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Amazon SNSとSES、どちらを使うべきか?
AWSのSNS(Simple Notification Service)とSES(Simple Email Service)の比較
Amazon Web Services(AWS)は、通知送信のための二つの強力なサービス、SNS(Simple Notification Service)とSES(Simple Email Service)を提供しています。これらは似ているようでいて、実は異なる目的と特性を持つ重要なツールです。
SNS(Simple Notification Service)
目的と特徴
- 多目的メッセージングとモバイル通知:SNSは、システム間のメッセージングやモバイル通知に特化しています。
- 多様なエンドポイントへの配信:Eメール、SMS、SQS(Simple Queue Service)、Lambda関数など、さまざまなエンドポイントへ通知を送ることが可能です。
- パブリッシュ/サブスクライブモデル:トピックを作成し、そのトピックに対して複数のサブスクライバーを登録します。これにより、一つのメッセージを複数のエンドポイントに効率的に配信できます。
適用シーン
- 複数のエンドポイントに同じメッセージを配信する必要がある場合。
- Eメール以外の通知方法も考慮に入れたい場合。(Push通知やSQSとLambdaを使った配信をしたい場合など)
SES(Simple Email Service)
目的と特徴
- 大量のEメール送信:SESは、大量のEメール送信に特化しています。
- トランザクションメールとマーケティングメール:パスワードリセットメール、注文確認メール、ニュースレター、プロモーションメールなどの送信に適しています。
- 高度なEメール機能:送信レート制御、バウンスやコンプレイントの処理、オープンやクリック追跡など、Eメール送信に関する高度な機能を提供します。
適用シーン
- 大量のEメールを送信する必要がある場合。
- 高度なEメール送信機能が求められるシナリオ。
まとめ:どちらを選ぶべきか?
選択は目的に応じて行うべきでしょう。SNSは、一つのメッセージを複数のエンドポイントに効率的に配信する場合や、Eメール以外の通知方法も検討したい場合に適しています。一方、SESは大量のEメール送信や、送信の高度な管理が必要な場合に最適です。
ちなみに筆者の場合、AWSのSNS・SESどちらも詳しくなかったので、最初SNSで開発していたのですが、サブスクライブの中から特定メアドを指定して配信するみたいなことをやりたかったのですがSNSだと構築が難しめだったのでSESに切り替えたみたいなことがあります。
これらの情報を踏まえ、皆さんのプロジェクトに最適なサービスを選択して、効果的な通知システムを構築しましょう!
本記事はKCompanyの技術ブログです。
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