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VPNとZscalerの違い、ざっくり図解してみた【初心者向け】
今更ながらVPNとZscalerの違いを説明できますか?
この記事では、そんな疑問をざっくり図解でまとめてみました。
初心者の方向けに、やさしく解説します!
VPNって何?
社内ネットワークに“入る”ためのトンネル
VPN(Virtual Private Network)は、自宅や外出先から会社のネットワークに安全に入るための技術です。
例えるなら、「社外から会社の建物の中に入って作業する」ようなイメージ。
特徴:
- 社内のファイルサーバーやシステムにアクセスできる
- でもネット経由なので、速度が遅くなりがち
Zscalerって何?
クラウド上の“入口の守衛さん”
Zscalerは、VPNのように社内に入らなくても、WebサイトやSaaS(Google, Microsoft など)に安全にアクセスさせるクラウド型のセキュリティサービスです。
まるで「どこからアクセスしても会社のセキュリティが守ってくれる」イメージです。
特徴:
- インターネットに直接アクセスできる
- Zscalerがセキュリティチェックしてくれる
- ユーザーは意識せずに常に守られてる状態
VPNとZscalerの違い(ざっくり比較)
比較項目 | VPN | Zscaler(ZIA) |
---|---|---|
接続の仕組み | 社内ネットに“トンネル”で入る | クラウド上のセキュリティを通る |
主な使い道 | 社内システム、ファイル共有など | SaaS利用、Webアクセスの保護 |
通信のスピード | 社内ネット経由でやや遅くなる | 最寄りのZscalerノードで高速通信 |
利用の手間 | VPN接続が必要(手動) | 常時オン(意識せず使える) |
他にも似た仕組みがあるよ(ざっくり紹介)
名前 | 何をしてくれる? | 代表サービス |
---|---|---|
SWG | Webアクセスのフィルター&マルウェア対策 | Zscaler, Netskope |
CASB | SaaSの利用を監視・情報漏洩を防止 | Microsoft Defender, Netskope |
SASE | VPN+SWG+CASBなどを一体でクラウド提供 | Prisma Access, Zscaler |
まとめ:こう覚えよう!
- VPN:社内に“入る”ための古き良きトンネル
- Zscaler:クラウドの“入口で見張ってくれる守衛さん”
- 今は「どこにいても安全にアクセス」できるZscalerやSASEが主流になってきている
おまけ:こんな人に読んでほしい
- 最近「Zscaler使ってるよ」と言われたけどよくわからなかった人
- VPNの常識しか知らなかった人
- セキュリティの話になると眠くなる人(←筆者もです)
参考・補足
- Zscaler公式:https://www.zscaler.com/
- VPNの基礎:https://ja.wikipedia.org/wiki/VPN
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