【DAY90】エンジニア就活のリアル:理想と現実
エンジニア就活、思ってたのと違う?
プログラミングを学び、ポートフォリオを作り、いざ就活。SNSでは「未経験から3ヶ月で内定」「年収700万!」なんてキラキラした投稿も多いですが、現実はそんなに甘くないという声も多いのが事実です。
実際、エンジニアとして就職活動をすると、「未経験OK」と書かれていても実質的には即戦力を求めていたり、内定後にブラックな現場に配属されてしまうケースも少なくありません。
「いい職場」って本当にあるの?
テック業界は人手不足という話をよく聞きますが、それは「スキルがあり、即戦力として動ける人材」が不足しているという意味です。逆に言えば、未経験者やジュニア層には過酷な環境が用意されている場合も多い。
「社内研修があるから安心」「教育体制が整っています」という言葉の裏には、現場に放り込まれても自己解決できるレベルまで自力でスキルを上げてほしい、という期待が隠れていたりします。
結果的に、「入社したけど放置された」「客先常駐ばかりで社内文化がない」「先輩に質問できる雰囲気がない」という不満につながるのです。
こき使われる、という現実
エンジニア職は「技術で勝負するカッコいい職業」というイメージがある一方、現場によっては人手不足を補うために長時間労働、休日対応、終わらないバグ修正…と、こき使われるケースも。
特にSES(客先常駐型)の企業では、自社ではなくクライアントの環境で働くため、労働環境のコントロールが難しく、理不尽な状況でも「契約だから」と我慢を強いられることもあります。
もちろん、すべてのSES企業が悪いわけではありません。しかし、未経験のうちは選択肢が少なく、希望条件に合わない企業に入ってしまうことも多いため、慎重な情報収集が必要です。
じゃあどうすればいいの?
結局のところ、就活前にできるだけ「自分で考えて動けるスキル」を身につけることが重要です。
- 個人開発の経験
- GitHubでの活動履歴
- 技術ブログの執筆
- チーム開発経験(インターンなど)
こうした「目に見える実績」があれば、企業側の見る目も変わりますし、自分に合った会社を選ぶ力もつきます。
また、「技術力」だけでなく「ビジネス理解」「コミュニケーション能力」も重要です。実際の現場ではチームで動くことがほとんどで、コミュニケーションの取れないエンジニアは敬遠されがちです。
最後に
プログラミングは素晴らしいスキルです。しかし、それを「どう活かすか」「どこで活かすか」は、自分次第。
就活は大変です。けれど、情報を集め、戦略を立て、実力をつければ、ちゃんと「いい職場」にたどり着けます。焦らず、騙されず、粘り強く進んでいきましょう。
転職やフリーランス、海外など、キャリアの道は一つではありません。今の苦労も、未来の選択肢を増やすための布石だと思えば、乗り越えられるはず。
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