RISC-Vボード Milk-V Duoを使ってみる1
内容
milkVのmilk-V Duoを使ってRNDIS経由で繋いでみたまとめ。
milk-V Duoとは?
milkVがリリースしているRaspberry Pi PicoサイズのRISC-Vボードです。
筆者はAliexpressでチラ見して面白そうなので購入してみた感じで、情報を調べながら
進めている状況です(まだよくわかっていない)
概要
下記が詳しいです。ざっくりだと、
- 対応:RTOS/Linux/MicroPython
- CPU:RISC-V CVITEK CV1800B(2core/2thread@700MHz~1GHz)
- Memory:DDR2-SDRAM 64MB
- Ether:10M/100M対応(PHY内蔵, 外付けのRJ45コネクタアドオンボード接続必要)
- SDカードスロット搭載
- Raspberry Pi Pico互換のGPIOを使用可能(28個)
- MIPI-CSIコネクタ搭載(カメラ接続可能)
- USB Type-Cコネクタ搭載(RNDIS接続可能、電源+データ通信用)
となっているようです。
ピンアサイン
こんな感じ。
お値段
Aliexpressにて\1,471円でした。今は少し高くなっているっぽいですが、昨今の
Raspberry Pi Zeroの高騰/入手難などを考えるとわりと安いかと。比べちゃうと
スペック的にはかなり低いですが....
発送まで時間がかかると思っていましたが、4日くらいで届きました。速い。
サイズ感
Rasbperry Pi Pico互換と謳っているだけあって、サイズは一緒です。このサイズでLinuxが
動作するのは良きですね。
書き込むイメージ
とりあえずLinuxを起動するだけであれば、イメージが準備されているので
RufusなどでSDカードに書き込んでボードに搭載して電源入れるだけでイケるようです。
今回は現時点で最新の2023/08/17リリースのDuo V1.0.3を利用してみました。
リリース
制限
2コアで1.4Kなら面白そうと思っていましたが、よくよく調べるとまだ片方使えない
ようでした。ただざっくりお試しなら全然あり。
- 2コア搭載だが、現時点は片方の1コアは使用できない仕様になっている。
- リリースイメージはMIPI-CSI経由でのカメラ使用を想定しており、ION用にメモリを
とっているため、起動後28MB程度しか使えない。カメラを使用しないのであれば
ソースをいじってION_Value=0にすることで64MBフルで使えるようになる(らしい)
RNDIS設定する
Windows環境でまずやってみたので、RNDIS設定してみました。ドライバはOS搭載のものを
そのまま使う感じでOKでした。
-
ネットワークアダプタ->Microsoft->リモートNDIS互換デバイス と選択
-
デバイスマネージャで認識される。これで準備OK
sshしてみる
適当なsshクライアントで接続するだけでOKです。今回はTeratermを利用させてもらいました。接続条件は、
IP:192.168.42.1
ユーザー名:root
パスワード:milkv
でいけます。
繋いでみた
接続はUSB Type-Cケーブル1本でOKです。
こんな感じで見えたらOK
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