Azureの仮想マシンを作成してみた
はじめに
今まで、AWSのEC2インスタンスで遊んだことはあったのですが、クラウドの勉強がてら、Azureの仮想マシンを作成してみました。
この記事の目標は、ローカルPCからAzureの仮想マシンにSSH接続することです。仮想マシンの用途は特に決まっていません。OSは使い慣れているUbuntuを使います。
スクリーンショットが多めの記事ですが、最大化した状態で撮ってしまったので、細かくて読みづらいかもしれません。ご了承ください。
Azureのアカウント作成
ここからアカウントを作成します。まずは実験として、「Azureを無料で試す」を選択しました。
仮想マシンの作成
Azureのホーム画面から、仮想マシンを作成します。
「作成」から「Azure 仮想マシン」を選択します。
仮想マシンの設定
基本
ここから仮想マシンの設定をしていきます。ここでは、仮想マシン名、地域、OSなどを決めます。リソースグループは、仮想マシン名を入力して自動生成された名前で新規作成しました。
サイズは一定時間無料で使えるものを選択しました。ユーザー名とSSHのキーは、後にSSH接続するために使います。
受信ポートは一旦なしにして、ネットワークの項目で設定します。
ディスク
ストレージの容量や種類(SSD/HDD)を選択します。今回はデフォルトのまま作成しました。
ネットワーク
ネットワーク関係の設定をします。仮想ネットワーク、サブネット、パブリックIPはデフォルトのままにしました。
セキュリティグループは、自分のIPアドレスからのみSSH接続できるように設定します。「詳細」を選択し、セキュリティグループを新規作成します。
「ネットワーク セキュリティ グループの作成」画面に遷移しますので、「受信規則の追加」を選択します。すると、右側に「受信セキュリティ規則の追加」画面が表示されます。
「ソース」を「My IP Address」に設定し、「サービス」を「SSH」に設定します。「ソース IP アドレス」には、ローカルPCのIPアドレスが自動で入力されます。
「ソース」が「My IP Address」のままで「追加」を押してしまうと、なぜか検証に通らなかったので、「ソース」は「IP Address」に変更した状態で「追加」を押しました。
受信規則の欄に自分のIPアドレスとSSHという文字列が表示されていたら、「OK」を押します。
その他の設定
上記以外に管理、監視、詳細、タグという設定項目がありますが、特に変更は加えず、デフォルトのまま作成しました。
確認および作成
「確認および作成」を選択すると、仮想マシンの検証が行われます。検証に成功し、設定内容に問題がなければ「作成」を押します。
「新しいキーの組の生成」というモーダルが表示されるので、「秘密キーのダウンロードとリソースの作成」を選択します。SSHの秘密鍵がダウンロードされ、仮想マシンの作成が開始されます。
この例の場合、「HelloAzureVM_key.pem」という名前で秘密鍵がダウンロードされます。
仮想マシン作成中...
作成完了!
作成が完了したら「リソースに移動」を選択し、SSH接続のための情報を確認します。
SSH接続
パブリックIPアドレスの確認
「リソースに移動」を押すと、仮想マシン概要画面に遷移します。ここに「パブリック IP アドレス」が表示されているので、これを使ってSSH接続します。
ローカルPCからSSH接続
先ほどダウンロードした秘密鍵を使って、ローカルPCからSSH接続をします。まず、ダウンロードした秘密鍵を「.ssh」ディレクトリに移動しておきます。
> mv ~/Downloads/HelloAzureVM_key.pem ~/.ssh/
-i
オプションで秘密鍵を指定し、SSH接続をします。私の設定ではユーザー名が「keison」ですが、指定したユーザー名に置き換えてください。
> ssh -i ~/.ssh/HelloAzureVM_key.pem keison@[パブリックIPアドレス]
無事SSH接続できました!
仮想マシンの停止
仮想マシンが動きっぱなしだとお金がかかるので、使わないときは停止しておきます。仮想マシン概要画面の「停止」ボタンで停止できます。
SSH接続した状態で、poweroff
コマンドを実行して停止することもできます。
$ sudo poweroff
まとめ
Azureの仮想マシンを作成し、ローカルPCからSSH接続してみました。これを使えば自分でハードウェアを用意することなく、サーバーを立てることができます。
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