Mac開発環境整備2025年5月

内容
Macを買い替えたので環境構築の記録を残す為にスクラップを作成。
移行ツールを使っても良いが一度普段使っているツールを見直す良い機会なので自分で構築していく。
参考

今使っているMacの環境構築した時のスクラップ。

新しいMacのスペック
以下の通りです。
MacBook Pro(M4 Pro/M4 Max)
16コアCPU、40コアGPU、16コアNeural Engine搭載Apple M4 Maxチップ
128GBユニファイドメモリ

基本設定
少しUIが変わっていますが基本的には https://zenn.dev/keitakn/scraps/4ec21e1ce71101 で対応した手順と同じです。
ユーザとグループ
右上のメニューにログインウィンドウを表示する為の設定(ファストユーザースイッチメニュー)を有効化する。
トラックパッド
- トラックパッドをタップしたらクリックする設定を有効化
- カーソル速度を最速に変更
キーボード
キーのリピート・リピート入力認識までの時間を最速化
Dock
普段はDockを見えないように設定(カーソルを合わせると見えるようになる)
Finder
- 隠しディレクトリの表示
- 拡張子の表示
- パスバーの表示
キーボード
- 英字入力中にスペルを自動変換のチェックを外す
- 文頭を自動的に大文字にするのチェックを外す

Homebrew
https://brew.sh/ja/ の内容に従いインストールを進める。
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
インストールが成功したがパスが通っていない。
Warning: /opt/homebrew/bin is not in your PATH.
Instructions on how to configure your shell for Homebrew
can be found in the 'Next steps' section below.
==> Installation successful!
==> Homebrew has enabled anonymous aggregate formulae and cask analytics.
Read the analytics documentation (and how to opt-out) here:
https://docs.brew.sh/Analytics
No analytics data has been sent yet (nor will any be during this install run).
==> Homebrew is run entirely by unpaid volunteers. Please consider donating:
https://github.com/Homebrew/brew#donations
==> Next steps:
- Run these commands in your terminal to add Homebrew to your PATH:
echo >> /Users/keita/.zprofile
echo 'eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"' >> /Users/keita/.zprofile
eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"
- Run brew help to get started
- Further documentation:
https://docs.brew.sh
以下を実行してパスを通す。(keita
の部分は当然人によって変わる)
echo >> /Users/keita/.zprofile
echo 'eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"' >> /Users/keita/.zprofile
eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"

ターミナル
最近は Warp を使っているので https://zenn.dev/keitakn/scraps/2d48c651a508f0 を参考にインストールを実行。
カスタマイズはほとんど行っていない文字サイズとウインドウサイズを少し調整したくらい。

zshの設定
自分はGitHubに ~/.zshrc
をバックアップしているのでそれを参考に移植した。
最近AWSで開発をしていないので aws_completer
は必要になったタイミングで入れようと思う。
元々自分の ~/.zshrc
には以下のパッケージの設定があったのでこれらを追加。
- asdf
- direnv
- zsh-completions
- zsh-autosuggestions
最新のドキュメントも確認しながら設定が間違っていないか確認したが自分が前回作成した ~/.zshrc
(確か2025年の2末に作った記憶)から特に変更する必要はなく問題なく動作している。

ランチャーアプリ
最近は Raycast を利用しているのでこれをインストール。
brew install --cask raycast
絵文字
これは過去の自分の投稿だが ⌘ + E
で絵文字検索が起動するように設定している。
Clipboard History
クリップボード履歴からコピーしたテキストを選択できるよくある機能。
別でインストールするよりもRaycastを使ったほうが楽なのでこちらを利用する。
自分の場合は ⌥ + v
でクリップボード履歴が起動するようにショートカットを設定した。
より詳しい内容が以下の記事に載っているので参考までに。

Git
https://zenn.dev/link/comments/dbc8b029b2433c のコメントと全く同じように対応。

GUI Git Client(Fork)
https://zenn.dev/link/comments/3438ab988b694e のコメントと同じくForkを導入。

VSCode
自分はCursorやJetBrainsのIDE、Windsurfなどを状況によって使い分けているのでVSCodeはメモ書き代わりに利用する程度でメインのエディタではない。
ただ周りにはVSCodeメインのエンジニアも多いので一応最低限環境を整えておく。
基本的にはこのコメントの通り。
以下でインストールを実施。
brew install --cask visual-studio-code
あとは拡張機能の一覧を code --list-extensions
で出力して、それをテキストなどに保存。
以下のようにコマンドで一括でインストールする。
cat "出力したファイル名" | xargs -n 1 code --install-extension
を実行。
あとは settings.json
をコピーして終了。
いつの間にか設定をリモートに同期出来る機能が追加されたので、これを有効にしておいた。
今後はこの手順も不要になりインストールしてVSCodeにログインするだけで設定引き継ぎなども終わりになりそう。

Cursor
以下でインストールを実行。
brew install --cask cursor
こちらもVSCode互換なので cursor --list-extensions
というコマンドが使えるのでこれで拡張機能一覧を出力する。
自分の場合は cursor_plugins
というファイル名にして保存した。
cat cursor_plugins | xargs -n 1 cursor --install-extension
settings.json
も同じようにコピーして移植する。
これでエディタの設定は完了。
次にAPIキーの移植だがこれは方法が分からなかったので手動で移植した。

