【Flutter】ffmpeg_kit_flutter_audioを使って、m4aをmp3に変換する方法
はじめに
前回、「flutter_soundを用いた音声録音再生、アップロード機能の実装」の記事を記載したのだが、ESP32のミーア本体に音声ファイルがダウンロードされるものの、なぜか再生できない現象が生じた。
エラーも出ないので、なかなか原因特定が難しかったのだが、flutter_soundでm4a形式で録音していたものを拡張子だけmp3に変更しており、中身はm4aのままだったのでESP32で再生するときに再生できなくなっていたことが原因だった。
そのままm4aを再生できるようにESP32側のコードを修正しても良いのだが、機械音声合成でmp3をすでに出力しているので、今回はmp3に統一したいと思う。
flutter_soundではmp3をサポートしていない!?
flutter_sound_platform_interfaceパッケージでは、一応mp3形式でのエンコードもサポートしてそうな雰囲気が出ているが（shame on you!と記載されているがw）、実際にmp3を使ったところエラーになりエンコードできなかった。
同じ問題に遭遇している人を発見https://github.com/Canardoux/flutter_sound/issues/175
回答者のこちらのテーブルに記載されているようにflutter_soundではMP3のエンコードはiOSもAndroidもサポートされていない。
record + audioplayersパッケージの場合は？
代替案として、flutter_sound以外のパッケージを使うことを考え、リサーチしたところ音声録音としてrecordパッケージ、音声再生としてaudioplayersパッケージを使うことを検討。
しかし、recordパッケージも録音ファイルの形式はm4aやwavなどが中心で、mp3形式には対応していないことが判明したので、結局今のflutter_soundパッケージの場合と同じ課題が残る。
そこで、ffmpeg_kit_flutter_audio パッケージを使用して、m4aをmp3に変換する方針に変更。このパッケージは、外部ライブラリを使用して幅広い形式に対応しており、mp3形式への変換に必要な lame ライブラリが含まれている。
ffmpeg_kit_flutter_audioを使った変換
ffmpeg_kit_flutterパッケージはこちら。
ffmpeg_kit_flutter パッケージ自体はmp3変換ライブラリを含んでいないが、さらに8つの外部ライブラリを提供しており、audioライブラリはmp3変換ライブラリを含んでいる。
というわけで、ffmpeg_kit_flutter_audioパッケージをインストール。
dependencies:
ffmpeg_kit_flutter_audio: 6.0.3-LTS
ffmpeg_kit_flutter_audioパッケージを使って、m4aをmp3に変換するコードを下記のように記載。
Future<void> _convertToMp3() async {
if (_recordedFilePath == null) return;
final directory = await getTemporaryDirectory();
final outputPath =
'${directory.path}/recording_${DateTime.now().millisecondsSinceEpoch}.mp3';
final ffmpegCommand =
'-i $_recordedFilePath -codec:a libmp3lame -qscale:a 2 $outputPath';
await FFmpegKit.execute(ffmpegCommand).then((session) async {
final returnCode = await session.getReturnCode();
if (ReturnCode.isSuccess(returnCode)) {
setState(() {
_convertedFilePath = outputPath;
});
print('MP3への変換が成功しました: $outputPath');
} else {
setState(() {
_errorText = "MP3への変換に失敗しました";
});
print('MP3への変換に失敗しました。エラーメッセージを確認してください。');
}
});
}
そして、変換したMP3の音声ファイルパスを使用して、、、
続きはこちらで記載しています。
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