🤖 Claude Codeのステータスメッセージ完全ガイド - Sock-hoppingって何?

はじめに

Claude Code を使っていると、画面に「Sock-hopping...」「Noodling...」「Moseying...」といった謎のステータスメッセージが表示されることに気づいたことはありませんか?🤔

実はこれらは Claude Code が作業中であることを示すステータスメッセージで、50種類以上も存在します!この記事では、それらのステータスの意味と、Claude Code の各種ステータス機能について、実例を交えながら優しく解説します💡

この記事について

• Claude Code のステータスメッセージを網羅的に解説
• 各種ステータス機能(思考モード、フック、ステータスラインなど)を実例付きで紹介
• フルスタックエンジニア向けに書いていますが、初心者の方でも理解できるよう配慮しています
• この記事はAIを活用しながら作成しています

📋 目次

この記事は「基本編」と「詳細編」に分かれています。必要な部分から読んでください!

基本編:

• 実行中ステータスメッセージ
• 思考モード
• ステータスライン

詳細編:

• フックシステム
• サブエージェント
• カスタマイズ方法

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基本編

実行中ステータスメッセージ

Claude Code が作業中に表示される、あの楽しいメッセージたちです。実は全54種類あります!

📝 全ステータスメッセージ一覧

const MESSAGES = [
  'Accomplishing',    // 達成中
  'Actioning',       // 実行中
  'Actualizing',     // 実現中
  'Baking',          // 焼き上げ中
  'Brewing',         // 醸造中
  'Calculating',     // 計算中
  'Cerebrating',     // 熟考中
  'Churning',        // かき混ぜ中
  'Clauding',        // Claude化中(!)
  'Coalescing',      // 融合中
  'Cogitating',      // 思索中
  'Computing',       // コンピューティング中
  'Conjuring',       // 召喚中
  'Considering',     // 検討中
  'Cooking',         // 料理中
  'Crafting',        // 作成中
  'Creating',        // 創造中
  'Crunching',       // 処理中
  'Deliberating',    // 熟慮中
  'Determining',     // 決定中
  'Doing',           // 実行中
  'Effecting',       // 影響中
  'Finagling',       // 工夫中
  'Forging',         // 鍛造中
  'Forming',         // 形成中
  'Generating',      // 生成中
  'Hatching',        // 孵化中
  'Herding',         // 集約中
  'Honking',         // クラクション中(!)
  'Hustling',        // 奮闘中
  'Ideating',        // アイデア出し中
  'Inferring',       // 推論中
  'Manifesting',     // 具現化中
  'Marinating',      // マリネ中
  'Moseying',        // のんびり移動中
  'Mulling',         // じっくり考え中
  'Mustering',       // 集結中
  'Musing',          // 瞑想中
  'Noodling',        // 試行錯誤中
  'Percolating',     // 浸透中
  'Pondering',       // 熟考中
  'Processing',      // 処理中
  'Puttering',       // ゆっくり作業中
  'Reticulating',    // 網目形成中
  'Ruminating',      // 反芻中
  'Schlepping',      // 運搬中
  'Shucking',        // 殻むき中
  'Simmering',       // とろ火で煮込み中
  'Smooshing',       // 押しつぶし中
  'Spinning',        // 回転中
  'Stewing',         // 煮込み中
  'Synthesizing',    // 統合中
  'Thinking',        // 思考中
  'Transmuting',     // 変換中
  'Vibing',          // ノリノリ中
  'Working',         // 作業中
]

参考文献
これらのステータスメッセージは、Claude Code の開発者である Pallav Agarwal 氏が X(旧Twitter)で公開した情報です^[1]。

🤔 なぜこんなにバリエーションがあるの?

