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Redash 8 運用知見

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ダッシュボードのWidget parameterDefault Valueの変更方法

手順

  • ダッシュボードでValue SourceWidget parameterに指定したWidgetの初期設定値にあたるDefault Valueを変更するには以下の手順を踏む
    1. 該当Widgetのクエリを開く(View Query)
    2. 該当WidgetのクエリでDefault Valueにしたい値を選択してクエリ実行する
    3. これによってダッシュボード側のDefault Valueも変更される

ポイント

  • ダッシュボードには各種フィルターの値の初期値を変更する機能はない
  • あくまで各種クエリをまとめて表示しているだけでダッシュボード上での変更は元クエリには影響しない

参考

https://redash.io/help/user-guide/querying/query-parameters

Default Value is what Redash will use if no other value is specified. To change this from the query screen, execute the query with your desired parameter value and click the Save button.

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View Onlyの権限でできること(できたこと)

ネットに転がってる情報と自分の環境で差分があったのでとりあえずメモっとく

前提

  • Redashでは権限管理をGUI or CLIで行うことができ、CLIのほうが細かく設定できる
  • Redashの権限はGroupに付与し、そこに各ユーザーのアカウントのアタッチすることで適用できる
    • AWSのIAMグループへのポリシー適用と同じ感じ
  • GUIではGroupに各DataSourceごとに以下2種類の権限を選択して付与できる
    • Full Access
    • View Only
  • View Onlyは文字通り閲覧可能権限で既存のクエリやダッシュボードを追加/編集/削除することができない
    • 実行はできる

環境

  • Redash on ECS
  • ver 8.0.0+b32245

できないらしいけどできたこと

  • View Onlyのユーザーは原則クエリやダッシュボードの実行は可能だが、クエリ内にパラメータが含まれていると実行できないという情報がネットにたくさんある
    • その場合はCLIから細かく権限設定することで回避可能であるとされている
  • Redashでユーザーにクエリの閲覧と実行のみを許可する
    • Redash 8.0.0+b32245

    • 同じバージョンを利用しているがパラメータ付きのクエリ/ダッシュボードでも実行が可能だった
    • 実行だけでなくパラメータの条件変更も可能だった
  • ちなみにクエリ/ダッシュボードでのCSV等のダウンロードもできた

まとめ

  • View Onlyという権限は閲覧と実行ができ、実行の中にはパラメータの変更も含まれる
    • パラメータの変更は元クエリの条件を変えているだけでクエリそのものを変更したりしているわけではないので当然の仕様だと思う
  • これでFull Accessは渡したくないけどある程度は"よしなに"してほしいみたいなケースなら"よしなに"の部分をパラメータにしてダッシュボードにまとめて渡せばよくなる
  • かなり利便性ある
  • SQLが書けない運用者にView Onlyでアカウント発行してダッシュボードのリンクだけ渡せればパラメータ弄って"よしなに"しながらデータ集計してCSVでダウンロードしてもらうとかが簡単にできる