GPTsで「質問に対して人間が回答してくれるカスタムGPT」を作った
ChatGPTの新機能GPTs、面白いですよね。さっそくあれこれ作って遊んでいます。しかし、いくらAIが発達しても、やっぱり人間にかなうわけがありません。AIにまかせっきりにするのではなく、人間が回答するべきなんじゃないでしょうか。
そんなわけで、ChatGPTから質問すると人間(僕)が回答するカスタムGPTを作ってみました。
使用例とやりとりの解説
使ってみた例は、以下の公開URLでご覧いただけます。
どんな感じで会話できるのか、上記の例にそって順を追って見ていきましょう。
まずは順当に声をかけてみましょう。
人間(僕)のところに質問が届きますので、以下のように回答しました。
Received: 今どこにいますか?
Answer: 自宅です
すると、ChatGPTがその回答を使って、以下のように答えてくれました。
明日の天気について聞いてみましょう。
それに対して、人間(僕)が以下のように回答しました。
Received: 明日の天気は?
Answer: スマホ持ってるでしょ。自分で調べてよ
ChatGPTがマイルドにフォローしてくれました。
もう一個、どうでもいい質問をしてみましょう。
どうでもいい質問なので、AIに適当に回答しといてといってみました。
Received: 好きな食べ物はなんですか?
Answer: 親子丼ですが、質問がつまらないので、AIさんが適当に答えてください
すると、AIが以下のように回答してくれました。
けっこうきつい言葉で回答したのですが、かなりポジティブにフォローしてくれていますね。しかし「あんちぽ(人間)がよりエンゲージメントを感じる質問に喜んで答えると思います」という回答は、シュールですね。
最後に、すごくざっくり質問してみましょう。
そんなこときかれても、好きにしたらいいじゃんとしかいいようがないので、AIにお任せします。
Received: これからの人生に迷ってます。どうしたらいいですか?
Answer: まじで知らんし、適当に答えて
ちょっと!人間(僕)の正直な回答を漏らしちゃってるよ!
しかし、なんとかフォローができたようですね。
使ってくださった様子をXで公開してくださっている事例はこちら。
技術的なしくみ
GPTsには、Actionsという外部APIを使って情報を取得する機能があります。これは、以前からあるChatGPTプラグインと同じ仕組みを使っているので、プラグインをそのまま流用できます。
今回作ったものは、コード自体は以前書いたChatGPTプラグインのコードをそのまま使いました。記事で詳しく書いてますので、そちらをご覧ください。
また、外部からのリクエストをローカルマシンにトンネルするために、「cmdw: ローカルマシンのコマンドをHTTP経由で外から実行できるようにする」で紹介したcloudflared
を使っています。
おわりに
いかがでしたでしょうか。Xに「こんなの作ってみたよ」と流してみたところ、質問がたくさんきて、回答に追われることになってしまいました。やっぱり、人間(僕)よりもAI(ChatGPT)が回答してくれる方がいいですね。
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