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【DAY120】Zennでは稼げない?個人開発者が考える価値の作り方

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「Zennでは稼げない」——これはよく耳にする言葉だ。
実際、Zennで記事を投稿しても、直接お金が入る仕組みはほとんどない。Zennは広告もつかず、投げ銭機能もないため、「収益化メディア」として見れば確かに稼ぎにくい。
では、Zennに時間を使う意味はないのか? そんなことはない。Zennは“信用を稼ぐ”場所だと考えると、話はまったく変わってくる。

Zennの最大の特徴は、技術志向の読者が集まること
Qiitaやnoteよりも、Zennの読者層はエンジニア寄りで、コードを理解し、具体的な実装例に興味を持つ人が多い。だから「この記事、コードも含めて実用的だった」と思われれば、その時点であなたの価値は上がる。
この「技術力の可視化」こそが、Zennの最大の武器だ。

たとえば、自分のポートフォリオサイトに「Zennで技術記事を50本投稿しています」と書くだけで、採用担当の印象は大きく変わる。
企業は「コードが書ける人」だけでなく、「知識を整理して発信できる人」を求めている。Zennはそれを証明する場になる。
つまり、Zennは“直接的な収益”よりも、“間接的な信用資産”を作るメディアなのだ。

とはいえ、Zennを通じて収益化する道もまったくないわけではない。
いくつかの実例を挙げると——

  • Zennの記事をきっかけに、企業から執筆依頼や技術講師のオファーが来る
  • 書いた記事をまとめて「技術書」をZenn BooksやBOOTHで販売する
  • noteやYouTube、Udemyへの導線を設計して、ファンを別プラットフォームに誘導する

つまり、「Zenn単体で稼ぐ」のではなく、「Zennから他の収益ポイントへ橋をかける」ことが重要になる。
Zennはあくまで“信頼構築の入り口”。ここで評価を得てから、自分のコンテンツを拡張するのが現実的だ。

また、Zennで発信を続けることは、自分の技術ログを積み上げることにもなる。
毎日1本記事を書くと、たとえ1年で大きな収益にならなくても、検索流入・GitHubリンク・ポートフォリオ強化など、長期的にはリターンが生まれる。
「Zennで稼げない」と言う人は多いが、実際は「Zennで育てた信用を使って稼ぐ」ことは十分可能だ。

Zennはお金を生まないが、信頼と発信力を蓄える最高の土台になる。
短期的に見ればゼロ円でも、長期的には自分のキャリアを支える“無形資産”となる。
結論として、Zennは「稼げない」場所ではなく、「稼げる自分を作る」場所だ。

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