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Rustの地域コミュニティを立ち上げた背景と将来

2024/12/03に公開

こんにちは、Findyの西村(@sontixyou)です。この記事はFindy Advent Calendar 2024 3日目の記事です。

これはなに?

Rustの地域コミュニティ Osaki.rsを立ち上げた。
第一回イベントが成功したことを記念して、Osaki.rsを立ち上げた背景と今後について書く。
ちなみに、私は地域コミュニティを立ち上げた経験はない。

なんで地域コミュニティを立ち上げた?

理由1 気軽に参加できるコミュニティが少ない

私は2024/7から本格的にRustを仕事とプライベートで使い始めました。
Rustの文法を一通り学習した後、CRUDできるAPIサーバーを作ったり新プロダクトを実装中に、次のような課題が出てきた。

  • 日本語と英語のドキュメントが少ない
    • Webアプリを作るために知りたいドキュメント
      • 例: xxxxという機能を作りたいけれど、どのライブラリを組み合わせればいいかわからん
      • 例: 単体テストを書きたいけど、テストは全部testsディレクトリに書くのがいいかわからん
  • ディレクトリ構成はなにがベター?
  • 自分が躓いてるところは他のrustaciansも躓くあるあるなのか
  • crateの選定が適切なのかわからん

これらの課題を解決するためには、Rust経験者やプロダクト運用しているエンジニアとオフラインで話すのが手っ取り早いと思った。
ならば、コミュニティに突撃だ!とコミュニティをググっても全然出てこない。
オフライン開催しているRustコミュニティをconnpassで探したが、東京近郊では1つのみ。

オフラインでRust経験者と話す場が欲しいぞ

理由2 Rustは注目されている割に国内コミュニティは盛り上がっているか?

stackoverflowによるとRustは7年連続最も愛される言語とのこと。
回答者の母数のほとんどはヨーロッパ、インド、アメリカがメイン。

プログラミング言語人気ランキングだとなんと14位!!

https://survey.stackoverflow.co/2022/#section-most-popular-technologies-programming-scripting-and-markup-languages

世界的には愛されている言語なので、Rustの国内コミュニティをRuby, Golangくらいに盛り上げたい…
Ruby畑から来た私にとっては、地域コミュニティがないとめちゃ困る。

地域コミュニティのワイワイ感が欲しいぞ

この2つの理由から自分で地域コミュニティを立ち上げることに決めた。
Rubyコミュニティに何回か参加したことがあるため、立ち上げも同じノリでいける気がすると思っていた。

イベント企画~イベント開催前

登壇者を募る

初回開催はLT形式の勉強会でやりたかったため、同じの会社の下司さんのSNS力を頼って登壇者候補を探した。

https://x.com/gessy0129/status/1819242980915413314

このポストの効果によりestie様とドクターメイト様から各1名ずつの登壇が決ったことで、connpassにイベントページを立ち上げる後押しになった。

https://osaki-rs.connpass.com/event/330004/

LT発表者枠は最大5枠を用意し、そのうち3枠を自由応募とした。最初は、全然応募が来ず。。。
発表者が1枠も埋まらなかったなら、私が3枠喋る覚悟だったw

開催1週間前で、ついに全LT枠が埋まった 🎉

自由応募として登壇してくれた方はもともとXでたくさんお見かけしていた方ばかりだったため、応募してくれたのはとても嬉しかった。さらに、3枠分のLTを話し続ける可能性を回避できたのでよしよし。
応募いただき、本当にありがとうございます!!

発表者の中にはRust.Tokyoのオーガナイザーだったり、Rust関連の書籍の執筆者だったり第1回イベントでは豪華発表者になった!

LT枠が全部埋まったときの当時の私

一般参加を募る

一般参加については序盤は伸び悩んでいたが、Xで定期的にポストしたり、登壇者の方が自発的に拡散してくださったおかげで17名ほどに増加した。

イベント開催

当時のイベントの様子。合計20名参加予定でドタキャンした人が誰もいなかった。やったぜ!

LTはどれもよかったですし、自分の目的である「Rust経験者やプロダクト運用しているエンジニアとオフラインで話す」ことができました。
このおかげで、自分が実装で悩んでいたことやRustの伸びしろ等々について議論できたので、とても実りあった勉強会だった。

また、参加者・登壇者からも「またやりましょ」「また参加したい」と声かけていただいたりしたので、無理のない範囲で参加者が楽しめるようなイベントをやりたい。

今後のコミュニティの運営

今後も継続的に開催しつつ国内Rustコミュニティを盛り上げていきたい。
Rustに興味ある方は、Osaki.rsやほかのRustコミュニティに参加してほしい。

Rustコミュニティに参加する方が増えたり、Rustを使う人が増えることで、Rustのエコシステムもさらに成熟していくはずなので、そこにも貢献していきたい。

次回のOsaki.rs

次回のOsaki.rsは2025年1月下旬に開催予定
場所は渋谷で開催予定! お楽しみに!!!🦀🦀🦀
すでに、大崎開催でなくなったw

最後に

4日目は新福さんの記事です!
https://tech.findy.co.jp/entry/2024/12/04/070000

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