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Waffree。これこそ分割キーボードの解かもしんねぇ。

2025/03/30に公開

分割式×ワイヤレス×JIS配列という最高のキーボード、Waffreeについて紹介するぜ!

Photo

どうも。毎週のようにキーボードを購入している異常者です。

しかしこのキーボードとの出会いがこの長い旅路の終着点になるかもしれない。それだけ素晴らしいプロダクトだったので熱っぽく語ろうと思う。

いや、君EPOMAKER Alice 66はどうしたの。

https://zenn.dev/kickbase/articles/f4129318abb450

アリス配列、むっちゃいいんですよ。全然不満はなかった。ただ以下の懸念点がうっすらと。

  • やっぱり若干肩が閉じ気味になってしまう
  • ファンクションキーは物理キーで欲しい(DCCツール要望)
  • 会社支給のPCは基本デフォルト設定で使いたい(サラリーマンになったので)

Phothoshopとか使ってるとShift+F6なんていう操作は普通に出てくるので、同時押しが複数発生することになってしまう。もちろんマクロで対応できるにはできるけれど脳のメモリをそんなところに使いたくはないというのが正直なところ。

Waffreeのいいところ

プロダクト

分割Spaceキーの小ささ見て!!

Layer00

んん~理想的~!!

アルミ削り出しの筐体とガスケットマウントも高級キーボードのマストをしっかりおさえているし、角度調整用の脚もしっかりした作りで所有欲をガッチリ満たしてくれます。

僕はリニアスイッチ POM製 40gfを選んだんだけど、打鍵感は45gのラインナップもすごく良かったのでここらへんは好みで選ぶといいと思います。

あとやっぱり分割キーボードはいい…健康になれる気がする。

キーリマップツール

上記画像はキーリマップツール(WaffreeTool)の画面なんだけど、かなりしっかり作られていて好感が持てます。レイヤーも最大8個まで使えてかなり変態的な使い方ができそう。

キー押下時の挙動は下記のバリエーションがあり、必要十分な機能と言えそうです。

機能 内容
key_press 最も基本的な動作
key_repeat 直前のキーをリピートします
bluetooth bluetoothに関する動作
caps_word capswordが押されると、再度capswordを押すか、A-Z、0-9、Underscore、Backspace、Delete以外のキーが押されるまでCapsLockと同じ動作をします。
key_toggle キーの押下を切り替えます。
macro マクロを実行します。(マクロの設定はMacroタブから行います)
grave_escape 通常はEscですが、ShiftかGUIキーと同時押しするとE/Jの動作をします。
mouse_key_press マウスエミュレーション動作は、マウスイベントを送信します。
none 何もしません
transparent 直前までいたレイヤーの同じ位置を参照します。
outputs 出力動作では、キーボード出力をUSB接続またはBluetooth接続のどちらに送信するかを選択できます。これにより、キーボードをUSBに接続して電源を入れながら、Bluetooth経由で別のデバイスに出力することができます。
mod_tap 短押しと長押しで異なるキーコードを割り当てることができます。

引用: 公式ドキュメントTips

ちなみにcaps_wordの挙動が個人的に非常に気に入っていて、HoudiniのNullノードに大文字で名前をつける人には便利だと思う。

また、同時押しの機能も非常に豊富で困ることはほとんどなさそう。

option

キーマップの設定で注意すべきところ

バックアップファイルの書き出し方法が最初わからなかったんだけど、こんなとこにあった。ドキュメントに書いてなさそうな気がするので備忘録まで。

backup file export

実際の設定

Layer01

Layer02

現在角度調整脚はつけずに運用中。ちなみにかなりしっかりした厚さがあるのでリストレストは必須だと思います。

僕は下記商品をチョイスしてます。

https://www.yodobashi.com/product/100000001007501117/

Waffreeの悪いところ

悪いというと語弊があるんだけど、単純に高い。お値段109,780円(税込)

https://sales.waffree.com/items/94742343

ただこれは暴利というわけではなく、生産量の少なさや贅沢な仕様によるものだろうと思う。技適も通っているとのことだし、そのコストも乗っていると思う。

あと重いので持ち運び用途を期待してる人にはNot for youかと思います。約2kg(左ユニット850g、右ユニット1150g)

まとめ

プロであるならば道具にはこだわりたいもの。

ガチガチに省スペース化をしたい諸兄には合わないかもしれないけれど、ツールに変なホットキー操作を強いられているデザイナ・アーティストに特にオススメしたいプロダクトと言えます。

ユーザーがいっぱい増えて、末永くサポートを受けられる未来が来るといいな。

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