【DAY70】Firebaseでクレーム激減!友達のシステムを改善した話
Firebaseで友達のプロダクトを救った話
ある日、長年の友人から「今作ってるサービス、ユーザーからクレームが多すぎて困ってる」という相談を受けました。
話を聞いてみると、ログインできない、データが消える、通知が来ないなど、初歩的だけど深刻なトラブルが続出しているとのこと。
使っていたのは、レンタルサーバーと独自で書いたPHP+MySQLのシステム。
インフラの知識も少なく、更新や保守も属人的。これじゃスケールもできないし、本人も疲弊していました。
そこで提案したのが Firebase をベースにした再構築。
サーバーレスで保守コストも下がるし、リアルタイム通信・認証・データ管理の信頼性も高い。中〜小規模なプロダクトにはうってつけです。
なぜFirebaseを選んだのか?
友人の課題を整理すると、以下のような状況でした:
- シンプルな認証(メール/パスワードのみ)
- ユーザーごとにデータを保存したい
- 通知(例:コメントが来たら通知)を出したい
- 管理画面でユーザーデータを確認したい
Firebaseなら、これらすべてをコーディング最小限で実現できます。
✅ Firebase Authentication
→ 認証フローを数行で実装可能。Google/Facebook連携も将来追加しやすい。
✅ Firestore(NoSQLデータベース)
→ ユーザー単位でドキュメントを分けて保存。リアルタイム同期も簡単。
✅ Cloud Functions
→ データベース更新時に通知を送る処理を自動実行。サーバーレスでコストゼロ。
✅ Firebase Hosting
→ 管理画面はNext.jsで構築し、Hostingで即デプロイ。SSL付き。
導入後の変化:クレームが激減!
Firebaseベースに切り替えてから、次のような改善が見られました。
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📉 クレーム件数が9割以上減少
→ 特に「ログインできない」「反映されない」系のトラブルがほぼゼロに。 -
⚡ レスポンス速度が安定
→ FirestoreとCloud Functionsの組み合わせで、待ち時間が激減。 -
👨💻 開発・運用の効率アップ
→ 管理画面はReactベース、デプロイは1コマンド。友人もようやく睡眠時間を確保。 -
📊 ユーザーの継続率も上昇
→ UIの信頼性が上がったことで、アクティブ率が20%以上増加。
Firebaseを導入する際のTips
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最初に設計をしっかり考える
Firestoreは柔軟すぎるので、ドキュメント設計を最初に詰めないと後で破綻します。 -
無料枠を把握しておく
Firebaseの無料枠は意外と広いですが、トラフィックが急増すると課金されます。Firebase Emulatorでのテストを活用しましょう。 -
セキュリティルールは手を抜かない
初期は"allow read, write: if true;"の誘惑がありますが、最低限の認可設計は必須です。
まとめ
今回は、クレームまみれだった友人のプロダクトをFirebaseで再構築した話を紹介しました。
Firebaseは小規模〜中規模のアプリに最適で、開発スピード・信頼性・運用コストすべてにおいて強力な選択肢です。
「なんとなくFirebaseは学生向け」と思っていた方にも、今こそ再評価してほしい技術だと思います。
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