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Windows環境でnvm-windowsを使ってNode.jsをインストールする手順

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はじめに

この記事は、Obsidian MCPサーバーをClaude Desktopで利用するために、Windows環境にNode.jsとnpxコマンドを導入した際の手順をまとめたものです。

Obsidian MCPサーバーを動かすためにはnpxコマンドが必要で、そのためにはNode.jsのインストールが不可欠です。単純にNode.jsをインストールするだけでなく、将来的に複数のNode.jsバージョンを管理する可能性を考慮して(今のところその予定はないが)、nvm-windows(Node Version Manager for Windows)を使用したバージョン管理環境を構築することにしました。

nvm-windowsのインストール

インストーラーのダウンロード

nvm-windowsのリリースページから最新版のnvm-setup.exeをダウンロードします。

執筆時点では1.2.2が最新版でした。

セットアップ手順

ダウンロードしたnvm-setup.exeを実行します。基本的にはデフォルト設定で進められます。

1. ライセンス同意

ライセンス同意画面

2. インストール先の指定

インストールパス設定画面

3. Node.jsのアクティブ版保存場所

Active Version Location設定画面

4. デスクトップ通知設定

デスクトップ通知設定画面

5. メール配信設定(オプション)

メール配信設定画面

6. インストール開始

インストール準備完了画面

7. インストール完了

インストール完了画面

インストール確認

新しいコマンドプロンプトまたはPowerShellを開き、nvmが正常にインストールされたことを確認します。

> nvm version
1.2.2

Node.jsのインストール

利用可能なバージョンの確認

まず、インストール可能なNode.jsのバージョンを確認します:

> nvm list available

Node.jsの最新版をインストール

> nvm install latest
24.4.0
Downloading node.js version 24.4.0 (64-bit)...
Extracting node and npm...
Complete
Installation complete.
If you want to use this version, type:

nvm use 24.4.0

バージョンの切り替え

> nvm use 24.4.0
Now using node v24.4.0 (64-bit)

インストール確認

現在インストールされているNode.jsのバージョンを確認します:

> nvm list

  * 24.4.0 (Currently using 64-bit executable)

Node.jsが正常に動作することを確認:

> node --version
v24.4.0

よくある問題:PowerShellでの実行ポリシーエラー

PowerShellでnpxコマンドを実行する際、以下のエラーが発生することがあります:

> npx --version
npx : このシステムではスクリプトの実行が無効になっているため、ファイル C:\nvm4w\nodejs\npx.ps1 を読み込むことができません。
詳細については、「about_Execution_Policies」(https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=135170) を参照してください。

解決方法

コマンドプロンプトを使用することで、この問題を回避できます:

> npx --version
11.4.2

まとめ

nvm-windowsを導入することで、Windows環境でのNode.jsバージョン管理が楽になります。複数のプロジェクトで異なるNode.jsバージョンが必要な場合でも、nvm useコマンドで簡単に切り替えられます。

主要なコマンド

  • nvm list available - インストール可能なバージョン一覧
  • nvm install <version> - 指定バージョンのインストール
  • nvm use <version> - バージョンの切り替え
  • nvm list - インストール済みバージョンの確認

参考リンク

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