読書📝:AWSの基本・仕組み・重要用語が全部わかる教科書
本書の特徴は、図解の多さとわかりやすさです。全ページフルカラーで、多くの図解、解説図、アーキテクチャ図が使われています。これにより、概念や仕組みの理解が容易になります。また、重要なポイントを押さえた要点解説や、関連用語やサービスの連携についても解説されているので、分野ごとの特徴をきちんと理解できます。
本書は、入門編、基礎編、実践編の3部構成になっています。
第1部 入門編
クラウドの基礎知識やAWSの基本と全体像について説明されています。クラウドとは何か、なぜクラウドが必要なのか、どんなメリットやデメリットがあるのか、AWSとはどのようなサービスなのか、どのような特徴や歴史があるのかなどが分かります。また、AWSのアカウント作成やコンソールの使い方、料金体系や無料枠の活用方法なども紹介されています。
第2部 基礎編
AWSの主要サービスを16種類に分類して解説されています。ネットワーク関連のサービスでは、VPCやRoute 53、コンピューティング関連のサービスでは、EC2やLambda、ストレージ関連のサービスでは、S3やEBS、データベース関連のサービスでは、RDSやDynamoDB、アプリケーション統合関連のサービスでは、SNSやSQSなどが、監視関連のサービスでは、CloudWatchやCloudTrailなどが、アイデンティティ関連のサービスでは、IAMやCognitoなどが紹介されています。各サービスについては、概要や特徴だけでなく、仕組みや利用シーンも図解で示されており、理解しやすくなっています。
第3部 実践編
AWSの先進的なサービスを80種類に分類して解説されています。静的Webサイト関連のサービスでは、CloudFrontやS3 Website Hostingなどが、エンタープライズシステム関連のサービスでは、Direct ConnectやVPNなどが、コンテナ関連のサービスでは、ECSやEKSなどが、サーバーレス関連のサービスでは、API GatewayやStep Functionsなどが、DevOps関連のサービスでは、CodeDeployやCodePipelineなどが、データアナリティクス関連のサービスでは、RedshiftやAthenaなどが、機械学習関連のサービスでは、SageMakerやRekognitionなどが、IoT関連のサービスでは、IoT CoreやIoT Greengrassなどが、基盤自動化関連のサービスでは、CloudFormationやTerraformなどが、システム管理関連のサービスでは、Systems ManagerやOpsWorksなどが、セキュリティ関連のサービスでは、KMSやWAFなどが紹介されています。各サービスについては、基礎編と同様に概要や特徴、仕組みや利用シーンが図解で示されており、実務で役立つ内容だと思いました。
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