来の20MBから200MBへと大幅に増加しました。
具体的なユースケース
- リアルタイムAIチャット: 大量のテキストを生成するAIチャットボットの応答を、待たせることなくスムーズに表示する。
- 高速なWeb/モバイルアプリ: ページの読み込み速度がユーザー体験に直結するアプリケーションで、大きな初期データを素早く表示する。
- 大容量ファイルの動的生成・配信: ユーザーのリクエストに応じて、大きなPDFや画像、音楽ファイルなどを動的に生成し、直接配信する。
Amazon Chime SDKがIPv6 APIエンドポイントを提供開始
投稿日
2025-07-31
What's New
何ができるようになったのか
Amazon Chime SDKのAPIを呼び出す際に、IPv6アドレスを使用できるようになりました。IPv4とIPv6の両方をサポートする新しいデュアルスタックAPIエンドポイントが提供されます。
何が嬉しいのか
- スムーズなIPv6移行: デュアルスタックエンドポイントにより、IPv4とIPv6のクライアントを同時にサポートできるため、自身のペースでIPv6への移行を進められます。
- コスト削減: IPv4とIPv6間のアドレス変換を行うための追加のネットワーク機器が不要になり、インフラコストを削減できます。
- コンプライアンス対応: 企業のポリシーや規制によるIPv6準拠の要件を満たすのに役立ちます。
これまでとどう変わるのか
これまでのIPv4専用エンドポイントに加え、IPv4とIPv6の両方に対応したデュアルスタックエンドポイントが利用可能になりました。
具体的なユースケース
- IPv6環境からの利用: クライアントやネットワーク環境がIPv6のみをサポートしている場合に、Amazon Chime SDKの機能を利用する。
- 将来を見据えたシステム構築: 企業のネットワークポリシーとしてIPv6への移行を進めているプロジェクトで、Chime SDKを導入する。
- ネットワーク機器の簡素化: アドレス変換のための特別な設定や機器なしに、IPv4とIPv6の両環境からシームレスにAPIを呼び出したい場合。
AWS BatchがSageMakerトレーニングジョブのスケジューリングをサポート
投稿日
2025-07-31
What's New
何ができるようになったのか
AWS Batchを使用して、Amazon SageMakerの機械学習トレーニングジョブをスケジューリングできるようになりました。
何が嬉しいのか
- 運用の自動化: 優先度やリソースの空き状況に応じてトレーニングジョブが自動でキューイング・実行されるため、手動でのジョブ管理や再試行が不要になります。
- リソースの有効活用: 複数のチームでコンピューティングリソースを共有する際に、フェアシェアスケジューリングポリシーを設定することで、リソースを公平かつ効率的に利用できます。
- 開発体験の向上: データサイエンティストはインフラの管理を気にすることなく、SageMaker Python SDKから直接トレーニングジョブを投入することに集中できます。
これまでとどう変わるのか
従来、SageMakerのトレーニングジョブは個別に実行・管理する必要がありましたが、AWS Batchと連携することで、多数のジョブをまとめてキューに入れ、計画的に実行できるようになりました。
具体的なユースケース
- 大規模な機械学習ワークロード: 複数のチームが共有のGPUクラスタを使い、多くのトレーニングジョブを効率的に実行する。
- コスト最適化: 夜間などリソースが空いている時間帯に、優先度の低いジョブを自動実行させることで、コンピューティングコストを最適化する。
- 予約キャパシティの最大活用: SageMakerのFlexible Training Planで確保したキャパシティを、ジョブのキューイングによって無駄なく使い切る。
Amazon Neptune Global Databaseが5つの新リージョンで利用可能に
投稿日
2025-07-31
What's New
何ができるようになったのか
Amazon Neptune Global Databaseが、欧州(フランクフルト)、アジア太平洋(シンガポール)、アジア太平洋(大阪)、アジア太平洋(ジャカルタ)、イスラエル(テルアビブ)の5つの新しいリージョンで利用可能になりました。
何が嬉しいのか
- グローバルなアプリケーション展開: 世界中のユーザーに近いリージョンにデータを配置し、低レイテンシでアクセス可能にすることで、グローバルに展開するアプリケーションのパフォーマンスを向上させます。
- 高可用性とディザスタリカバリ: リージョン障害発生時に、セカンダリリージョンを迅速にプライマリに昇格させることで、ダウンタイムを最小限に抑え、ビジネス継続性を確保します。
これまでとどう変わるのか
これまで一部のリージョンでしか利用できなかったNeptune Global Databaseが、新たに5つのリージョンで利用可能になり、グローバルな展開オプションが拡大しました。
具体的なユースケース
- グローバル展開するグラフデータベースアプリケーション: 世界中のユーザーにサービスを提供するアプリケーションで、低レイテンシと高可用性を実現するためにNeptune Global Databaseを利用する。
