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DATASaberプログラムを受けて思ったこと

2022/04/07に公開

はじめに

今後弟子をとった際に、自分が感じた不満を繰り返さないため、
良かったと感じたことをまた伝えられるように備忘録を残す

DATASaberとは、増え続けるデータをうまく活用できるよう
その術を学び、また、データ分析の文化を広めることを目的とした認定制度である。
このプログラムの特徴として、認定を受ける際には師匠を一人見つけなければならない点がある。
これは、3か月というわりと長い期間の挑戦を乗り切る目的もあるが、
それだけでなく、師匠として教えることがDATASaber活動の実践の場として設けられているという側面もある。

今後、DATASaberの認定を受けたのちには、自分も、師匠として教えていくことが求められている。
そこで、弟子として活動した期間中に感じたことをここに書き残すことで、師匠としての活動をどう進めていくか、方針を定め、それを忘れないようにすることがこの記事の目的である。

思うところのある点

挑戦前段階にて

この挑戦を始めたきっかけは、上司の誘いから始まった。
なんでも、DATASaber認定が案件を受ける前提条件に入っていることが増えてきたとかで、
個人的にも、やる気だけでは受けられないものを受けられるし、スキルの向上にも良いと思って受けることにした。

最初の問題はここから始まった。
DATASaberに挑戦するには、挑戦する理由と、DATASaberになった後何をするか答える必要があった。
これに答えるのは容易ではなかった、なにせ、半分くらいは自分の意志で受けているわけではないからだ。

例えるなら、コンビニで目に入った唐揚げ棒を「あっ、あとこれもください」と言っているのとそう変わりない心持ちに対して、なぜ受けるのかと聞かれても、面白そうだからとしか言いようがないと思った。
DATASaberになった後に何がしたいかなど、なってみないことにはわからないと思った。

何か相当な熱意があるとかでない限り、この質問には心理的なギャップがあると思える。
なにか対処が必要だろう。
例えば、自分はどう答えたのか伝えるなど、材料があると答えやすいかもしれない。

挑戦中にて

挑戦には2種類ある。
技術課題と、コミュニティ活動である。

技術課題は、Google Formを利用した選択式問題の形式であり、
内容としては、Tableauの実技問題と、ベストプラクティスなどの知識をという1種類がある。

コミュニティ活動では、イベント開催や、Tableau PublicへのViz投稿など、Tableauコミュニティに関連する活動を行う。

この二つの挑戦のうち、コミュニティ活動はあまり問題にならなかった。
なぜなら、コミュニティ活動は挑戦としては行ったかどうかを評価される傾向があるからである。
どういうことかというと、活動内容は評価の対象とならず、とりあえずやってしまうという方法がとれるのである。

一方で、行き詰まりを感じたのは技術課題だった
こちらは逆に全問正解が達成条件である。
そのうえ、間違えた設問がどれであるかといったフィードバックがない。
これは、単に環境がよくないという話ではなく、
問題について議論を持つための仕掛けになっている。
(とはいえどれが不正解なのかわからないというのは結構ストレスになるが)
問題を解いていながら実のところ、大切なのは問題について考えることにある。

だから本当は正解することはそこまで大切ではない。
しかし、挑戦を進めるためには正解しなければならない。
このジレンマがあることに気が付かなければ、延々と不親切な問題を解く羽目になる。

だから最初に理解していおいたがよいことがひとつある。
それは、「正解できなかったら話す」ということである。
話すことによって考えをより明確にすることができるし、
考えるだけでは答えられないような問題も存在する。
話すことで理解を深めることが狙いであり、技術課題に挑戦する意義もそこにあると思うので

一石二鳥である。

良かったと思う点

まず、コンテンツの質が良かった。
教材として指定されている動画は説得力があり
一貫して1つの価値観を提供しているところがよかった。
ただし1つ1つが長いので復習が行いにくい。
動画を見た際には、自分でまとめを作成するとよいかもしれない。

ほかに、師匠が良かった。
よく話してくれる、より具体的にはとてもよくしゃべるところがよかった。
それは自分の考えを持って、さらに話せるように整理されていることの表れの他ならない。
今の自分に同じことができる気がしないが、できるといいなと思った。

結論

以上をまとめると次の4点になる。

  • DATASaberに挑戦する理由にはどんなものがあるのか伝える。
  • 技術課題は学校のテストとは趣旨が異なるもので、正解できなかったら相談するとよいことを伝える
  • 教材コンテンツを視聴する際には、内容のまとめを作成する
  • 考えを話せるまで整理して、例示もできるよう引き出しを作る

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