Cursorの設定完了後に o3
のモデルを使ってAIに質問をしたところ以下のエラーが発生した。
Request failed with status code 400: {
"error": {
"message": "Your organization must be verified to stream this model. Please go to: https://platform.openai.com/settings/organization/general and click on Verify Organization. If you just verified, it can take up to 15 minutes for access to propagate.",
"type": "invalid_request_error",
"param": "stream",
"code": "unsupported_value"
}
}
調べたところ https://platform.openai.com/settings/organization/general で Verifications Organization
を実行すれば良いらしい。

数十秒後に再リクエストしたら問題なく動作した。

Windsurf
インストール。
brew install --cask windsurf
特別何か設定している訳ではないので省略。

asdfの設定
ここからは asdf
での設定を進めていく。
最近はTypeScript、Python以外の言語はやっていないので主にその2つをやっていく。
あとTerraformも必要なのでこれも設定していく。
プラグインの追加、確認は以下から行う。
asdf plugin list all
でプラグインの一覧を確認可能です。
以下のように grep
で目的のプラグインを探すと楽です。
asdf plugin list all | grep nodejs
Node.js
Node.js用のプラグインを追加
asdf plugin add nodejs https://github.com/asdf-vm/asdf-nodejs.git
インストール可能なNode.jsの一覧を確認
asdf list all nodejs
指定したバージョンをインストール
asdf install nodejs 22.16.0
インストールされているNode.js一覧の確認
asdf list nodejs
全体で使うNode.jsバージョンの設定
asdf set -u nodejs 22.16.0
ターミナルを再起動したら読み込まれるようになる。
node -v
v22.16.0
いつもグルーバルインストールしているパッケージを追加。
npm install -g npm-check-updates
npm install -g vercel
npm install -g @anthropic-ai/claude-code
以下のコマンドを実行してそれぞれ正常にインストールされていることを確認済。
# Vercel
vercel --version
Vercel CLI 42.3.0
42.3.0
# https://www.npmjs.com/package/npm-check-updates
ncu --version
18.0.1
# https://docs.anthropic.com/ja/docs/claude-code/getting-started
claude -v
1.0.6 (Claude Code)

asdfの続き
Terraform プラグインのインストール
まず以下のコマンドで確認。
asdf plugin list all | grep terraform
以下のように表示されます。
iam-policy-json-to-terraform https://github.com/carlduevel/asdf-iam-policy-json-to-terraform.git
terraform https://github.com/asdf-community/asdf-hashicorp.git
terraform-docs https://github.com/looztra/asdf-terraform-docs.git
terraform-ls https://github.com/asdf-community/asdf-hashicorp.git
terraform-lsp https://github.com/bartlomiejdanek/asdf-terraform-lsp.git
terraform-validator https://github.com/looztra/asdf-terraform-validator.git
terraformer https://github.com/gr1m0h/asdf-terraformer.git
以下を実行してプラグインをインストール。
asdf plugin add terraform https://github.com/asdf-community/asdf-hashicorp.git
インストール可能なTerraformのバージョンを確認
asdf list all terraform
指定したバージョンのTerraformをインストール
asdf install terraform 1.9.8
プロジェクト専用のバージョンとして設定
Terraformは各プロジェクトで専用のバージョンを利用する。
asdf set terraform 1.9.8
以下のように正常にバージョンが指定されているので問題なし。
terraform -v
Terraform v1.9.8
on darwin_arm64

asdfの続き
Bun
Bun用Pluginの追加
asdf plugin add bun
利用可能なBunのバージョンを閲覧
asdf list all bun
指定したバージョンのインストール
asdf install bun 1.2.15
プロジェクト固有のバージョン設定
asdf set bun 1.2.15

which bun
/Users/ユーザー名/.asdf/shims/bun

JetBrains IDE
最近はあまり使っていないが昔から課金していたので(ちなみに今も課金している)インストールしていく。
最近は仕事でも個人開発でもTypeScriptとPythonのどちらかなのでWebStormとPyCharmだけ設定していく。
PyCharm
uvのインストール
ローカルでPythonのバージョン管理およびパッケージのバージョン管理をする為に uv
をインストールする。
brew install uv
※ ここから下はuvで管理しているPythonプロジェクトが存在する前提の手順。
Pythonプロジェクトルートで以下を実行。
uv sync --frozen
これでパッケージのインストールやPythonの仮想環境などが出来る。
Pythonのインタープリターを設定する
プロジェクト: プロジェクト名 → Pythonインタープリター → インタープリターの追加
から追加を行う。
既存の選択から .venv/bin/python
に指定されたバージョンのPythonインタープリターが存在するので設定を追加する。
最終的には以下のようになっていればOK。
エディタの基本設定
ほとんど変える必要もないが以下の設定だけ行っている。
-
エディター → 一般
- 保存したファイルの最後にある末尾の空白行を除去
- ファイルの末尾に改行を挿入する
-
エディター → 一般 → 外観
- 末尾の空白除去
Solarized Themeのインストール
JetBrains IDEが新UIになってから以前使っていた Solarized Theme
のプラグインが使えなくなってしまった。
新しく探してみたところ Solarized Chandrian Themes
が新UIに対応しており比較的評価も良さそうなのでこれを使わせてもらうことにする。
バックアップと設定の同期
こちらもいつの間にか設定をクラウド上に同期する仕組みが出来ていたので有効にする。
全てのJetBrains IDEで有効にしておけば問題はなさそう。
これで次回からは移行作業がより簡単になると思われる。

IDE のメモリヒープを増やす