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あなたもAndroidに機種変してTermuxでClaude CodeでMCPしよ?

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Claude Code流行ってますね?

僕が前回の記事を書いたときは、まだMAXプランがなかったのでリミットがキツいProプランとClaude Code MCPを使って定額プログラミングするのが限界でしたが、今はMAXプランとClaude 4モデルによってAIコーディングが一段階上に上がりました。CursorでもWindsorfでも体験できなかったやり切り力、すごくないですか?

端的に、革命です。

そこで問題になるのはClaude Code依存症です。これは常にClaude Codeを触ってないと発作が起きる病です。外出なんてしようものなら「スマホでClaude Codeできない、死ぬ」となります。なりますよね?

そこで今回、発作の治療法として"スマホからClaude Codeを実行"するための処方箋を紹介します。

これで依存まっしぐらですね!!やった!!
(依存を治すわけではない)

Androidに機種変する

機種変してください。iOSで同じ方法ができるかはわかりません。誰か記事書いて。

Termuxをインストールする

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.termux&hl=ja

TermuxにClaude Codeをインストールする

Termuxを起動するとすぐに対話shellが立ち上がるので以下の手順でClaude Codeを入れてください。

pkg update
pkg upgrade
pkg install nodejs
npm install -g @anthropic-ai/claude-code
claude login

以降Claude Code(以降CC)から実行できます。

日本語入力方法を理解する

Termuxは一見日本語入力できないですが、特殊キータブ部分をスワイプすると日本語入力できます。

使いやすい特殊キータブを設定する

過去の設定方法(クリックで展開)

これはおそらく必須ではないですが、僕がこれを設定したあとに特に変更したい気持ちが特に湧いてこないので良い配置なのかなと思います。

https://qiita.com/gnuhead/items/3734a9dbf1146b59f12d

上記をを参考にします。

# CCを起動します。
claude

# CCに自然言語でお願いしても多分できる
https://qiita.com/gnuhead/items/3734a9dbf1146b59f12d を参考に特殊キータブを設定して

or

# 手順をコピペしてもやってくれる
mkdir ~/.termux
touch ~/.termux/termux.properties
以下を書き込んで
extra-keys = [ \
 ['ESC','|','/','HOME','UP','END','PGUP','DEL'], \
 ['TAB','CTRL','ALT','LEFT','DOWN','RIGHT','PGDN','BKSP'] \
]
termux-reload-settings
2025-06-18の基本設定(クリックで展開)
mkdir ~/.termux
touch ~/.termux/termux.properties
以下を書き込んで
extra-keys = [ \
 ['ESC','|','/','#','UP','@','BACKSLASH','DEL'], \
 ['TAB','CTRL','!','LEFT','DOWN','RIGHT','ENTER','BKSP'] \
]
termux-reload-settings

この設定の利点:

  • @ キーが直接アクセスできるためメールアドレスやGitHubのユーザー名入力が楽
  • /\(BACKSLASH)が両方配置されているためパス入力が効率的
  • # キーでコメントアウトやMarkdownの見出しが簡単
  • ! キーでbashの履歴展開やコマンド強制実行が可能
  • ENTER キーが特殊キー列にあるため、改行と組み合わせた操作(\ + ENTER で行継続など)が直感的
  • 矢印キーの配置が使いやすく、コード編集時のカーソル移動がスムーズ

2025-06-20 追記: 長押し機能(ポップアップ)を活用した最新設定に更新しました。

mkdir ~/.termux
cat > ~/.termux/termux.properties << 'EOF'
extra-keys = [ \
 ['ESC','|',{macro: "/clear", display: "/", popup: {macro: "/clear", display: "clear"}},'#','UP','@','BACKSLASH',{macro: "~", display: "~", popup: {macro: "^", display: "^"}}], \
 [{key: TAB, popup: {macro: "SHIFT TAB", display: "S-TAB"}},{key: CTRL, popup: {macro: "CTRL c", display: "^C"}},'!',{key: LEFT, popup: {macro: "ALT LEFT", display: "A-←"}},'DOWN',{key: RIGHT, popup: {macro: "ALT RIGHT", display: "A-→"}},{key: ENTER, popup: {macro: "BACKSLASH ENTER", display: "\\⏎"}},'BKSP'] \
]
EOF
am broadcast -a com.termux.app.reload_style com.termux.