これは単なる遊び心だけではなく、ユーザーエクスペリエンス向上のための工夫です:

1. 待ち時間の退屈さを軽減: 毎回「Processing...」だと単調ですが、「Noodling...」や「Vibing...」だと少し楽しくなります
2. 作業の進行を示唆: 実際には単一のメッセージですが、バリエーションがあることで「何か進んでいる」と感じられます
3. Anthropicのブランディング: 遊び心のあるメッセージは、Anthropic の親しみやすい企業文化を表現しています

💡 実際の使用例

# Claude Code を起動
$ claude

# プロンプトを入力
> このプロジェクトの README を作成して

# すると画面に表示される
Moseying...           # のんびり移動しながら考え中
Cogitating...         # 深く思索中
Crafting...           # README を作成中

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思考モード

Claude Code には、複雑な問題に対してより深く考えるための思考モードがあります。

🎯 思考モードの種類

Claude Code では、特定のキーワードを使うことで思考の深さを調整できます:

キーワード	思考予算	使用シーン
think	低	通常の問題解決
think hard	中	やや複雑な問題
think harder	高	複雑な問題
ultrathink	最大	非常に複雑な問題

参考文献
思考モードについては、Anthropic の公式ドキュメント^[2]および Neon のブログ記事^[3]で詳しく解説されています。

📝 使用例

# 通常の思考モード
> このコードをリファクタリングして

# 深い思考モードを明示的に指定
> think hard このコードをリファクタリングして
# より詳細な分析と提案が返ってくる

# 最大の思考モードを使用
> ultrathink この非同期処理のデッドロックを特定して
# 非常に詳細な分析と複数の解決策が提案される

🔄 Tab キーでのトグル

v2.0.0 以降、Tab キーを押すことで思考モードの ON/OFF を切り替えられます^[4]:

# セッション中に Tab キーを押す
[Tab] → 思考モード ON
[Tab] → 思考モード OFF

思考モードの状態は UI に表示され、次回のセッションにも引き継がれます(sticky)。

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ステータスライン

ターミナルの下部に表示される、現在の状態を示す情報バーです。

📊 デフォルトで表示される情報

典型的なステータスラインには以下が表示されます:

[claude-code] main | Claude Sonnet 4 | 🔥 1.2K tokens | ~/project/my-app

• リポジトリ名: claude-code
• ブランチ: main
• モデル: Claude Sonnet 4
• トークン使用量: 1.2K tokens
• 現在のディレクトリ: ~/project/my-app

🎨 カスタマイズ例

ステータスラインは /statusline コマンドでカスタマイズできます:

# ステータスラインに項目を追加
/statusline add Model | Git Branch | Tokens | Directory

# スクリプトで動的な情報を追加
/statusline add $(date +%H:%M) | Cost: $0.05

参考文献
ステータスラインのカスタマイズについては、複数のオープンソースツールが公開されています^[5][6][7]。

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詳細編

より高度な使い方を知りたい方向けのセクションです。

フックシステム (詳細)

Claude Code の**フック(Hooks)**は、特定のイベント発生時に自動的にコマンドを実行する仕組みです^[8][9]。

🎣 主要なフックイベント

イベント	発火タイミング	ブロック可能	用途
SessionStart	セッション開始時	❌	環境初期化、Git 状態の読み込み
UserPromptSubmit	プロンプト送信時	❌	プロンプトの検証、追加コンテキストの注入
PreToolUse	ツール実行前	✅	危険な操作の防止、ファイル保護
PostToolUse	ツール実行後	❌	ログ記録、通知送信
SubagentStop	サブエージェント終了時	✅	タスク完了の確認
Stop	セッション停止時	❌	クリーンアップ処理
PreCompact	コンテキスト圧縮前	❌	トランスクリプトのバックアップ
Notification	通知発生時	❌	カスタム通知処理

📝 フック設定の例

// ~/.claude/settings.json
{
  "hooks": {
    "PreToolUse": [
      {
        "matcher": "Write",
        "hooks": [
          {
            "type": "command",
            "command": "node ~/.claude/hooks/protect-files.js",
            "timeout": 10
          }
        ]
      }
    ],
    "PostToolUse": [
      {
        "matcher": "*",
        "hooks": [
          {
            "type": "command",
            "command": "echo 'Tool executed' >> ~/.claude/logs/activity.log"
          }
        ]
      }
    ]
  }
}

