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来春OSS化予定!WebGIS「Re:Earth」の機能を紹介する

2020/12/18に公開


株式会社ユーカリヤの田村です。FOSS4G Advent Calendar 2020の18日目の記事を投稿します。

ノーコードでCesium上にデータの可視化ができる「Re:Earth」リリース!

Re:Earthは、ノーコードでCesium上にデータの描画や機能の追加ができるWebアプリケーションです。
日本語公式サイト:https://reearth.io/jp

2020年11月8日に開催されたFOSS4G 2020 Japanにて、Cesiumをノーコードで使用できるWebアプリケーション「Re:Earth」を商用サービスとして公開しました。以下は、その時の資料です。

https://speakerdeck.com/hideba/foss4g-japan-online-ma-chang-ying-dao

また、Re:Earthは、来春までにオープンソースとして公開される予定です。
今日は、Re:EarthのOSS化に向けて、多くの人に興味を持ってもらいたく、Re:Earthのできること、今後の開発予定を紹介したいと思います。

現在、Re:Earthはこんなことができる

現在、Re:Earthに実装されている機能を紹介します。

1.マーカーをたてる

地球儀上にポイントマーカーを追加し、ラベルの追加やサイズ・色の変更ができます。
ポイントマーカー

ポイントマーカーのアイコンには、写真を適用できます。

2.インフォボックスにテキストや写真、動画の追加

マーカーにインフォボックスを追加し、テキスト・画像・動画・表・地図の情報を付与できます。

3.フォトオーバーレイ

フォトオーバーレイは、写真や画像をより印象的に見せることができます。「写真、超カッコ良い」ってなります。
(フォトオーバーレイの設定中)

(フォトオーバーレイの動き)

4.ストーリーテリング

資料に表示順を持たせ、まるで物語を読むように、閲覧者に資料を体感してもらうことができます。

5.背景地図の変更

背景地図は、衛星画像やデザインされた各種地図に変更できます。

6.公開設定

完成したデジタルアースをWebに公開することができます。公開範囲設定や独自ドメインの設定など、公開方法を選べます。

7.その他

①メニューボタン

地球儀上に、メニューボタンを追加できます。

②一括でデータを追加

データベースの接続もしくは、CSVのアップロードにより、一括でデータを追加できます。

③作成したデータをエクスポート

Re:Earthで作成したデータを、KML・CZML・GeoJSON・ESRI Shapefile形式でエクスポートできます。これにより、作成したデータをCesium以外のプラットフォームでも活用できます。

https://excfrzqfcbqmhroldithhcztpguqksfz.reearth.io/

今後、Re:Earthはこんなことができるようになりたい

  • 様々なデータベースとの連携
  • Cesium以外の地図・地球儀ライブラリへの対応(Leafletなど)
  • 統計データを扱い、空間演算
  • プラグインシステムによって機能拡張するためのAPI開発
  • タイムラインなどの時系列データの表示
  • ジオコーディング・住所検索
  • 3Dデータの表示
  • AR・VR対応
  • 印刷対応
  • キーボードショートカット
  • 他言語対応

これらを開発するのに、どれだけ時間がかかるだろう...と思いつつ、がんばります!

OSS化に向けた開発者による機能拡張

  • Re:Earthを自由に、より多くの人に使ってもらいたい。
  • 子供から大人まで、国や地域を超えて誰でも簡単に、デジタルアースでデータを可視化できる状態をつくりたい。
  • Re:EarthOSSコミュニティの皆さんと共に開発を行うことにより、自分たちの想像できる未来の、さらにもう一歩先を走るようなサービスとして育てていきたい。

これらの考えのもと、より多くの人と関わりあえるよう、Re:EarthをOSS化します。

そのために現在、以下の準備を進めています。

  1. ドキュメント整備
  2. OSSのライセンス検討
  3. Re:Earth開発におけるルール検討

来春、こちらのGithubオーガナイゼーションにて公開予定です。
https://github.com/reearth
Re:Earthは、GIS界のFigmaを目指します!
また今後、情報をアップデートしていきます。

日本語公式サイト:https://reearth.io/jp

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