🍈

GitHub Releases を使ってリリースページを作る

に公開

簡単ながら自作CLIツールを作ったので、ついでにGitHub Releases を使ってリリースページを作ってみました。本記事は公開までの備忘録になります。

公開したリリースページ

https://github.com/yoshikawa11/tasklog/releases

GitHub Releases とは

GitHubより引用します。

他の人が使用できるようにソフトウェア、リリースノート、バイナリファイルへのリンクをパッケージしたリリースを作成できます。

プロジェクトの特定のバージョン(例: v1.0.0)をまとめて配布・告知する仕組みで、ソフトウェアをユーザーや開発者に届ける公式リリースとしても機能します。
本機能を利用するメリットは以下の通りです。

  • ビルド済みバイナリを添付できユーザーがすぐ試せる
  • タグ付けでバージョン管理が明確になる
  • 通知や連携で公開を広く知らせられる

公開まで①: タグつけする

最初にプロジェクトにタグを付与します。

git tag -a [タグ名] -m [メッセージ]

デフォルトの git push コマンドはリモートリポジトリにタグ情報を送信しません。次のコマンドでタグ情報を送信します。

git push origin [tagname]

公開まで②: バイナリを作成する

ツール作成にあたり実行環境の Deno には実行可能ファイルのコンパイル機能が提供されています。
次のコマンドはパーミッションフラグ、実行可能ファイル名、プラットフォームのバイナリを指定しています。

deno compile --target x86_64-pc-windows-msvc --allow-read --allow-write --output tasklog main.ts

--target オプションとOSの対応は以下の表にまとめました。

OS ターゲット(--target)
macOS x86_64-apple-darwin, aarch64-apple-darwin
Linux x86_64-unknown-linux-gnu, aarch64-unknown-linux-gnu
Windows x86_64-pc-windows-msvc

公開まで③: タイトル・リリースノートを書く

必要な内容を記載します。今回は ver 1.0.0なので、バグ改修はなく、新機能や使い方を中心に書きました。
作成バイナリも忘れずに添付します。

感想

公開までの作業は簡単でした。
今回はすべての作業を手作業で行いましたが、GitHub Actions を使ってタグ付けをトリガーにビルド、リリース自動化できるようです。次回以降の課題です。

Discussion