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【DAY61】アーキテクチャ再設計:Spring Bootで作る堅牢な業務アプリの土台
Spring Bootアプリの再構築を支える“設計思想”から始める
過去にSpring Bootで作ったWEBシステムをベースに、業務アプリとして再構築していく。
まず最初のステップとしてやるべきは、アーキテクチャの設計を整理しなおすこと。
FirebaseのようなBaaSでは抽象化されていた部分も、Spring Bootではすべて自前で設計できる。だからこそ「どこに何を書くか」を決めるのが最重要。
🎯 目標:レイヤード構造+DDD(簡易)
- Controller層 → HTTPを受け付け、Request/Responseの橋渡し
- Service層 → 業務ロジックの中心。トランザクションもここで管理
- Repository層 → DBとのやり取り。Spring Data JPAを使う
- Domain層(model) → 業務ルールを表現する「意味あるクラス」群
今後、認証・ユーザー管理・業務フロー処理などが複雑になっても耐えられる構造にしておく。
✅ 技術的タスク(TODO)
- パッケージ構成を整理(controller, service, repository, domain)
- DTO設計(Request/Response分離)
- @Transactional の設置箇所検討
- 例外ハンドリング(ControllerAdvice)
- REST APIレスポンスの共通化(例:ApiResponse<T>)
💡Tips:ドメインロジックを“Serviceに全部書かない”
すべてのロジックをService層に詰め込むのではなく、意味のあるドメインオブジェクト(Entity)やFactory、Policyクラスなどに分離していくことで、テストや再利用性が高まる。
次回は、認証・認可の設計とSpring Securityの組み込みについて掘り下げていく。
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