ゲーム開発に使えるテクスチャ素材サイト紹介
この記事は、神戸電子専門学校 ゲーム技研部 Advent Calendar 2023の1日目の記事です。
はじめに
ゲーム開発で、だいたい必ず必要になってくるテクスチャ(画像)素材。
全部自作できたら良いのですが、技術や人員、時間、予算などの都合で厳しいこともあります。
そこで、私がブラウザでブックマークしているゲーム開発に使えるテクスチャ素材サイトを、一気に紹介しちゃいます!
PBRマテリアル&HDRIテクスチャ
物理ベースレンダリング(PBR)のマテリアルに使えるテクスチャ素材や、HDRIテクスチャです。
特に3Dゲーム開発で大活躍します。
HDRIテクスチャは、SkyCube/Sphereなどに活用できます。
CC0ライセンス
CC0ライセンスなので、非常に自由に使えます。
shareTextures
数もバリエーションも優れています。
蛇の皮などの生物系のマテリアルまであります。
PolyHeaven
HDRIテクスチャが豊富なサイトです。
PBRマテリアルテクスチャも沢山あるので、よく使っています。
ambientCG
CC0。あまり使ったことないけど、ここも数多いなぁ。
無料(条件付き)
textures.com
素材の数ちゃんとある。
私はあまり使っていませんが、周囲に使ってる人多めな印象。
無料で使えますが、オープンソースなどには使えない等制限があります。
また、DLするにはアカウント作成が必要です。
テクスチャ生成系サイト
archiTextures
お手軽にPBRテクスチャを作れるサイトです。
触っているだけでも楽しい。
商用利用と一部の機能は有料プランで。
NormalMapOnline
言わずと知れた(?)、HeightMapからNormalMapとか色々生成できるサイト。
モノトーンなアイコン素材
UIなどに使うアイコンから、ツール開発まで色々とお世話になっているサイトです。
cman.jp
商用利用可。
本体色だけでなく、背景色とその形状も指定できて便利です。
icoon mono
商用利用可。
サイト上の「+」ボタンを押してダウンロードしたい素材リストに入れておくことで、一括でダウンロードすることも出来ます。(HowToUse参照(https://icooon-mono.com/how-to-use/))
余談ですが、TopeconHeroes !様は、他にも沢山の画像素材サイトを提供していて、大変お世話になっております。
キーガイド素材
ゲーム中のUIなどに使える、キーボードやゲームパッドのキーアイコン画像です。
自作しようとすると案外大変(経験談)なので、とても助かります。
Xelu's FREE Controllers & Keyboard Prompts
CC0。
明るめの印象で立体感のある、とても見やすいデザインです。
ラインナップが非常に幅広く、WiiやPS3などのやや古いハードから、スマホ等のタッチ操作、Oculus(現Meta)やHTC ViveなどのVRまであります。
また、コントローラの全体図も付属しているので、操作説明の画像等にも使いやすいです。
実際の使用例
ゲーム中のキーガイド
イベント出展時に掲示した操作ガイド
FREE Input Prompts Pack
CC0。
モノトーン調のデザインです。
最近流行り(?)のシンプルでスタイリッシュな雰囲気のUIにも合いそうです。
それぞれの機種ごとに複数のカラーバリエーションが用意されていているので、ゲームの世界観やビジュアルに合った配色を使うことができます。
それと、1枚の画像にすべてのキーアイコンをまとめたスプライトシートも同梱されていることも特徴です。
実際の使用例
Gamepad UI / Controller Prompts Pack
CC0。
ドット絵調のデザイン。かわいい。
ボタンが押されたり、スティックが倒されたりなどの動きのアニメーションの素材も入っていることも大きな特徴。
キー1つ1つ分割した画像が無く、1枚の画像にまとめたスプライトシートしかないです。
使う際はUVを良い感じに指定してくりぬいて描画してあげる必要がありそう。
実際の使用例…は無いので素材そのままの一部スクショ
そのほかなんでも素材があるサイト
テクスチャに限定せず、ゲーム開発に使える素材が配布・販売されてるサイトも紹介しておきます。
色々とありますが、私が知ってる範囲で4つほど。
ちなみに、このあたりではRPGツクール用の素材も多いです。
ですが、他のゲームエンジンやネイティブ環境での開発でも転用できるものも多数あります。
例:キャラクターテクスチャ、UI素材、Effekseerのエフェクト素材(※Effekseerのライブラリ組み込みが必要)、音声素材など
itch.io
無料から有料アセットまで、いろいろとあります。
特にドット絵の素材が強い印象。
よく国内外のインディーゲームが配信されてるサイトとして有名なイメージですが、じつは開発者用の素材(asset)も多数あります。
周囲でも、2Dゲームのキャラクターやマップチップをここで購入してる人を多数見かけます。
余談ですが、神戸電子専門学校 ゲームソフト分野の学生が開発したゲームもitch.ioで配布されています。
無料なので、よければ遊んでみてください。
OpenGameArt.org
ゲームの素材投稿サイト。
絞り込み検索をうまく使えば、無料素材がいろいろと見つかります。
以下のリンクは、CC0ライセンスのテクスチャ(2D Assets)に絞り込み検索したURLです。
Booth
国内の創作物なんでも配布・販売してるサイト筆頭。
ゲーム開発に使える素材も、色々とあります。
VRChat向けの素材も、ゲーム開発に使える場合があります。ただしライセンス(利用規約)には注意。
DLsite
国産のものがそれなりな量販売されてます。
ここのものは基本的に有料。
おわりに
特に小規模の開発では、素材サイトには大変お世話になります。
制作者様に超絶感謝しながら、上手く活用してオレの考えたサイキョーのゲームを作りましょう!
ただし、ライセンスをちゃんと確認しないといけないのと、ユーザー投稿の素材サイトでは投稿者がどっかの著作物を勝手にアップしてるケースなどもあり得るので、ご利用はそれなりに慎重に…
Discussion