Amazon EventBridgeがIPv6をサポート
投稿日
2025-07-31
What's New
何ができるようになったのか
Amazon EventBridgeが、新しいデュアルスタックエンドポイントを通じてインターネットプロトコルバージョン6(IPv6)をサポートするようになりました。これにより、EventBridge Event Bus、EventBridge Scheduler、EventBridge Pipes、およびEventBridgeスキーマレジストリに、IPv6、IPv4、またはデュアルスタッククライアントを使用して接続できるようになりました。既存のIPv4のみをサポートするAmazon EventBridgeエンドポイントは、下位互換性のために引き続き利用可能です。
何が嬉しいのか
- 将来を見据えたイベント駆動型アーキテクチャ: 最新のネットワーク標準であるIPv6を活用して、イベント駆動型アーキテクチャを将来にわたって活用できます。
- 既存システムとの互換性維持: IPv4システムとの互換性を維持しながら、IPv6への移行を進めることができます。
- インフラストラクチャの簡素化: 複雑なIPアドレス変換インフラストラクチャが不要になり、ネットワーク管理が容易になります。
これまでとどう変わるのか
これまでAmazon EventBridgeのエンドポイントはIPv4のみをサポートしていましたが、今回デュアルスタックエンドポイントが提供されたことで、IPv6およびデュアルスタックでの接続が可能になりました。
具体的なユースケース
- IPv6への移行: 組織のネットワークポリシーや将来的な拡張のために、IPv6への移行を進める際にEventBridgeをシームレスに利用する。
- デュアルスタック環境での運用: IPv4とIPv6の両方のクライアントが混在する環境で、EventBridgeサービスに一貫してアクセスする。
- ネットワーク構成の簡素化: IPアドレス変換のための追加のネットワーク機器や設定が不要になり、インフラストラクチャの管理コストを削減する。
AWS DMS Schema Conversionが仮想モードを導入
投稿日
2025-07-31
What's New
何ができるようになったのか
AWS Database Migration Service (DMS) Schema Conversionが、データプロバイダー向けの仮想モード(Virtual Mode)をサポートしました。これにより、ターゲットとなるデータベースインスタンスに接続することなく、スキーマの評価と変換を実行できます。
何が嬉しいのか
- 迅速な計画開始: 実際のデータベースインフラをプロビジョニングする前に、データベースの互換性評価、スキーマコードの変換、評価レポートの生成、リソース要件の計画をすぐに開始できます。
- コスト削減: 移行計画段階でのインフラコストを削減できます。
- シームレスな移行: 移行の準備が整った時点で、仮想データプロバイダーから実際のデータプロバイダーへスムーズに切り替えることができます。
これまでとどう変わるのか
これまでは、スキーマの評価や変換を行うには、実際にターゲットとなるデータベースインスタンスに接続する必要がありました。仮想モードの導入により、ターゲットDBなしでこれらの作業を進められるようになりました。
具体的なユースケース
- 移行初期段階の評価: データベース移行プロジェクトの初期段階で、実際のインフラを構築せずに、コストや工数の見積もりを行いたい場合。
- 複数ターゲットの比較検討: 複数の異なるデータベースを移行先候補として検討する際に、それぞれに対するスキーマ変換の互換性や課題を低コストで評価したい場合。
- 開発と並行した移行準備: アプリケーション開発と並行して、インフラチームがデータベース移行の準備を早期に進めたい場合。
Amazon Connect Casesがケースアクティビティフィード内のメール内容表示に対応
投稿日
2025-07-31
What's New
何ができるようになったのか
Amazon Connect Casesのケースアクティビティフィード内で、メールの本文、画像、添付ファイルの詳細といったメールコンテンツが直接表示されるようになりました。
何が嬉しいのか
- 効率的な状況把握: ケースワーカーはメールのやり取りをより効率的に理解し、ケースを迅速に解決できます。
- コンテキストの集約: 関連するすべての情報が一つのフィードに集約されるため、複数の画面やアプリケーションを切り替える手間が省けます。
これまでとどう変わるのか
これまでは、メールの内容を確認するために別のツールや画面を開く必要がありましたが、今後はケースアクティビティフィード内で直接確認できるようになります。
具体的なユースケース
- カスタマーサポート: 顧客からの問い合わせメールの内容を素早く確認し、過去のやり取りを含めて状況を把握することで、より迅速で的確なサポートを提供する。
- 社内ヘルプデスク: 社員からの問い合わせメールとその後のやり取りをケースとして管理し、担当者がスムーズに情報を引き継ぎ、対応する。
Amazon Connect Casesがアフリカ(ケープタウン)リージョンで利用可能に
