【Claude Code】5日間連続で社内LT会を開催しました!
株式会社キーウォーカーでは積極的に生成AIの業務活用を検討しています。
その中の取り組みの一つとして、Claude Codeの活用の社内LT会(ライトニングトーク)を実施しました。
単なる技術紹介ではなく 「エンジニアの現場で本当に使えるのか?」、「事業開発にどう役立つのか?」 といった観点も含めて共有しましたので、内容の紹介です。
Claude Codeとは?
Anthropic社が開発した、ターミナル上で動作するエージェント型AIコーディングツールです。
自然言語による指示で、コード生成・編集・テスト・Git操作などの開発タスクを自律的に実行し、開発の生産性を向上させることができます。
イベント概要
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目的:
- 新しい技術の理解を深める
- 現場での活用事例を共有し、事業・開発に還元する
- 技術検証を楽しみながら文化として根付かせる
- 開催期間:2025年9月8日〜12日(5日間連続)
- 時間帯:参加しやすいようランチタイムに開催
- 形式:社内LT(1人15分程度の発表+質疑応答)
- 発表者:エンジニア、事業開発
「開発現場での応用」「懐疑的な視点」「事業開発での活用」など、様々な事例と意見が飛び交いました。

多くの方に参加いただきました!
発表テーマとハイライト
9/8 「Claude Codeを活用して新規事業開発でモック作成を効率化した話」
新規事業開発視点からの発表です。非エンジニアでもモックアップの作成を2,3日→2,3時間に加速できた事例を紹介しました。
👉 ビジネスサイドが自らアイデアを形にできるようになることは、事業検証サイクルの高速化に直結します。開発リソースに依存せずに初期検証ができることで、スタートアップ的なアジャイルな動きがより取りやすくなっていると感じました。
9/9 「Claude Codeは何も出来ません」
あえて挑発的なタイトルでの発表です。アンチパターンやツールの限界、不十分な点を率直に指摘しつつ、どのような使い方をすべきか、生成AIとどう向き合うべきかを紹介しました。
👉 新技術に飛びつくだけでなく、批判的に検証することの大切さを学べる発表でした。アンチパターンや成功例だけでなく、今後、技術者としてどう向き合うべきかについて触れているところんに、エンジニアとして成長していく姿勢が表れていて尊敬です。
9/10 「プロダクト開発/受託開発でのClaude Code活用の現在地」
自社開発・受託開発それぞれでの試行錯誤をシェアする発表です。業務の特性に合わせた活用方法を検討し、失敗も含めて重要な知見として紹介しました。
👉 単なる技術紹介ではなく「現場の実務にどうフィットするか」をリアルに語る発表でした。インパクトのある成功事例も共有いただきつつ、品質を考慮してあえて活用することを諦めた話があり、エンジニアとしての責任感の強さやプライドを感じました。
9/11 「Claude Codeを活用したMVP開発」
モックアップではなくMVPまでの開発においての試行錯誤と、生成AIを活用したコーディングでも要件定義・設計が大切であることを紹介しました。
👉 アプリの完成度そのものよりも、「数日で試作ができる」「モノを見ながらディスカッションできる」というスピードの価値を感じました。社内の開発だけでなく、お客様に対しても仮説検証やPoCを迅速に提示できることは、素早い価値提供と競争力強化につながると思います。
9/12 「Claude Code 活用事例と経験則 -AIとの効率的な開発-」
機械学習モデルのファインチューニング、初見のコードの分析、技術負債の解消、社内モジュールバージョンアップなどの多くの活用事例と、そこから得られた知見を余すことなく紹介しました。
👉 効率化だけでなく「AIと人間がどのように協働して開発を進めるべきか」という指針を示してくれる発表でした。短期間で様々な活用の可能性を検証しており、技術だけでなく、どのように価値提供に繋げることができるかに対する探究心を感じました。
全体を通して
今回のLT会を通して以下のような共通認識が得られたかなと思います。
- Claude CodeなどのAgentic Codingはまだ発展途上
- 活用の幅は、自身のエンジニアリング能力や活用案件の理解度に依存する
- ただし現時点でも効率化は十分可能であり、Biz・Devどちらの立場からも「実験する価値」はある
“使うかどうか”ではなく、”どう使うか”を考えるフェーズにあると実感しました。
今後の展望
これをスタート地点として今後は活用体制を整備し、組織的な広がりを作っていきます。
Claude Codeに限らず、生成AIや開発支援ツールは今後も継続的に検証していく予定で、社内用AIエージェントの活用、新規事業開発への応用など、さらなる挑戦も進行中です。
今後もLT会などを開催し、社内により深く「技術検証と共有の文化」を根付かせていきます。
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