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OSPFで使うコマンド集

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ospfで使うコマンド集

1.初めに

新人インフラエンジニアによるOSPFで使うコマンドをまとめさせていただきました。このドキュメントでは、OSPFの基本設定から確認コマンド、注意事項までを網羅し、初心者でも理解しやすいように解説しています。

2.基礎設定

効果 コマンド
OSPFプロセスの有効化 Router(config)# router ospf <プロセスID>
OSPFを有効化するネットワークの指定 Router(config-router)# network <ネットワークアドレス> <ワイルドカードマスク> area <エリアID>
(推奨)ルーターIDの設定 Router(config-router)# router-id <ルータID>
(要注意)OSPFプロセス再起動 Router# clear ip ospf process

3.確認コマンド

効果 コマンド
ネイバー関係の確認 Router# show ip ospf neighbor
OSPFプロトコル情報の確認 Router# show ip protocols
OSPF関連情報の確認 Router# show ip ospf
OSPFインターフェース情報の確認 Router# show ip ospf interface [インターフェース名]
ルーティングテーブルの確認 Router# show ip route [ospf]

4.注意事項

  • OSPFの設定変更を有効にするには、プロセスを再起動する必要がありますが、運用中のネットワークでは影響を考慮してください。
  • OSPFプロセスの有効化でプロセスIDはほかのルータと一致させる必要はありません。識別する番号は1~65535で設定できます。

5.まとめ

OSPFで使う基礎的なコマンドを集めてみました。障害発生時には確認コマンドを使い状況を把握して対処するのが重要なポイントです。OSPFの設定や確認コマンドを適切に使用することで、ネットワークの安定性と効率性を維持することができます。特に、ルーティングテーブルの確認やネイバー関係の確認は、ネットワークのトラブルシューティングにおいて非常に重要です。これらのコマンドを習得し、実際の運用に役立ててください。

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