投稿日
2025-07-31
What's New
何ができるようになったのか
Amazon Connect Casesが、アフリカ(ケープタウン)AWSリージョンで利用可能になりました。
何が嬉しいのか
- 問題解決の迅速化: コンタクトセンターのエージェントが、複数の対話やフォローアップを要する顧客の問題を、作成、共同作業し、迅速に解決できる組み込みのケース管理機能を利用できます。
- グローバルな展開: アフリカリージョンでもAmazon Connect Casesを活用した高度な顧客対応が可能になります。
これまでとどう変わるのか
これまで利用できなかったアフリカ(ケープタウン)リージョンでも、Amazon Connect Casesが利用できるようになりました。
具体的なユースケース
- アフリカ地域での顧客サポート: アフリカ(ケープタウン)リージョンでコンタクトセンターを運営し、地域に根ざした顧客の問題管理と迅速な解決を実現したい企業。
- グローバルなサポート体制の統一: 複数のリージョンで事業を展開する企業が、アフリカを含む全拠点で一貫したケース管理プロセスを導入する。
Amazon RDS for OracleがR6inおよびM6inインスタンスをサポート
投稿日
2025-07-31
What's New
何ができるようになったのか
Amazon RDS for Oracleが、最大170 Gbpsのネットワーク帯域幅を提供するR6inおよびM6inインスタンスをサポートするようになりました。
何が嬉しいのか
- ネットワークパフォーマンスの向上: 拡張されたネットワーク帯域幅により、書き込み負荷の高いワークロードに最適です。
- 幅広いエディション対応: Oracle Database Enterprise Edition (EE) および Oracle Database Standard Edition 2 (SE2) の両エディションで、Bring Your Own License (BYOL) モデルで利用可能です。
これまでとどう変わるのか
これまで利用できなかったR6inおよびM6inインスタンスが、Amazon RDS for Oracleで利用可能になり、より高いネットワークパフォーマンスを必要とするワークロードに対応できるようになりました。
具体的なユースケース
- 書き込み集中型ワークロード: 大量のデータ書き込みが発生するトランザクション処理システムやデータウェアハウスなど。
- 高スループット要件のアプリケーション: ネットワークI/Oがボトルネックになりやすいアプリケーションで、パフォーマンスを向上させたい場合。
- 既存ライセンスの活用: 既存のOracleライセンスをAmazon RDS for Oracleで活用しつつ、最新の高性能インスタンスタイプを利用したい企業。
Amazon DocumentDB Serverlessが一般提供開始
投稿日
2025-07-31
What's New
何ができるようになったのか
Amazon DocumentDB (MongoDB互換) のオンデマンド、自動スケーリング構成である、Amazon DocumentDB Serverlessが一般提供開始されました。
何が嬉しいのか
- 最大90%のコスト削減: アプリケーションの需要に基づいて、きめ細かい増分で容量を自動的にスケールアップまたはスケールダウンするため、ピーク容量に合わせてプロビジョニングする場合と比較して、コストを最大90%削減できます。
- シンプルなリソース管理: 可変ワークロードのアプリケーション向けに、事前のコミットメントや追加コストなしで、データベース容量の使用量に対してのみ料金が発生するため、リソース管理が簡素化されます。
- 既存機能との互換性: 読み取りレプリカ、Performance Insights、I/O-Optimizedなど、Amazon DocumentDBと同じMongoDB互換APIと機能を提供します。
- 幅広いユースケース: 可変、マルチテナント、または混合使用 (読み取り/書き込み) ワークロードを持つ幅広いアプリケーションに最適です。
これまでとどう変わるのか
これまでは、データベースの容量を事前にプロビジョニングする必要がありましたが、Amazon DocumentDB Serverlessでは、データベース容量の使用量に応じて自動的にスケールするため、リソース管理のオーバーヘッドを削減し、コストを最適化できます。
具体的なユースケース
- 数千のアプリケーションを持つ企業: データベース全体の容量を管理するために、Amazon DocumentDB Serverlessを使用できます。
- 数千のデータベースを持つSaaSベンダー: マルチテナント環境でデータベース容量を管理するために、Amazon DocumentDB Serverlessを使用できます。
- Agentic AIアプリケーション: ネイティブベクター検索と、動的に呼び出されるAgentic AIワークフローを処理するためのサーバーレスの適応性を活用できます。
Amazon Q Developerが多言語サポートを拡張
投稿日
2025-07-31
What's New
何ができるようになったのか
