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Raspberry Pi 4 セットアップまとめ
Raspberry Pi 4 セットアップメモ
Raspberry Pi 4 を購入して久々に環境構築とセットアップをしていったが,けっこう忘れていることが多く毎回調べている気がするので自分用にメモ.基本的には Raspberry Pi 公式サイト を参考にしながらすすめていきます.OS はオーソドックスに Raspberry Pi OS ( 32-BIT ) にします.
環境情報
- Raspberry Pi 4 Model B
- microSD (32GB)
- Raspberry Pi OS 32-BIT
Raspberry Pi OS Install
今さら知ったのですが,2020年6月に OS の名称が Raspbian から Raspberry Pi OS に変更されていたようです.
公式 Imager を利用して Install
- Raspberry Pi 公式の Software ダウンロードページから各自の環境にあった Imager をダウンロードする
- ダウンロードしたファイルを開き Raspberry Pi Imager をインストールする
- Raspberry Pi Imager.app を起動する
- PC にSDカードを差し込む
-
CHOOSE OS
でRaspberry Pi OS (32-BIT)
を選択 -
CHOOSE STORAGE
で書き込み先のデバイスとしてSDカードを指定 ( ※このとき書き込み先のデータはすべて削除されるので間違えないように注意 ) - 問題なければ
WRITE
で書き込みを実行 ( けっこう時間がかかる ) - 書き込みが終了したらダイアログが表示されるので
CONTINUE
で完了
- SDカードを抜き取り OS のインストールは完了
Raspberry Pi の起動
Raspberry Pi は電源に接続するとすぐに起動するので,電源は最後に接続するようにする
- Raspberry Pi に各種機器を接続する
- キーボード,マウスは USB 端子
- ディスプレイは micro HDMI が必要 ( 端子が2つあるので電源に近い側に接続する )
- HDD ( SDカード ) を差し込む
- 電源 ( USB Type-C ) に接続で起動
基本設定
Raspberry Pi が起動すると基本のセットアップダイアログが立ち上がるので順に設定していく.
- Country を Japan に変更 ( そうすることで言語も Timezone も自動で日本の設定になる )
- ユーザ設定はデフォルトで
pi
になっているので今回はそのままNext
- Password は任意のものを設定する
- ディスプレイの外枠に何も表示されていない領域がある場合は
This screen shows a black border around the desktop
にチェックを入れる - WiFi に接続
- Restart で再起動し基本設定は完了!
Raspberry Pi のセットアップ
ここからはお好みの設定をいれていくのでそれぞれ任意で実行する.
日本語入力
Raspberry Pi は「表示」に関しては標準で日本語に対応しているが,「入力」には対応していない.
さまざまな言語の入力メソッドを提供する iBus
と日本語入力エンジンの Mozc
をインストールする.
- LX Terminal を起動
-
sudo apt update
でパッケージ管理ツールapt
のパッケージ一覧情報を最新に更新 -
sudo apt install ibus-mozc
でiBus
とMozc
をインストール
これで英語/日本語の切り替えができるようになる.
vim のインストール
Raspberry Pi に標準搭載されているテキストエディタは nano
なので高機能テキストエディタである vim をインストールする.
sudo apt install vim
インストールすれば特別な設定をせずにすぐに使える.
ssh 設定
慣れた自分の PC から操作したいので ssh の設定を入れる.
- Raspberry Pi の GUI で設定を入れる
-
ラズベリーアイコン => 設定 => Raspberry Pi の設定
でシステム設定を開く -
SSH
の項目を「有効」にする - Raspberry Pi を再起動
-
- CUI で設定
- LX Terminal を開く
-
ip a
でネットワーク情報を表示 - 無線LAN接続なので
wlan0
のinet
のIPアドレスを確認する
- 自分のPC
-
ssh pi@00.00.00.00 (ip address)
で ssh 接続
-
解像度の変更
画面の解像度がディスプレイと合わないときには自分で設定ファイルを編集する.
- LX Terminal で
/boot/config.txt
を開くsudo vim /boot/config.txt
// 以下の記述を探し変更する ( コメントアウトは外す )
framebuffer_width=1920
framebuffer_height=1080
sudo reboot
非公開のネットワークに接続する
大学の研究室で実験しているので,学内の無線LANに接続できるか試してみる.
- SSID や設定は事前に調べておく
認証方式: WPA2エンタープライズ
暗号化方式: AES ( 共通鍵暗号方式 )
- LX Terminal を開く
- ( 事前に情報があれば skip )
sudo iwlist wlan0 scan
で付近の無線LANの情報を表示- 通常は
ESSID
を確認して接続対象を探すが駒澤の無線は非公開なので出てこないはず
- 通常は
-
sudo vim /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
でネットワークの設定ファイルを開く - 1番下に以下の記述を追記する
network={
ssid="musen-name"
scan_ssid=1 # hidden ssid への接続
key_mgmt=WPA-EAP # 認証方式(ここではWPA2エンタープライズ)
pairwise=CCMP # 暗号化方式(CCMP=AES)
auth_alg=OPEN # 認証アルゴリズム(WPA/WPA2はOPEN)
eap=PEAP # EAPメソッド(認証方式でphase2へつながる)
identity="ID"
password="PW"
phase1="peaplabel=0" # 外部認証(0はバージョン)
phase2="auth=MSCHAPV2" # 内部認証(VPNやWPA2の認証としてよく使うMS-CHAPv2)
scan_ssid=1 # hidden ssid への接続
priority=1 # 複数ネットワークがある時の優先度(大きいほうが優先度が高い)
}
- Raspberry Pi 3 まではこれで接続できていたが,4からはこれだけでは接続できないので以下の設定も行う
-
sudo vim /etc/dhcpcd.conf
の末尾に以下の記述を追記
interface wlan0
env ifwireless=1
env wpa_supplicant_driver=wext,nl80211
-
sudo reboot
で再起動すれば自動接続される
まとめ
Raspberry Pi のセットアップ方法をまとめました.
また追加で何か設定を入れたら追記していきます.
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