長押し機能の使い方

各キーを上にスワイプすると以下の機能が実行されます:

  • / → /clear: Claude Codeのコンテキストクリア
  • ~ → ^: ハット文字(正規表現で便利)
  • TAB → SHIFT+TAB: Claude Codeのプランニングモード切り替え
  • CTRL → Ctrl+C: プロセス中断
  • ← → ALT+←: 単語単位で左移動
  • → → ALT+→: 単語単位で右移動
  • ENTER → \ + ENTER: 行継続

このように設定することで、Claude Codeでも死角なくAIコーディングができるようになりました!

mcpを設定する

まあ、どのMCPをいれるかは人それぞれだと思いますが、例えばYoutubeのトランスクリプトを取得するMCPとgithubのコードを読むMCPを設定してみます。

以下は例です。コピーしてAndroid上のTermuxへ貼り付けてください。

claude mcp add youtube -s user -- npx -y @kazuph/mcp-youtube
claude mcp add github_reading -s user -- npx -y @kazuph/mcp-github-pera1

-s userでユーザーグローバルにmcpが設定されます。

詳しくはこちらのスライドが詳しいです。

https://speakerdeck.com/schroneko/getting-started-with-claude-code?slide=18

(任意)Obsidianのディレクトリを設定してCLAUDE.mdに覚えさせる

Obsidian自体のディレクトリ同期についてはこちらを参照してください。
https://note.com/teatown/n/n0ddbbf052ae3

その結果、僕はこんな感じの場所にObsidianのディレクトリが設置されています。

初回設定としては、上記のnoteを実行後にCCに対して「Obsidianのディレクトリを探して判明したらCLAUDE.mdに記述しておいて」と言うと次回以降時短できます。

MCPを使ってみる

Youtube→図解→Obsidian

スマホのYoutubeアプリで要約してほしい動画を開いて共有ボタンからURLをコピーします。

その状態でtermuxに切り替えてCCを開いて貼り付けて図解を依頼してください。

https://<YOUTUBEのURL>
以上の動画を読み込んで作成したMarkdownの図解をObsidianに保存して。ファイル名の先頭に年月日をつけるのを忘れずにね。

ちなみにこのスクショはPixelのキーボードの音声入力の機能を使っています。

きれいな図解付きで保存されてますね。

ここまで、Androidで完結してます。

Github→図解→Obsidian

GithubのTrendが1位のリンクを投げてみます。

リンク以外は音声入力してます(オブシディアン→Obsidian)

こんな感じで、外出中でもMCPを使って調べ物ができました。

Android上でGolangを実行して幾何学模様をつくる

もはやMCPを使ってもないしAndroidを使う意味もないですが、寝る前に雑にお願いしたら、golangのインストールをして幾何学模様を描画して画像保存してObsidianに保存しておいてくれました。

golangの勉強がしたいので、試しにgolangをインストールしたら複雑な幾何学模様を何パターンか生成し、保存した画像をObsidianに埋め込んでください。

claude --dangerously-skip-permissions

を使ってます。自己責任で。

golang実行できるのも不思議(これはTermuxがすごい)だし、それが一晩の間(時間で言うと寝たあとの十数分だろうけど)にきれいに保存されているのもすごいです。

Android上でffmpegを実行して撮影した動画をgifアニメーションに変換する

これも言えば勝手にやってくれます。先程のObsidianの記事のスクロールをスクリーン録画したものを変換します。

この端末で最後に保存された動画をgifアニメーションにして。zennに貼り付ける関係で3MBにしなければなりません。よろしく。

Pixel8ProのFFMPEGの動画処理の速さにも驚きました。

まとめ

Android上のTermux上のClaude Code上のMCPを使って色々遊べることがわかりました。

そもそものTermuxの出来る範囲がかなり広かったという話かもしれませんが、スマホでTerminal操作をしたいと思う人はいままで少なかったでしょう。そこにCCを使うことで自然言語、しかも音声入力で指示ができるようになったので、ネイティブアプリではできなかったことがAndroid上で完結してできるようになり、かゆいところに手が届きまくるようになったので、ぜひみなさんも色々試してみてください。

Enjoy, CC on Termux on Android!

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