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Raspberry Pi上で起動しているNervesをiPadで表示する

2023/10/09に公開

iPadOS 17によって、USB Type-Cコネクタからの入力によりiPadを外部ディスプレイとして使えるようになりました。Raspberry Piの画面も表示できるということなので、それならNervesでもできるはずだろうと思って試してみました。

実験結果

結論、こんな感じで表示できました。

実験環境

試してみた環境は以下の通りです。

UVC対応アプリはあれこれ出ているようです。「iPadを外部ディスプレイとして使えるUVC対応アプリが続々登場。カメラやゲーム機からの出力も【やじうまWatch】 - INTERNET Watch」を参考にしてください。

実験手順

ざっくりこんな感じです。

  1. Getting Startedに沿って、適当なNervesアプリを作ります。
  2. SDカードに焼いて、Raspberry Piで起動します。
  3. Raspberry Piから、HDMIケーブルでキャプチャーボードを経由してiPadに接続します。
  4. UVC対応アプリを起動します。ここでは上記した通り、Camo Studioを使いました。
  5. Camo Studioで、入力デバイスとしてキャプチャーカードを選択します。

おわりに

Nervesがちゃんと起動しているのかを画面上で確かめたいとか、ネットワークに繋げない環境で直接Nervesを操作したいとかいう時に役に立つことがあるかもしれません。また、ScenicでUIを作ってiPad上で表示するなんてこともできそうです(やる意味があるかどうかはさておき……)。

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