エンジニアの方々にもAudible(オーディオブック)をおすすめしてみる
オーディオブックのメリットデメリット
自宅で座って勉強するならやっぱり普通の書籍がいいですね。ちょっと戻って確かめたりパラパラめくってみたり索引を引いたりちょっとメモを書き込んでみたり。オーディオブックだとそういうことはできません。
オーディオブックの何がいいかというと、ながらで聴けるところです。おかげで家の掃除や食器の片付けなんかも楽しい時間になりました。
歩きながら勉強すると記憶に定着しやすいという調査もあるようで、散歩中にも聞いています。というか、オーディオブック聞くまでは散歩を習慣にすることができてませんでした。今は散歩がオーディオブックをじっくり聞くための時間になりつつあります。
ちょこちょこですがそういう時間をまとめると意外とたくさんの本が読めます。一度読んだ本で、また読みなおしたいなと思いつつもなかなか読めなかった本をオーディオブックで聴く、というのもよいものです。
なぜ今になってオーディオブックか
ずーっと昔、ほうオーディオブックかどんなもんなんだ、と試してみたことがありました。その時は、読み上げの速度と聴きたい速度がマッチしなくてこりゃ合わないな、と思ったものです。読み上げが遅くて聞いてると退屈だったのです。もっとどんどん進んでほしかった。
今は再生速度が調整できるのでそういうことがなくなりました。最初は2倍で聴いてましたが今は3~3.5倍速くらいで聴いています(日本語なら)。すき間時間で聴いてても意外とたくさん読める、というのはそれも関係してます。
なぜAudibleか
今日本でオーディオブックというとAudibleとaudiobook.jpのふたつがメジャーっぽく、私は両方とも使っています。どちらも買い取り・聴き放題両方できます。
Audible会員は月額1,500円で聴き放題(ただし対象は限定)+買い取り30%オフとなります。Audibleの買取は30%オフでもけっこう高い一方で、audiobookはいつのまにか付与されてるポイントと半額セール対象がうまくかみ合わさるとかなり安く買えるので、Audibleは聴き放題、audiobook.jpは買い取り、と使い分けています。
ここでAudibleを推そうとしてるのは、主に技術書の品ぞろえによるものです(後述)。
サブスクリプションのメリットとデメリット
月額1500円は少し高めに感じるかもしれませんが個人的には本はもともとコスパ高すぎだと感じる方なのと、最近サブスクリプション慣れが発生してきてることからそれほど抵抗は感じていません。
(いろいろ契約してお小遣いを圧迫気味になっている問題はある)
(Kindle Unlimitedも契約しているし)
1ヶ月に1~2冊お気に入りの本が見つかれば十分元がとれるかなと。
ただし、退会してしまうと読めなくなるので、読む限りは月に1500円払い続けないといけません。買取であれば、気に入った本を買ってしまえば退会しても読めるので、何冊かだけ読むならそのほうが安上がりになる可能性があります。聴き放題になる前のAudibleはそういう使い方をしていました(しかも無償期間のコインだけ使って)。
また、聴ける本が一部に限定されているという問題があります。今は聴き放題が始まったばかりで、探せば面白そうな本が見つかりますが、品ぞろえが増えていかないとあれも読んだしこれも読んだし、となったりするかもしれません。もしかするとお気に入りが効き放題から外れてしまうかもしれない、という心配もあります。
読みたいものがなくなれば退会すればいいんですけれども、聴かなくはなったけど好きな本、みたいなのもあるわけで寂しい気持ちになりそうです。
品ぞろえ
というわけでやっとですが肝心の品ぞろえについて。
今Audibleは12万冊以上と言っています。12万冊というのは本の品ぞろえとしては決して多くはありません。あの本あるかな、と思ってタイトルで探すとないことがほとんど、と言っていいほどです。そもそもオーディオブックになっている本がそこまで多くない現状では仕方のないところもあります。
エンジニアの方には残念ながら、技術系の本は特に数が少ないです。アプリで表示されるジャンルに「科学・テクノロジー」も「IT・コンピュータ」もないのを見ていったんは絶望しました。
が!
数はすくないんですが英語ならばO'Reilly等の書籍(しかもいい感じのやつ)が見つかります。時間にすれば何十時間分も。
好きな本を読んでしかも英語リスニングを練習するんだと思ってみたらどうでしょうか。教材が何十時間分もあったらおなかいっぱいになれます。
本気で英語で聴く覚悟なら audible.com の方に入るという手もありそうです。
audible.com には聴き放題+コインのプランもあるそうな。
コインがあると月1冊好きな本を買い取ることができるのでそれも魅力的・・・
そのうち調べてみようかと。
技術系
このあたりのタイトルがあるよ(ただし英語)、というのを言いたいというのがこの記事を書いた動機です。前置きが長すぎました。
コードなどが読みづらいせいか、読み物系に寄ります。
ほかにも面白そうなのがあったら教えてほしいです。
- 『Software Engineering at Google』『Site Reliability Engieering』 by Googleの人たち
開発・運用まわりのエンジニアリングの本ですがGoogleスケールになると考えてることが違ってて面白いです。 - 『Cleanシリーズ』 by Robert C. Martin
ボブおじさんの本。いつか読みたいなと思っていた本たちがひととおり入ってて歓喜。 - 『Fundamentals of Software Architecture』『Information Architecture』『Design for How People Think』
O'Reillyその他。どんな本かわかりませんがタイトル的に面白そうなのでそのうち聞いてみようと。 - 『Algorithms to Live By』 Brian Christian, Tom Griffiths
実はリアルな世界のこんなところにもアルゴリズムが潜んでた、というお話など。言われてみると確かに。 - 『Hackers & Painters』 Paul Graham
ポール・グレアムのエッセイ集。もう古典ですね。大好きです。
お役立ち系
日々の暮らしが変わる(かもしれない)本たち。ここからは日本語の本です。
- 『ジェームズ・クリアー式複利で伸びる1つの習慣』by ジェームズ・クリアー
- 『問題解決大全』『アイデア大全』『独学大全』by 読書猿
『〇〇史』系
学校でならうような『歴史』はそれほど好きな方ではないんですが、なぜそうなったのか歴史を追って説明する『〇〇史』、みたいな本は大好きです。いろいろ考えるきっかけになります。
- 『サピエンス全史 上下』『ホモ・デウス 上下』『21 Lessons』 by ユヴァル・ノア・ハラリ
- 『銃・病原菌・鉄 上下』 by ジャレド・ダイアモンド
- 『経営戦略全史』『ビジネスモデル全史』 by 三谷宏治
ファンタジー系
エンジニアとはなんの関係もありませんが趣味に合うジャンルが見つかればいくらでもモトが取れますよ、ということで。今はまだほかのを聴いてる最中でまだここまでたどりついていません。
- 『はてしない物語 上下』『モモ』ミヒャエル・エンデ
- 『本好きの下剋上』香月美夜
というわけで
無償お試し期間があるので一度試してみてはどうでしょうか。
無償期間が終わる前に思い出せるようリマインダーを設定しておくとよいかと思います。コイン制だったころに何度も無償体験しては有償になる前に退会してましたが特に難しいところはなかったと思います。念のため退会方法のリンクを置いておきます。
では楽しいオーディオブックライフを。
Discussion
ちょうど次に聴くものを探していましたので助かりました笑
これを機に、英語で聴くことにもチャレンジしてみます!
一時O'reillyの書籍が聴けなくなって悲嘆にくれていましたが
いつのまにかまた読めるようになっていて再歓喜
(品ぞろえが増えてない気がするのは気になる)
(見つけられていないだけかもしれない)