Amazon Q Developerが、AWS Management Console、AWS Console Mobileアプリケーション、およびMicrosoft TeamsとSlackのQ Developerチャットアプリケーションで、多言語サポートを拡張しました。サポートされている言語には、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、韓国語、北京語、スペイン語、ポルトガル語などがあります。
何が嬉しいのか
- グローバルチームの生産性向上: ユーザーは、好みの言語でQ Developerと会話を開始するだけで、自動的に言語が検出され、適切な言語で回答が得られるため、グローバルチームがAWSリソースをより迅速かつアクセスしやすい方法で学習、監視、運用、トラブルシューティングできます。
これまでとどう変わるのか
これまでAmazon Q Developerは主に英語でのサポートが中心でしたが、今回のアップデートにより、多言語でのサポートが強化され、より多くのユーザーが利用しやすくなりました。
具体的なユースケース
- 多国籍企業のAWS運用: 世界各地に分散したチームが、それぞれの言語でAmazon Q Developerを利用して、AWS環境の運用やトラブルシューティングを行う。
- AWS学習の促進: AWSを学習するユーザーが、母国語で質問やガイダンスを受けられるため、学習効率が向上する。
Amazon SNSが追加のメッセージフィルタリング演算子をリリース
投稿日
2025-07-31
What's New
何ができるようになったのか
Amazon Simple Notification Service (Amazon SNS) が、3つの追加メッセージフィルタリング演算子(ワイルドカードマッチング、anything-butワイルドカードマッチング、anything-butプレフィックスマッチング)をサポートするようになりました。
何が嬉しいのか
- 柔軟なメッセージフィルタリング: トピックサブスクライバーは、これらの追加演算子を使用して、より柔軟なメッセージフィルタリングポリシーを定義し、関連するメッセージのみを受信できるようになります。
- サブスクライバーアプリケーションの簡素化: サブスクライバーアプリケーションで追加のフィルタリングロジックが不要になります。
これまでとどう変わるのか
これまでAmazon SNSのメッセージフィルタリングでは、利用できる演算子が限られていましたが、今回のアップデートにより、より高度なフィルタリングが可能になり、メッセージのルーティングをより細かく制御できるようになりました。
具体的なユースケース
- 特定のイベントパターンに一致するメッセージのルーティング: 特定のプレフィックスを持つイベントを除外したり、特定のワイルドカードパターンに一致するイベントのみをルーティングしたりする。
- 複数の条件に基づくメッセージのフィルタリング: 複数の属性に基づいてメッセージをフィルタリングし、特定の条件を満たすメッセージのみをサブスクライバーに配信する。
Amazon Location Service Migration SDKが拡張されたPlaces、Routes、Maps機能をサポート
投稿日
2025-07-31
What's New
何ができるようになったのか
Amazon Location Serviceは、Migration SDKを更新し、近隣検索、電話番号による検索、経由地最適化、段階的なルート計画指示などの高度な場所、ルーティング、およびマッピング機能のサポートを拡張しました。
何が嬉しいのか
- Google Maps Platformからの移行の簡素化: このアップデートにより、これらの機能に依存している顧客が、アプリケーションまたはビジネスロジックを書き換える必要なく、Google Maps PlatformからAmazon Location Serviceに簡単に移行できるようになります。
- 高度なロケーションベースアプリケーションの移行: 開発者は、より洗練されたロケーションベースのアプリケーションを移行できます。
これまでとどう変わるのか
これまでAmazon Location Service Migration SDKでは、サポートされている機能が限られていましたが、今回のアップデートにより、Google Maps Platformからの移行がより容易になりました。
具体的なユースケース
- Google Maps Platformからの移行: Google Maps PlatformからAmazon Location Serviceへの移行を検討している企業。
- 高度なロケーションベースアプリケーションの構築: 近隣検索、電話番号による検索、経由地最適化、段階的なルート計画指示などの高度な機能を利用したアプリケーションを構築したい開発者。
AWS Clean RoomsがAmazon EventBridgeにイベントを発行
投稿日
2025-07-31
What's New
何ができるようになったのか
AWS Clean Roomsが、Clean Roomsコラボレーションの状態変化に関するイベントをAmazon EventBridgeに発行するようになりました。
何が嬉しいのか