🔐 実用例: 重要ファイルの保護

// ~/.claude/hooks/protect-files.js
const stdin = JSON.parse(
  require('fs').readFileSync(0, 'utf-8')
);

const protectedFiles = [
  'package.json',
  '.env',
  'prisma/schema.prisma'
];

const toolInput = stdin.tool_input;
const targetFile = toolInput.path;

if (protectedFiles.some(file => targetFile.includes(file))) {
  console.error(JSON.stringify({
    decision: 'block',
    reason: `ファイル ${targetFile} は保護されています。変更には明示的な承認が必要です。`
  }));
  process.exit(2); // ブロックを示す exit code
}

process.exit(0); // 許可を示す exit code

📤 フックの出力制御

フックは構造化された JSON を返すことで、より細かい制御が可能です:

// 成功(続行)
{
  "continue": true
}

// ブロック(停止)
{
  "continue": false,
  "stopReason": "テストが失敗しました"
}

// ツール実行の承認
{
  "decision": "approve",
  "reason": "自動承認: セーフモード"
}

// ツール実行のブロック
{
  "decision": "block",
  "reason": "本番環境への変更は手動承認が必要です"
}

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サブエージェント (詳細)

サブエージェント(Sub-agents)は、特定のタスクに特化した独立した Claude Code インスタンスです^[3:1][10]。

🤖 サブエージェントの仕組み

メインエージェント (Claude Code)
  ├── サブエージェント A (セキュリティレビュー担当)
  ├── サブエージェント B (パフォーマンスチェック担当)
  ├── サブエージェント C (スタイルチェック担当)
  └── サブエージェント D (テストカバレッジ確認担当)

📁 サブエージェントの定義

<!-- .claude/agents/security-reviewer.md -->
# Security Reviewer Agent

あなたはセキュリティに特化したコードレビュアーです。

## 目的
コードの脆弱性を特定し、セキュリティベストプラクティスに従っているか確認します。

## チェック項目
- SQL インジェクションの可能性
- XSS 脆弱性
- 認証・認可の問題
- シークレット情報のハードコード
- 安全でない依存関係の使用

## 出力形式
各問題について以下を報告:
1. 重要度 (Critical/High/Medium/Low)
2. 問題の説明
3. 影響範囲
4. 推奨される修正方法

🚀 サブエージェントの実行

# 単一のサブエージェントを起動
> セキュリティレビューエージェントを使って、この認証コードをチェックして

# 複数のサブエージェントを並列実行
> 15個の異なる視点(セキュリティ、パフォーマンス、可読性など)でこのコードをレビューして

🎯 実用的なサブエージェントの例

<!-- .claude/agents/api-documenter.md -->
# API Documentation Generator

あなたは API ドキュメント作成の専門家です。

## タスク
TypeScript のコードから OpenAPI 3.0 仕様を生成します。

## 出力
- すべてのエンドポイントの詳細
- リクエスト/レスポンスのスキーマ
- 認証要件
- エラーレスポンスの定義
- 実際の使用例

## 注意点
- Next.js 15 の App Router の規約に従う
- Zod スキーマから型を推論する
- 実際のコードと矛盾しないようにする

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カスタマイズ方法 (詳細)

📝 CLAUDE.md ファイル

プロジェクトルートに CLAUDE.md を配置することで、プロジェクト固有のコンテキストを常に提供できます^[3:2]:

