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RISC-Vボード Milk-V Duoを使ってみる1

2023/08/19に公開

内容

milkVのmilk-V Duoを使ってRNDIS経由で繋いでみたまとめ。

milk-V Duoとは?

milkVがリリースしているRaspberry Pi PicoサイズのRISC-Vボードです。
筆者はAliexpressでチラ見して面白そうなので購入してみた感じで、情報を調べながら
進めている状況です(まだよくわかっていない)

概要

下記が詳しいです。ざっくりだと、

  • 対応:RTOS/Linux/MicroPython
  • CPU:RISC-V CVITEK CV1800B(2core/2thread@700MHz~1GHz)
  • Memory:DDR2-SDRAM 64MB
  • Ether:10M/100M対応(PHY内蔵, 外付けのRJ45コネクタアドオンボード接続必要)
  • SDカードスロット搭載
  • Raspberry Pi Pico互換のGPIOを使用可能(28個)
  • MIPI-CSIコネクタ搭載(カメラ接続可能)
  • USB Type-Cコネクタ搭載(RNDIS接続可能、電源+データ通信用)

となっているようです。

ピンアサイン

こんな感じ。

お値段

Aliexpressにて\1,471円でした。今は少し高くなっているっぽいですが、昨今の
Raspberry Pi Zeroの高騰/入手難などを考えるとわりと安いかと。比べちゃうと
スペック的にはかなり低いですが....

発送まで時間がかかると思っていましたが、4日くらいで届きました。速い。

サイズ感

Rasbperry Pi Pico互換と謳っているだけあって、サイズは一緒です。このサイズでLinuxが
動作するのは良きですね。

書き込むイメージ

とりあえずLinuxを起動するだけであれば、イメージが準備されているので
RufusなどでSDカードに書き込んでボードに搭載して電源入れるだけでイケるようです。

今回は現時点で最新の2023/08/17リリースのDuo V1.0.3を利用してみました。
リリース

制限

2コアで1.4Kなら面白そうと思っていましたが、よくよく調べるとまだ片方使えない
ようでした。ただざっくりお試しなら全然あり。

  • 2コア搭載だが、現時点は片方の1コアは使用できない仕様になっている。
  • リリースイメージはMIPI-CSI経由でのカメラ使用を想定しており、ION用にメモリを
    とっているため、起動後28MB程度しか使えない。カメラを使用しないのであれば
    ソースをいじってION_Value=0にすることで64MBフルで使えるようになる(らしい)

RNDIS設定する

Windows環境でまずやってみたので、RNDIS設定してみました。ドライバはOS搭載のものを
そのまま使う感じでOKでした。

  1. ネットワークアダプタ->Microsoft->リモートNDIS互換デバイス と選択

  2. デバイスマネージャで認識される。これで準備OK

sshしてみる

適当なsshクライアントで接続するだけでOKです。今回はTeratermを利用させてもらいました。接続条件は、

IP:192.168.42.1
ユーザー名:root
パスワード:milkv

でいけます。

繋いでみた

接続はUSB Type-Cケーブル1本でOKです。

こんな感じで見えたらOK

参考文献

Discussion