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Azureの仮想マシンを作成してみた

2024/03/31に公開

はじめに

今まで、AWSのEC2インスタンスで遊んだことはあったのですが、クラウドの勉強がてら、Azureの仮想マシンを作成してみました。

この記事の目標は、ローカルPCからAzureの仮想マシンにSSH接続することです。仮想マシンの用途は特に決まっていません。OSは使い慣れているUbuntuを使います。

スクリーンショットが多めの記事ですが、最大化した状態で撮ってしまったので、細かくて読みづらいかもしれません。ご了承ください。

Azureのアカウント作成

https://azure.microsoft.com/ja-jp

ここからアカウントを作成します。まずは実験として、「Azureを無料で試す」を選択しました。

仮想マシンの作成

Azureのホーム画面から、仮想マシンを作成します。

「作成」から「Azure 仮想マシン」を選択します。

仮想マシンの設定

基本

ここから仮想マシンの設定をしていきます。ここでは、仮想マシン名、地域、OSなどを決めます。リソースグループは、仮想マシン名を入力して自動生成された名前で新規作成しました。

サイズは一定時間無料で使えるものを選択しました。ユーザー名とSSHのキーは、後にSSH接続するために使います。

受信ポートは一旦なしにして、ネットワークの項目で設定します。

ディスク

ストレージの容量や種類(SSD/HDD)を選択します。今回はデフォルトのまま作成しました。

ネットワーク

ネットワーク関係の設定をします。仮想ネットワーク、サブネット、パブリックIPはデフォルトのままにしました。

セキュリティグループは、自分のIPアドレスからのみSSH接続できるように設定します。「詳細」を選択し、セキュリティグループを新規作成します。

「ネットワーク セキュリティ グループの作成」画面に遷移しますので、「受信規則の追加」を選択します。すると、右側に「受信セキュリティ規則の追加」画面が表示されます。

「ソース」を「My IP Address」に設定し、「サービス」を「SSH」に設定します。「ソース IP アドレス」には、ローカルPCのIPアドレスが自動で入力されます。

「ソース」が「My IP Address」のままで「追加」を押してしまうと、なぜか検証に通らなかったので、「ソース」は「IP Address」に変更した状態で「追加」を押しました。

受信規則の欄に自分のIPアドレスとSSHという文字列が表示されていたら、「OK」を押します。

その他の設定

上記以外に管理、監視、詳細、タグという設定項目がありますが、特に変更は加えず、デフォルトのまま作成しました。

確認および作成

「確認および作成」を選択すると、仮想マシンの検証が行われます。検証に成功し、設定内容に問題がなければ「作成」を押します。

「新しいキーの組の生成」というモーダルが表示されるので、「秘密キーのダウンロードとリソースの作成」を選択します。SSHの秘密鍵がダウンロードされ、仮想マシンの作成が開始されます。

この例の場合、「HelloAzureVM_key.pem」という名前で秘密鍵がダウンロードされます。

仮想マシン作成中...

作成完了!

作成が完了したら「リソースに移動」を選択し、SSH接続のための情報を確認します。

SSH接続

パブリックIPアドレスの確認

「リソースに移動」を押すと、仮想マシン概要画面に遷移します。ここに「パブリック IP アドレス」が表示されているので、これを使ってSSH接続します。

ローカルPCからSSH接続

先ほどダウンロードした秘密鍵を使って、ローカルPCからSSH接続をします。まず、ダウンロードした秘密鍵を「.ssh」ディレクトリに移動しておきます。

PowerShell
> mv ~/Downloads/HelloAzureVM_key.pem ~/.ssh/

-iオプションで秘密鍵を指定し、SSH接続をします。私の設定ではユーザー名が「keison」ですが、指定したユーザー名に置き換えてください。

PowerShell
> ssh -i ~/.ssh/HelloAzureVM_key.pem keison@[パブリックIPアドレス]

無事SSH接続できました!

仮想マシンの停止

仮想マシンが動きっぱなしだとお金がかかるので、使わないときは停止しておきます。仮想マシン概要画面の「停止」ボタンで停止できます。

SSH接続した状態で、poweroffコマンドを実行して停止することもできます。

bash
$ sudo poweroff

まとめ

Azureの仮想マシンを作成し、ローカルPCからSSH接続してみました。これを使えば自分でハードウェアを用意することなく、サーバーを立てることができます。

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