Thingsboard / 入門、の記事の前書き

2024/09/25に公開

Thingsboardとは

ThingsBoard, Inc.が提供するIoT Data Platform。
https://thingsboard.io/

デバイス管理、データの可視化、デバイスから投入されたデータの加工処理、デバイスの操作、OTAなどIoTに必要な機能はすべてそろっている印象です。「こういうことできないかな」とThingsboardのドキュメントなどを漁ると、大体そういう機能が提供されているように思います。
IoT Platformとして、他にもAWS IoT CoreやArduino Cloudなどありますが、Thingsboardが最も簡単かつ高機能・多機能です。

Motivation

私は2023年末頃からIoTの会社でファームウェア・ソフトウェアエンジニアとして働いています。それまでもSaaSの会社など、データに関わる企業・事業で(セールス寄りの)エンジニアとして働いてきましたが、IoTに関わったことはほとんどなく、知識ゼロからのスタート、かつファームウェア・ソフトウェアすべてを担う必要があるにも関わらず、そのエンジニアリングについて教えてくれる人もほとんどいない状況でした。

悪戦苦闘の日々でしたが、IoT Data Platformを探す中で出会ったのがThingsboardです。十数年のキャリアの中で様々なツールを使ってきましたが、「すげー」と感動を覚えたのは2−3プロダクトしかなく、そのうちの一つがThingsboardでした。

上記の通り、ThihgsboardはIoTに関することは何でもでき、IoTの事業を進めるのにこれを使わない理由はないと思っています。

しかし、日本においてはThingsboardを本格的に使っている事例はほとんど見られません。IoT事業が日本では盛り上がっていないのかもしれませんが、公式ドキュメントが豊富であるにも関わらず詳しい使い方を知ろうとするといろいろと試行錯誤してみるしかなかったり、使い方を日本語で解説する記事がないのも理由のひとつだと思います。Thingsboardは簡単と上述しましたが、「わかってしまえば簡単」の意味で、「わかる」までそれなりのハードルがあります。

Thingsboardの「すげー」をお伝えしつつ、Thingsboard使ってみたいけどよくわからない人のお手伝いがちょっとでもできればと、記事の継続して公開する自信はないですが、書こうと思ったときに書いていきます。

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