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OSPF
スタティックルーティングとダイナミックルーティングの違い
スタティックルーティングとダイナミックルーティングの違いについて、説明できますか?
今回はそれぞれの仕組みとメリットデメリットについて説明します。
スタティックルーティング
- ネットワーク管理者が手動で経路情報を設定する。
- ルータ負荷は小さい。規模も小さい。更新の際も手動で行う。
ダイナミックルーティング(OSPF)
-
ルーティングテーブルを利用して、ルータ同士が経路情報を自動で学習し、設定する。
-
ルータ負荷は大きい。規模は小さいものから大きいものまである。
-
自動で更新される。
*どちらも障害発生時は通信ができなくなるが、ダイナミックルーティングは一瞬切断され、すぐに別のルートから通信される。
*手動なのか自動なのかが大きく違い、障害発生時の復旧の早さも違います。
ここからはOSPFについて詳しく説明していきます。
OSPFとは
- IGPに属するルーティングプロトコルの一種である。リンクステート方式を採用しており、メトリックはポップ数である。
- リンクステートとは、接続情報(リンクステート情報)を全てのルータで共有し、構成図(SPFアルゴリズム)のようなものを作成する。それをもとに、それぞれのルータで最短経路を探索し、ルーティングテーブルに登録する。
OSPFの主要な要素の一つとして、Helloパケットとネイバーがあります。
OSPFルータは隣接するOSPFルータに定期的にHelloパケットを送り合い、ルータとの関係を維持する。
まとめ
今回は、スタティックルーティングとダイナミックルーティング(OSPF)の違いについて説明し、特に、OSPFとは何かについて説明しました。
- スタティックルーティングは手動で更新を行う。
- ダイナミックルーティングは自動で学習し、更新を行う。
- OSPFはリンクステート方式のルーティングプロトコルであり、ASPアルゴリズムを用いてネイバー関係を確立・維持しながら、自身からの最短経路を設定する。
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