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【DAY30】自分には必要のないシステムでも誰かには必要

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【DAY30】自分には必要のないシステムでも誰かには必要

こんにちは、Keisukeです。
今日は「自分には使わないシステムでも、他の誰かには必要不可欠なことがある」という気づきについて書いてみたいと思います。


1. “自分基準”だけで判断してしまう危うさ

開発をしていると、「こんな機能いらないんじゃない?」と感じることってありますよね。
実際、僕自身も「これは使わないな」と思って機能を削ろうとしたことがあります。

でも、それってあくまで“自分の視点”での話なんです。
例えば、日常的にタイピングが速い人は音声入力の価値に気づきづらいし、若くて健康な人は福祉アプリの使いどころが想像しにくい。


2. ユーザーには“多様な背景”がある

ある日、友人から「高齢の親がスマホ操作に困ってる」という話を聞きました。
僕にとっては当たり前のUIでも、その方には難しい。

「設定画面が複雑すぎる」「通知が怖くて触れない」「ボタンの色が見えづらい」――
こういった“想定外の困りごと”に直面したとき、自分の常識は狭い世界でのものだったんだなと実感しました。


3. 「要らない」は「知らない」の裏返し

ある人にとって“意味がない”と思える機能も、
別の人には“生活を変える”くらいのインパクトを持つことがあります。

たとえば、

  • 色覚多様性に対応したカラーモード
  • 音声ガイド機能
  • 1クリックで完了する決済フロー

これらは、普段意識していない人には「余計なもの」に映るかもしれない。
でも、それがなければそもそも使えない人がいるということもあるんです。


4. 作り手として大事な視点の切り替え

僕ら開発者に求められるのは、単に機能を実装することではなく、
**「誰の、どんな不便を解消するか」**を想像する力です。

  • 自分が使わなくても、誰かには必要。
  • 自分がピンとこなくても、誰かの生活に寄り添っている。

そう考えると、「自分だったら〜」という視点だけで判断するのはとても危険だと感じます。


5. 「誰かのために作る」がモチベーションになる

最後に。
自分のためだけに開発していると、どうしてもモチベーションが下がる時があります。
でも、「誰かの役に立っている」と感じられると、不思議と力が湧いてくるんですよね。

それがたとえ少数の人でも、その人の“日常の困りごと”を解決できたら、もうそれだけで価値がある


今日の気づき:
“自分には要らない”と思う前に、“誰かには必要かもしれない”と問い直してみよう。


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