[ポエム]技術者面談で受け入れ側の人間が個人的に思うこと
はじめに
最近技術者面談で受け入れ側の立場として経験を多く積ませていただいている。
依頼する側の目線からもっとこうした方が良いのではないかともったない気持ちでたまに頭がモヤモヤすることもあるので、思考の整理も兼ねて書き出してみた。
本記事に記載している内容はあくまで個人の経験や考えをもとにまとめたものであり、
これを読んでも技術者面談に受かる保証はない。念の為。
前提
最初に前提を述べるが受け入れ側も面談を受ける側も立場が違うだけで優劣はない。
受け入れ側が偉いと思うのは誤解であり、また傲慢である。
実際私も過去に面談を受ける側の経験も多くあるし、受けいら側として実際に面談の場を設けていただけるだけで感謝しかない。
実際受け入れ側として何を見てどう考えているか
思考の整理のために書き出しているので順序性はあまり意識していないので注意されたし。
結論
一言で言うと面談をしてみて一緒に働きたいと思えるかに尽きる。
いくら技術力が高くても人間力(コミュニケーション能力)が低いと一緒に働きたいと思わないし、
逆にいくら礼儀正しくて雰囲気が良い、いわゆるいいひと(いいひと戦略の可能性もあるが)であっても、
案件に見合ったスキルセットと経験がないと参画いただいても大変だろうなと思うし、バランスが大事に思う。
また経験年数に見合ったスキルや考えは求められると考えたほうが良い。
経歴書で思うこと(案件説明)
経歴書(スキルシート)で思うことは、内容が薄すぎて存している人が多いと思う。
例えばReactを例にすると案件の中でReactを使用と書いてあるだけの場合が体感9割くらいに感じる。
Reactでどんな画面やコンポーネントを作ったのかを書くと質問しやすいし、技術的に深くない人が受け入れ側の場合、字面だけ見て経験浅そうと思われて見送られる場合もあるのではと思う。
経歴書で思うこと(資格欄)
資格が全てないと思うが経験年数に見合わないものや業務に関係ないものを記載していても評価にはつながらないと個人的に思う。
例えば経験年数15年の人間が基本情報しか書いてない場合ちょっともやる。資格欄に書くという前提であればせめて応用情報は持っていたほうがいいのでは思うし、なんなら高度資格を持っているとアピールになると思うが、中途半端な資格は逆に書かないほうが潔いのではと思う。
また、運転免許のような業務に直接関係ない資格を書いていてもそうですかと思うが加点要素にはならない。
例えば会計システムを作る案件で簿記2級持ってますだと親和性があると思うし業務知識的な面でプラス評価になるかもしれない。
また、たまに資格を年内取得予定と書く人もいたが予定は未定でしかない。一種のアピールというか書かないよりはマシと思って書いているのかもしれないが結果が出ていない以上、評価の要素にはつながらないと個人的には思う。
自分がやるとしたら例えば実際にポートフォリオを作ってAWS触ったのでついでにAWSのxxという資格を取るつもりですと話すに留めると思う。
経歴書で思うこと(経験年数)
たまに明らかに経歴や経験年数盛りすぎではと思うものもいくつかみてきた。
一緒に働いているわけではないので真実かどうかは知りようがないが経験年数に相応しい経験か確かめるために、
質問レベルが変わるだけである。
質問に的確に回答いただけるとなるほどとなるが、たまに先輩の作業を見ながらやってたのでや勉強不足でと経験の長さと深さが一致していない場合があるので経験年数でアピールするならそれ相応の備えをしたほうが良いと思う。
自己紹介で思うこと
今まで経験した案件を1から100まで説明いただく機会が幾度とあったが要約して説明する力もコミュニケーション能力の一つとして求められる。
自分も数多くの案件を経験してきたので1から説明したら自己紹介で時間が終わってしまう。
したがって案件に関係ある部分を中心に話して関連性の薄い案件については質問があれば別途答えるスタイルをとっている。
質問の意図について
自分は質問する時にこういう意図で説明していますと補記することが多い。
言い換えると質問する際は何かしらの論拠や意図を持っているということである。
質問の意図がわからない場合はちゃんと聞いたほうが良い。
また、質問で投げたボールを明後日の方向に打ち返す人がたまにいるが、会話のキャッチボールができない人とは一緒に働きたくないなと思ってしまうので注意されたし。
基本的には質問の内容に変な捻りを加えずに返していただけると良いと思う。
追加で聞きたい場合は追加で質問するので。
よくする質問について
基本的に経歴書読んで気になるところを質問するので定型の質問組んでパターン化することは個人的にしない。
定型的な質問は想定問答集並みに対策されているかもしれないし、不意にした質問で素になるところを見たいからかもしれない。
逆に経歴書以外では、プライベートで何か勉強なり、コードを書いたりするか、また最近気になった技術について質問することが多い。
理由として技術的好奇心がないとこの業界でスキルアップのスピードに差がつくと思っているから。
もちろんプライベートなので勉強を強制することはしないが下記の記事を読んだ上で考えてほしいとも思う。
エンジニアは業務時間外でも勉強するべきなのか
根性論について
よくあるアピールで根性と気合いで頑張りますという体育会系アピールがあるが、残念ながら根性と気合いでプログラムは動かない。よって根性と気合いではなく論理的にこうするのでできるようになりますと話してほしい。
質問される時に思うこと
最近質問されることが多いのにリモートですかと残業ありますかと働きやすさ的なことが多い。
働きやすさは大事だと思うし、確認は大事だと思うけど技術的な部分の質問が少ないのはちょっと寂しいと思う。
こういうことやれますかとこれどうやってやっていますかなどの質問があると嬉しい。
よりよい質問をいただけるようになるよう精進したい。
書いてみて
頭に思っていることを書き出したら思ったより量が多くなったが、
書き出すことでどこにひっか勝っていたか思考を可視化できて頭の整理になった。
時間をおいて見返すことで新たな気づきやアップデートがあると思うので時間をおいてまた思考を整理しようと思う。
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