なぜ発表がうまくいかなかったのか
はじめに
ゆえあって発表を開催したものの、思った通りには出来なかったので振り返りをした。
この記事では、備忘録を兼ねて振り返りの内容を残すことにした。
公開するので人にも読めるようにと思い、以下の構成をとった。
- 導入:記事を書く動機
- 本文:発表スライドをもとにした改善例
- まとめ:改善ポイントをまとめたチェックリスト
なお、振り返りには以下を参考にした。
本文:発表スライドをもとにした改善例
スライドは以下に公開されている
スライド1
箇条書きになっている点がよくない。
ポイント「スライドは読まない、読ませない。シンプルな絵がよい」
話始めにDATASaberの紹介をしているのも突拍子すぎる。
このスライドを見せても、発表タイトルとの関連が薄いため、何の話が始まるかすらはっきりしない。
発表の定石としては、開始には聞いている人に対して約束をするとよい。
「この発表が終わるころにはグラフづくりに対する見方が変わっていることを約束しましょう」といった具合に
スライド2
説得力がない
根拠があいまいだし、インパクトがない、
熱意も特別感もないので人を動かす要素がない。
改善例としては例えば、
「たかがグラフと思う方も多いでしょうが、こちらをご覧ください」
といって、並みかそれ以下のグラフを見せ
「このグラフをここまで改善することができます。このようにグラフの出来が変わることで初めて見えるものがあるのです」
と力説できるとよかった。
スライド1と同様に文字の羅列は悪いスライドの典型である
スライド3
実演を始めることを伝えるスライド。
スクリーンショット一枚で完結しているのでシンプルではある。
ただ、意図を伝えるには明確性に欠ける。
スライド4
発表の最後に話すとよい内容は、聞き手に対する表敬である
このスライドのように、最後にまとめを残すことで、伝えたいことをはっきりさせる効果が期待できるが、それは記憶に残るのみで、考えを変えるまでの効果は期待できない
そも、まとめが必要なのは、発表内容が薄いからである。
人間は忘れやすいので同じことを何度も飽きさせないように形を変え伝えるのがよい発表である
まとめ:改善ポイントをまとめたチェックリスト
以上の内容は「How to Speak」に基づいた改善であり、よりよくなる可能性は当然残っている。
しかし、実際に行った発表よりは確実に良くなることは、「How to Speak」を視聴することで理解できるはずだ
冒頭で約束したチェックリストは以下である
・初めに約束をしている
・スライドが読み物になっていない
・同じことを形を変えて伝えている
・他との違い、独自性を伝えている
・情熱が込められている
・最後に敬意を示している
以上
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