- リアルタイムなインサイト: コラボレーション作成者と分析実行者は、コラボレーションとメンバーシップの変更、および分析の完了時に通知を受け取ることができます。
- 自動化されたワークフロー: 追加の監視インフラストラクチャなしで、コラボレーションイベントに即座に応答する自動化されたワークフローを構築できます。
- 迅速なアクション: パートナーが顧客セグメンテーション分析を完了すると、マーケティングチームに自動的に通知され、キャンペーンの開始までの時間を数時間から数分に短縮し、コラボレーションメンバー間の透明性を高めることができます。
これまでとどう変わるのか
これまでAWS Clean Roomsのコラボレーションの状態変化を監視するには、ポーリングなどの追加の監視インフラストラクチャが必要でしたが、今回のアップデートにより、Amazon EventBridgeを介してリアルタイムにイベントを受信できるようになりました。
具体的なユースケース
- 顧客セグメンテーション分析の自動化: パートナーが顧客セグメンテーション分析を完了すると、マーケティングチームに自動的に通知し、キャンペーンを自動的に開始する。
- コラボレーションの監視: コラボレーションの状態変化(メンバーの追加、削除など)をリアルタイムに監視し、必要なアクションを自動的に実行する。
Amazon Q Developer CLIがカスタムエージェントを発表
投稿日
2025-07-31
What's New
何ができるようになったのか
Amazon Q Developer CLIがカスタムエージェントを発表しました。これにより、CLIエージェントをカスタマイズして、コードレビューやトラブルシューティングなどの特殊なタスクをより効果的に実行できます。
何が嬉しいのか
- コンテキストの切り替えの削減: 設定ファイルを作成して、エージェントが使用できるツール、動作をガイドするプロンプト、タスクを実行するために必要なコンテキストを指定することで、カスタムエージェントを定義し、CLIでカスタムエージェントを使用して会話を開始できます。
- エージェントの動作をより細かく制御: セットアッププロセス中に、ファイルシステム書き込みツールが変更できるパスなど、ツールアクセス許可を含む、エージェントが利用できる特定のMCPおよびネイティブツールを指定できます。
- 開発タスクに対する、より焦点を絞った、より調整された応答: コンテキストとして静的に含めるファイルと、コンテキストフックを介して動的に含めるファイルを指定する機能も備えています。
- チームメンバー間での共有: カスタムエージェントはプロジェクト固有にすることができ、チームメンバー間で簡単に共有できます。また、開発者がプロジェクト全体でユースケースベースのタスクを実行するためのグローバルエージェントにすることもできます。
これまでとどう変わるのか
これまでAmazon Q Developer CLIでは、カスタムエージェントを定義できませんでしたが、今回のアップデートにより、特定のタスクに特化したエージェントを作成し、開発エクスペリエンスを効率化できるようになりました。
具体的なユースケース
- コードレビューの自動化: 特定のコーディング規約やベストプラクティスに従ってコードをレビューするカスタムエージェントを作成し、コード品質を向上させる。
- トラブルシューティングの効率化: 特定のアプリケーションやサービスに関する知識を持つカスタムエージェントを作成し、問題の特定と解決を迅速化する。
- チーム固有のタスクの自動化: チームが頻繁に実行するタスクを自動化するカスタムエージェントを作成し、生産性を向上させる。
AWS Management Consoleがどこからでもアプリケーションの表示と管理を可能にする機能を提供開始
投稿日: 2025年7月31日
何ができるようになったのか
AWS Management Consoleのサービスメニューに「All Applications」ビューが追加され、
任意の画面からアプリケーション一覧へのワンクリックアクセスと、アプリごとの関連リソース表示やフィルタリングが可能になりました。
何が嬉しいのか
- 毎回
myApplications
へ移動せず、現在のコンテキストから即アクセスできる - 複数アプリ管理でも、アプリをお気に入り化して素早く切替できる
- アプリ単位でのリソース管理やトラブルシューティングが直感的かつ効率的に
これまでとどう変わるのか
- 従来は
myApplications
→Resource Explorerの順で遷移する必要があった - 新ビューによりアプリ一覧とリソースへのアクセスが一画面で完結するようになった
- 全リージョンで利用可能になり、操作性が大幅に改善
具体的なユースケース
- 開発チーム運用: 複数アプリを頻繁に切り替えながら管理する際、画面遷移を最小化
- 運用・管理: アプリ単位のリソース(タグ・プロパティ)を迅速に確認・操作
-
運用効率化: アプリのFavorites設定により、よく使うアプリへの即時アクセスを実現
さいごに
Lambdaの変更はやはり気になりますね。
大量のテキストを生成するAIチャットボットの応答を、待たせることなくスムーズに表示する。
ということで、AIアプリの開発にも使えるんですね。
Discussion