# プロジェクト: 美容室予約システム

## 技術スタック
- Next.js 15 (App Router)
- TypeScript
- Prisma
- Firebase
- Tailwind CSS + shadcn/ui

## アーキテクチャ
- マルチテナント設計
- LINE連携あり
- Google Workspace との統合

## コーディング規約
- Biome を使用(Prettier/ESLint は不使用)
- `getServerSideProps` は使用禁止(App Router)
- API ルートは `~/api/route.ts` の形式

## よくあるタスク
- データベーススキーマ変更: `npx prisma migrate dev`
- 型生成: `npx prisma generate`
- 開発サーバー: `bun dev`

🎨 出力スタイルのカスタマイズ

.claude/output-styles/ ディレクトリに Markdown ファイルを配置することで、Claude の応答スタイルをカスタマイズできます^[10:1]:

<!-- .claude/output-styles/concise.md -->
---
name: Concise
description: 簡潔で要点を押さえた回答
---

# 出力スタイル: Concise

## 基本方針
- 冗長な説明を避ける
- 箇条書きを活用
- コード例を優先
- 不要な前置きは省略

## 例
❌ 悪い例:
「さて、この問題について考えてみましょう。まず最初に...」

✅ 良い例:
「解決策:
1. X を実装
2. Y を設定
3. Z でテスト」

🛠️ ステータスラインの高度なカスタマイズ

複数のオープンソースツールが利用可能です:

ccstatusline^[5:1]

# インストール
npm install -g ccstatusline

# 設定 UI を起動
ccstatusline

# 設定例
{
  "lines": [
    {
      "widgets": [
        { "type": "model", "emoji": true },
        { "type": "git-branch" },
        { "type": "context-percentage" },
        { "type": "custom-text", "text": "🚀" }
      ]
    }
  ]
}

claudia-statusline^[6:1]

Rust 製の高性能ステータスライン:

# インストール
cargo install claudia-statusline

# 特徴
# - SQLite によるデータ永続化
# - クラウド同期オプション
# - 進捗バー表示
# - コスト計算機能

🔧 設定ファイルの優先順位

Claude Code は以下の順序で設定ファイルを読み込みます:

1. ~/.claude/settings.json        # グローバル設定
2. .claude/settings.json          # プロジェクト設定
3. .claude/settings.local.json    # ローカル設定(Git管理外)

後から読み込まれた設定が優先されます。

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🎯 まとめ

Claude Code のステータスシステムは、単なる進行状況の表示だけでなく、以下のような豊富な機能を提供しています:

基本機能

• ✅ 54種類の実行中メッセージ: 作業の進行を楽しく表示
• ✅ 4段階の思考モード: 問題の複雑さに応じた思考の深さ
• ✅ カスタマイズ可能なステータスライン: 必要な情報を一目で確認

高度な機能

• ✅ 8種類のフックイベント: 自動化とセーフガード
• ✅ サブエージェントシステム: 並列処理と専門的なレビュー
• ✅ プロジェクト固有のコンテキスト: CLAUDE.md で常に最適な応答

これらの機能を組み合わせることで、Claude Code を自分の開発スタイルに最適化できます。

特に重要なのは:

• 🔐 フックで危険な操作を防ぐ
• 🤖 サブエージェントで多角的なレビューを実施
• 📊 ステータスラインでリソース使用状況を常に把握

ぜひ、あなたのワークフローに合わせてカスタマイズしてみてください!💪

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📚 参考文献

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🙏 おわりに

この記事が Claude Code を使いこなすための参考になれば幸いです。

間違いや補足があればコメントでお気軽にお知らせください!

Happy Coding with Claude! 🚀

脚注

1. Pallav Agarwal on X - Claude Code thinking messages

2. Anthropic - Claude Code Best Practices

3. Neon - Our Claude Code Cheatsheet

4. ClaudeLog - How to Toggle Thinking in Claude Code

5. ccstatusline - GitHub

6. claudia-statusline - Awesome Claude Code

7. claude-code-statusline - GitHub

8. Claude Code Hooks Reference - Official Docs

9. Steve Kinney - Claude Code Hook Control Flow

10. claude-code-hooks-mastery - GitHub